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「会社員」と「フリーランス/起業」を組み合わせてリスクを抑えて独立する方法

 こちらの記事面白かったです。テレビ界で著名なお二人が会社を辞めたけれども、完全フリーじゃなくて「会社員」への転職と「自分の事業」の組み合わせで独立したよという話。

会社員と起業を組み合わせることはメリット多い

 会社員専業では自由度が限られるけど、自分の事業だけでも足りないものがあるよ(足りないのは収入だったり、社会的インパクトが出せないとかだったりするかと思いますが)という場合、会社員をしつつ自分の事業もするという、2足のわらじ・複業・パラレルキャリアというのは、とても合理的でいい方法なんですよね。

 動画の中で高橋さんは俺はずるいとおっしゃってました。起業独立するとなると「退路を断たないとかっこ悪い」みたいな雰囲気を感じる方もいるようですが、私は立派なリスク対策なんじゃないかなあと思います。

(余談ですが、高橋さんが組織の悪口を言わないこと、退職金が低いんだとい話題の中で出るだけありがたいということ、仁義を通すというかカッコイイな~と思いました。組織の中でちゃんとしてきた方なんだなあと)

 このやり方は雇う会社側にもメリットがあって、「給与水準が高くて払いきれない」とか「フルタイムで働いてもらうほどの業務量がない」場合、週半分とか週1とか、一定割合の稼働だったとしても、関わってもらいつつ人件費も抑えられます。

 フリーランス協会でご一緒している中村龍太さんはその先駆けかもしれません。マイクロソフトからサイボウズに転職する際、給与が高いので週4勤務で合意されたそうです。龍太さんは安定収入と自由な1日が、サイボウズ側は出せる給与で知見も得られるといった具合。

他にもある会社員+起業の組み合わせ

 メディアで著名な方の事例をお話ししていますが、私の周辺でもこういった事例はあります。特に起業したては組み合わせる人が多いです。

  • PR会社の社長。起業初期は仕事がないので、広報誌の営業の契約社員をしながらネットワークを広げ、自分の事業を少しずつ増やしていった。

  • 中小企業診断士で独立した人。自治体の企業相談窓口の契約職員(月10日出勤でいくらとかそんな感じ)をしつつ、実績を積みつつお客様の声を聴いて自社サービスを展開。

  • 週3会社員として事務をしつつ、週2はヨガ講師。ヨガはまだ食べれないので会社員分で生活費を賄う

 などなど。私も自分が創業していない組織で役員や委員などを務めてますので完全に毎月ゼロか否か、みたいな感じではないので少しは安心感につながっています。

フルタイムじゃない採用の探し方

 とはいえそんな働き方どこで探すの?求人サイトとかにはないけど・・という場合は(契約社員とかアルバイトとかだとあったりする)

  • フルタイム募集している会社に「これフルタイムですけど週4でさせてもらえませんか」と交渉する

  • ネットワークの広い知り合いにこういう働き方をしたいと伝えておく

 などが有効かもしれません。

 かっちり人事制度が決まっている大企業より、創業間もないスタートアップやベンチャー、中小企業などがねらい目かなと思います。社長がOKっていえばOKなので。

 また、雇用じゃなくて業務委託ですけど「固定的に毎月発生する仕事」を得るにはエージェントサービスを使うのもいいかなと思います。自分でゼロから営業するよりやりやすいかと思います。
 こちらのカオスマップに各種サービスが掲載されています。(2023年版もそろそろ出るかな・・・?)

https://blog.freelance-jp.org/20220603-15345/



 私は起業独立・採用人事に関わって10年ほどですが、ここ数年でどんどんこの辺り自由度を増しています。とてもいいことだなと思います。興味ある方はチャレンジされてみてはいかがでしょうか。









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