Festa Chow特選：台湾のお茶を知ろう（上）

台湾の気候は暖かく，植物にも適しています。原料や製造方法が違う何十種類ものお茶があり、色、香り、味にそれぞれ特色があります。今回はFesta Chowが数ある台湾茶の中からオススメを紹介します。

日月潭紅茶
ご存知ですか？日月潭紅茶の歴史には日本も関係しています。１９４１年日本統治時代に、新井耕吉郎が台湾に紅茶試験場を設立し、インドから様々な茶葉を取り寄せ、育成し、日月潭という場所で高品質の紅茶の栽培に成功しました。彼は「台湾の紅茶の父」とも呼ばれているそうです。

日月潭紅茶の種類：

1. 紅玉紅茶：肉桂とミントの香りが特徴的で、色は透き通っています。

2. 阿薩姆紅茶：濃厚な香りと喉に感じる甘みはミルクティーに適しています。

3. 紅韻紅茶：柑橘系の香りがかすかに感じられます。

4. 日月潭原生山茶：ほんのり香るバラの香りと喉に染み渡る甘さが特徴的です。

阿里山（高山）茶
台湾の南中央に位置する阿里山は、日の出や鉄道で有名です。また高山茶の有名な産地でもあります。この一帯で取れた茶葉は、その香りと薄い緑色が特徴です。お茶を注ぐとその香りがたちまち広がり、心も休まります。

阿里山（高山）茶の種類：

1. 烏龍茶：柔らかいは長持ちし、甘くまろやかで、苦味がなく黄金で透明感のあるお茶です。

2. 金萱茶 (キンセン茶)：お茶初心者に適していて、水出しでもお湯だしでも美味しく召し上がれます。

3. 翠玉茶：ジャスミンやジンジャーのような香りで、冷めても美味しいお茶です。お湯だしをおすすめします。

東方美人茶
東方美人茶には一つの言い伝えがあります。１９６０年ごろ、イギリスビジネスフードコンテストで銀メダルに輝き、エリザベス女王に捧げられたと言われています。お茶を口にすると、仕切りに褒め称えて、「東方美人茶」の名を与えたそうです。ですが、実際に縁の下の力持ちなのは「コノハドリ」です。コノハドリが噛むことにより、熟したフルールの香りとハチミツの香りが生まれるのです。さらにこのお茶には、老化防止、美白、美容、ダイエット効果もあります。