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松重さん腹が減ってポンッポンンッポンしない【地獄の警備員】

日本のおじさん俳優 大好きっ子
松重さんは特に大好物!孤独のグルメ映画化とか待ってましたー!もちおじさんズが大活躍する「バイプレイヤーズ」も劇場で観てる!

脚本・監督・主演 松重豊
つおいwww

そんな松重さんが無表情で人殺しまくる役と聞いて気になっていた今作。

今はモデル出身の高身長俳優たくさんいるけど、当時は背の高い俳優さんが珍しかったのかな?
松重さんが元力士って無理があるw
横には全然大きくないのに! てか力士設定いる?!

大きい!
強靭なパワー!
=お相撲さん!!しかなかったの?

なんというかシュールな作品だった!w
精神鑑定突破しちゃえば何でもできるって言う法に対しての批判映画なのかしら?

けどこれぞサイコパスというか
アタオカ殺人
主人公に好意を抱いてしまった
一目惚れからの、イヤリングが決め手?
彼女に関わるやつを殺していく
あんま関係ない人も殺しちゃう

んで、そのアタオカをビビりながらも利用する人間もいて良かった。(先輩警備員)

登場人物たちが働く職場、絵画を扱う課で、
課長の久留米(漣さん)は絵画の価値もわかんないまま取り仕切ってる感じ。
けど警備課の松重さんにはそういう芸術心があった、ていう感じもサイコっぽくてよかった。
途中
『我が子を食らうサトゥルヌス』を見つめるシーンでビックリした!

自分の子に殺される前に食っちゃおう精神

今絶賛オンエア中の『降り積もれ孤独な死よ』でキーになるであろう絵画として出てきたやつー!リアルタイムすぎー!
※このドラマも小日向さん目当てで見てる。おじさん好きだから。

なぜ地獄の警備員でこの作品を扱ったのか
サトゥルヌスの「自己の破滅に対する恐怖から狂気に取り憑かた」っていう部分を照らし合わせている?とか
ルドンとかサトゥルヌスとかを取り扱うことによって
松重さん扮する富士丸の、なんかこう闇感?を出してるのかなーと。

こうして絵画をだしてくる辺り、殺人に関与させてもう少しうまく利用してほしかったなー

内藤剛志さん登場から間もなく即死だったけど友情出演だったのね
撮りだか的に、生きててよー!!って思ってしまった(笑)
故 大杉漣さんも大好きなんだけど、変態漣さんを観られるとは!!!
そういうセクハラ場面とか男尊女卑みたいな今じゃ放送できないやつぅ
けど、松重さん扮する富士丸が片側イヤリングしちゃんのうは今は多様性の時代!とかってことで流されるけど、当時にしたら斬新でサイコな演出だったんだろうな。

ヒロインの久野真紀子さんはなぜ主演だったのか。声ちっせーし、演技も素人に毛が生えたレベル。これ当時は初々しくて可愛い!っていう扱いだったんかしら?
今の久野さんはわかんないけど、、うん、、業界特有のあれ採用なのか。。と疑うレベル
他の方もなんかオーバー演技だし、どしたwwって感じだけど
今活躍してる大物俳優が
この時代どんな立ち位置だったのかわからないけど
やっぱり名前が売れた人とそうでない人の演技の差がこの頃から段違い

そうそう、絵の取引で社内で集まって話してるシーンが何度かあるんだけど
この時代ってガンマイクなかったの?棒のついてるびよーんってマイク使わないの?
画角の、手前にいる人と奥にいる人の音量の差ww
ただでさえモゴモゴ文化祭レベルなのに、奥にいる人なんて全然何言ってるかわかんないw

エンドロールみたら
「音響」ではなくて「録音」って書かれてたんだよねー。
音響技術って90年代初めってそんなに廃れてましたっけ?
少ない人材で製作したのもわかるけど、そこはちょっと頑張ってよ!
けど、やっぱりそういう技術面で補えない部分でも
後の大物俳優は違ったわ。
漣さんとかどんな構図でもちゃんと音声拾えるくらいのパワーでセリフ言ってたから。

同 黒沢清監督の【クリーピー 偽りの隣人】
あれも香川さんがただただアタオカな奴で面白かったけど、あれにたどり着く根底を観れた感じ!
古い映画って
その『当時のまま』で十分に、色褪せない面白さとか素晴らしさとかあるけど、この作品に関しては『現在と比較して』の撮影技法とか俳優の善し悪しみたいなことを学べた気がする作品でした!

●地獄の警備員
制作:ディレクターズ・カンパニー
配給:アテネ・フランセ文化センター
公開:1992年
ジャンル:バイオレンス
鑑賞日:2024年7月

お気に入り度
★★☆☆☆

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