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文学フリマ東京37で出店して

 2023年11月11日(土)、東京流通センターにて文学フリマ東京37が開催された。

 今回私は「Over Drive Studio」というブース名で出店した。これまで知り合いの方のサークルから呼ばれて参加・出品したことがあったが、単独での出店はこれが初となった。

 今回の出店では、新刊1冊とサークル参加時に書いた既刊2冊を計55部用意した。また、事前に取り置きを行ったところ11部の取り置き希望があったので、当日販売分は実質44部となっている。

販売した作品3冊


 約1ヶ月かけて事前に在庫や備品など数多くの準備を整え、当日それらを積んだキャリーケースを引いて会場へと向かった。
 出店者の受付開始30分前の10:00頃に会場に到着したは良いものの、最寄駅のホームから改札の時点で既に混雑して詰まっており、それを抜けた後も出店者受付を待つ行列ができてきた。最終的にはかなり長い出店者の行列ができていたので、このイベントの規模の大きさを感じた。

 受付開始までの30分ほどを待ち、ようやく会場内に入り自分のブースの準備ができた。10:30に入って1時間以上は準備時間があったので余裕を持った準備ができたと思う。

準備前のブース
準備完了後

 事前に用意したパンを食べて時間を待っているとイベントの開始時間を予定より10分早めるアーリーオープンのアナウンスが入った。出店受付を済ませてからはずっと中にいて外の様子を把握してなかったので、一体どれだけ並んでいたのだろうかと思う。

 いざ、開会されると早速来てくれた知り合いの方々がいて、イベント開始30分で16部は売れた。かなり良い滑り出しだったのではないだろうか。その後も順調に売れて、開始1時間を過ぎたところで残り半分ほどになっていた。

 その後、13:00過ぎに私が休憩兼自分が買いたい本を買う時間に入ったので1時間ほどブースが休止状態になってしまった。今回の出店がワンオペでの営業だったことが原因なのだが、その間にブースに来て置き手紙を残してくれた方もいたので、なかなか難しい問題である。この辺りについては次回出店する際は改善したい要素ではある。次に出店する時は知り合い周りに声をかけるかもしれない。


 14:00過ぎに営業を再開した後も売れ続けて、15:00頃には残り部数が取り置きの受け取り待ちを除いて6部になっていた。

 そして、16:00過ぎに取り置き待ちを除いた全ての在庫が完売した。イベント後に残っていた取り置き分もお渡しできたので、用意した全55部全てが売り切れた。単独初出店としては中々上々な販売実績ではなかろうか。

完売後のブース


 ご来場いただいた皆様のおかげで完売という結果となった。この場を借りて感謝申し上げる。

 単独で出店してみて多くの発見があった。知り合いの方々だけが買ってくれるのではないかと想定していたが、初めてお会いする方々が予想以上に来て、買ってくださった。これは嬉しい誤算だった。

 今回の出店を通してイベントに出て自分で作った本を売るという行為の良さを改めて感じることができた。来年5月に開催される文学フリマ東京38にも出店申し込み自体はしているのだが、実際に出るかどうかはまだ見通しが立っていない。その辺りはご了承いただきたい。

 私としては今回の文学フリマ東京37は良いイベントになった。また次の機会に皆様にお会いできれば嬉しいなと思う。
 それでは、また。

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