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自然由来の甘味料って?

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自然由来の甘味料?

今回は、自然由来の甘味料についてお話していきたいと思います。
…とはいえ、これまでお話してきた砂糖だって、さとうきびなどの自然由来のものですが。
今回お話するのは、「非糖質系」の甘味料のうち、天然甘味料と呼ばれているものについてです。

甘味料の種類

この表で言うと、下の方にでているステビア・甘草が天然甘味料と呼ばれるグループになりますね。

ステビア・甘草などの天然甘味料って?

ステビアは、飲料や漬物などの食品の原材料ラベルでその名前を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?
また、甘草は「カンゾウ」と読みますが、漢方薬でも見かける名前ですよね。いずれも、植物の一部を原料として作られた甘味料のことです。

天然甘味料

ハーブティー好きの方なら、ステビアの写真を見てピンとくるかも?
この葉を乾燥させただけのものをお湯に入れると、びっくりするほど甘くなるんですよね。葉っぱの部分に、砂糖の10倍~300倍もの甘味を持つ植物です。
(ちなみに、このステビアを砂糖の代わりに使った「コカ・コーラ ライフ」という製品が一時期店頭に並んでいましたが、販売終了してしまいました。)

また、甘草は漢方では腹痛のときなどに使われますが、他の薬物の効能を高めたりする効果もあるため、さまざまな漢方薬で使用されています。根の部分に砂糖の約200倍もの甘味を持つ植物なんですよ。

どちらの植物も古くから使用されてきた歴史があり、ステビアは南米でマテ茶の甘味料として使用されていたんだとか。甘草はツタンカーメン王の墓からも見つかったと言われるほど歴史の古い植物です。甘草は英語でリコリスと言いますが、リコリスのキャンデーを海外で食べてみたことのある方も多いのでは?なんとも言えない味です。

漬物や醤油に使われるのはなぜ?

これらの天然甘味料は色々な食品に使用されていますが、特によく見かけるのが漬物や醤油など
なぜ漬物に甘味料が?甘くする必要ってあるの?と不思議に思いますが、それは塩辛さを和らげるためなんです。甘味料が入ることで、塩辛さがやわらぎ美味しく感じられるんですね。
(※塩なれ効果と言います)

天然由来なら摂りすぎてもOK?

天然由来のものなら、どれだけ摂っても問題ないんだ!
と思ってしまいますが、実はそうでもないのです。
もちろんどちらも安全性が確認された上で使用されている甘味料ではありますが、下記の点には注意が必要ですよ。

・ステビアは国際的な機関で一日許容摂取量が定められているので、使い過ぎに注意。もちろんよほどの摂取でない限り、上限を超えることはないと思いますが…
・甘草は漢方薬にも多く使われており、多量に摂取しすぎると偽アルドステロン症という症状を引き起こすことも。(漢方では上限値が定められています)
・どちらも植物由来のものであるため、アレルギーを起こす可能性がある。(例:ステビアはキク科)
・砂糖よりも少ない量で甘味をつけることができるが、ゼロカロリーではないので摂りすぎに注意。

もちろん、砂糖よりも少ない量で甘味をつけることができるので、ダイエット中の方には嬉しい甘味料。今ではステビアとエリスリトールを配合した糖質制限中の方向けの甘味料など、いろいろな甘味料が登場していますよ。

【参考文献・URL】

独立行政法人 農畜産業振興機構. 砂糖以外の甘味料について. https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm 
ステビア工業会. ステビアの安全性について
http://www.stevia.gr.jp/safety/#p03

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