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【時短テク】論文翻訳アプリ「1paper」を使って英語論文を読んでみる

論文翻訳AI 「1paper(ワンペーパー)」について、特徴や実際の翻訳結果実例をご紹介します!

1.エンジニアが自分の業務効率化のために開発した翻訳ツール

何か知りたいことがあったら、まずはインターネット検索しますよね。でも例えば専門的すぎる内容だったりすると、必要な情報が英語でしか共有されていない事も多いです。母国語でない情報を読み取るのは正直、それなりに時間を要します。しかしエンジニアとしては、情報検索も効率化して、サクサク仕事をすすめたいのが本音。

ファイマテクノロジーではAI(人工知能)やディープラーニングの分野を扱っており、情報をネットでたどると学術的な英語論文に行きつくこともあります。有名な無料翻訳サービスなども色々使ってみたけれど、なかなか英語論文の和訳に積極的に使いたいと思えるツールに出会えなかった…ので、作ってしまいました。

図0

2.技術論文翻訳が得意なAI「1paper」:4つの特徴

論文翻訳アプリ「1paper」は、AI技術を活用した自動翻訳ツールです。翻訳エンジンには、近年飛躍的に性能が向上しているgoogle翻訳を使用(2021年4月時点)していますが、技術系、特にAI(人工知能)やディープラーニングの分野の英語論文に対象を絞り込むことで、汎用の翻訳サービスではこれまで難しかった以下のような機能を実現しました。

■ 操作が簡単
pdfをドラッグ&ドロップすれば、翻訳結果をMicrosoft Wordで生成しダウンロードできます。シンプルな操作で感覚的に使用でき、設定にも時間を取られません。

図1

■ 表示崩れなし
翻訳不要の図や数式を識別し、表示くずれのないように最適化して出力します。文章の途中でページが切り替わる場合に、文章全体が一文として認識されずに翻訳が乱れる問題も解決しました。

図6

■ 自然な日本語
最新研究の英語論文に頻出する専門用語や難解な表現も、文脈を正確に理解し、自然な日本語に翻訳します。
■ 待ち時間1分以内
平均的な長さの論文は、約1分で結果を出力できます。

3.実例1:BERTを翻訳してみる [無料で使える機能使用]

実際に1paperのトライアル会員(無料)とスタンダード会員が使用できる機能を用いて翻訳した結果がこちら。

図2

図3

母国語が日本語の人にとっては、
読みやすい!
斜め読みできる‼
頭に入りやすい!!!
…その前にまず、読む気になれる!と感じる人もいるかもしれません。

でも時には、原文にはなんて書いてあるんだろう?と原著に戻りたくなることも、あります。原文に立ち戻る作業を効率化できるのが、「原文注釈機能」です。

4.実例2:BERTを翻訳してみる [原文注釈機能を使用]

1paperは、翻訳前の英語原文をwordの注釈欄に表示できる機能を搭載しており、2021年4月現在、エンタープライズ会員限定の機能として提供しています。原文注釈機能を用いて翻訳した結果がこちら。

図7

翻訳結果は日本語ですらすら読めますが、「微調整」という言葉に一瞬戸惑うかもしれません。注釈の原文を参照すると”finetuned with just one additional” とあるので、「微調整」とは「ファインチューン」であることがすぐに分かります。訳文と原文が文章ブロック単位で対応付けられているので、ストレスなく原文に立ち戻れます。

翻訳結果と原文を見比べながら読み進めれば、理解度アップや効率の面でも効果的ではないでしょうか。

5.原文注釈機能を活用したスキルアップ方法

1paperの原文注釈機能を活用すれば、論文読み会の準備もサクっと終わります。原文注釈機能を活用した論文読み会の事例はこちらの記事を参照ください。

6.1paperこんな人に最適

技術者・研究者が英語論文のリサーチにかける時間を短縮して、専門分野の研究開発を充実させてほしい!という想いで開発した1paperですが、特に、日本語情報が少ない分野の調査が必要な方、とにかく時間がないけれど英語論文の情報が必要という方、英語論文原著にさかのぼってより深く正確な情報理解が必要な方、などの力になれば幸いです。

7.1paperのユーザーサポート

現在も継続して機能アップを続けている1paper。特に有料会員の声に真摯に耳を傾け、もし翻訳結果に問題があった場合は、開発チームが迅速に対応しています。ユーザーの声と共に、現在も成長し続けていきます。

8.まとめ -エンジニアの業務効率化に!

英語に苦手意識がない人であっても、外国語と母国語では理解するために消費するエネルギーが違う人がほとんどだと思います。開発者自身、論文を日本語で読めて、リサーチにかける時間の短縮や精神的ハードルの低減を実現できていると感じています。英語の読解に必要となる時間分を、他の業務や専門技術習得に効率的に使えることを考えると、翻訳ツールの利用のメリットに納得いただけるのではないでしょうか。

論文翻訳アプリ「1paper(ワンペーパー)」を使えば、ブラウザ上にpdfの論文をドラッグ&ドロップして約1分で日本語版をダウンロードできます。仮に技術論文の読解に2時間かかっていたところが30分で済むようになったとすると、余った1時間半で色々片付けられます。
英語に苦手意識がある場合や、日本語の解説が出る前の最新の技術の調査が必要、という時に使ってみてください。また、これまでに他の翻訳ツールを試して、その使用感やコストから利用は現実的でないと考えていた人にもぜひお試しいただきたいです。現在、500名様限定の無料トライアル会員を受付中です。
https://1paper.jp