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英語コーチング体験記 コツコツ積み上げて見えたもの -2

前回の続きです。


英語コーチング体験記 やってみて感じたメリットとは?

やってみてわかったコーチをつけて学習することのメリット、そしてデメリットというよりはやっぱり注意点はあるなぁと思うので、今回はメリット3点について。

・圧倒的に自分に集中しやすい

私が体験したものは、コーチと学習者が一対一で週に一回コーチングセッションをする、日々の課題を提出する、というのが基本の枠組みです。
先生ではなくてあくまでコーチであり、その中にコーチングとティーチングがある程度のウェイトで共存する、これが英語コーチングの主体だと理解しています。

基本は一対一の関係性なので他の学習者が気にならない事はもちろんですが、自分がやっていることを見てくれる人がいること、少しずつできるようになったことを他人からのフィードバックによりトラッキングしていくというシステムは、自分に集中するという点ではとてもやりやすかったです。

グループセッションで起こりがちな他人に遠慮して発言できなかったり、他人の成長が気になったりすることもなければ、独学で起こりがちな進んでいるのかどうかわからない、ということもないわけです。
結果的に、いろいろ重なって時間がないときやモチベーションがダウンしたときに、今日はやっぱりいいかな、ということが減って個人的にはとても役立ちました。特にダウンしたときの葛藤を日本語で共有できるのはありがたく。

課題提出という強制力がある仕組みの中で、自分に集中できる環境を作ってあげることが苦手なことの習慣化に上手く働いたと思います。逆に言えば、一人でやる時にもほどよい強制力と自分に集中しやすくすることができればやれるんじゃないかという気づきもありました。

・自分の英語を客観視しやすくなる

コーチから、上達するためには『自分の英語の客観視が必要です』と最初に言われたのですが、私にとっての第一のハードルが英語の客観視でした。
自分の音声を聞くことって日本語でも嫌じゃないですか。ましてや英語。

機械を通した自分の声に慣れる、はみんなやらなくてはいけないとして、自分の英語の音声を聞くことに堪えるためには、やはり自分の良いところ、できたところを積極的に認めていく必要があると感じました。

私はあまり自己肯定感が高い方ではないのですが、文字で以前よりできるようになったことをフィードバックしてもらう、それを字で読み返すことができる、ということは利用価値が高かったです。言葉でレッスンで言われて流れてしまうことも、書き留めておく、フィードバックを読み返して少しずつ自分がやってきたことを認めることは冷静に客観視するためのショートカットなのかも。なんだかんだ言って。

客観視ができるようになることで、課題が明確になり、結果として少しずつ自分に負荷をかけることができるようになっていった気がします。できない自分を認められるようになるために、少なくとも今できていることを認めていく作業は、他人(今回はコーチ)が介在したほうがやりやすかったです。

・目の前にこの方法で上達したと言い切れる人がいる心強さ

受験でも資格試験でも仕事でも、最後はこれをやり続けることできっとうまくいく!と信じ切れるかどうかが、やりきるとか結果が出るまでやれるかの勝敗を分けるように思います。一方で愚直にやれば結果に結びつくが、そこまでできない、それが人間なのかと。

私はそんなに強い人間でもないので、そんなとき目の前の人が「いや、僕もだいたいこんな感じで勉強して話せるようになりました」と言い切ってくれるのはすごく心強かったです。

だって帰国子女が話せるようになった話や、英文学科の人が話せるようになった話と、自分が純ドメスティックでほかのこともやらなきゃいけない中で話せるようになるかってかなり違うじゃないですか。
だからこそ、この方法で続ければ私もできるかも!、そう思わせてくれる人の存在は大きいなと思います。

私の場合はコーチがそう思わせてくれる存在だった、というのがとても心強かったし、そういう人が周りにいなかったので新鮮でした。
海外に1年~語学留学にいけるのであれば違うかもしれません。でも意外と留学しても案外話せるようにならないよ、みたいな話を聞くし、家庭の状況も許さない私には身近にそういう人が必要だったのでしょう。

というわけで、頻繁にコンタクトする人が信頼できる人であって、こうやってうまくいったよ、と何度も言ってもらうことで『やればいいんだ』と自分が思えるまでの期間近くに感じることが私には大事でした。迷いを失くすために。


もう少しだけ、続きます。
お付き合いいただけると嬉しいです。

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