【マーケティング】超実践!アスティーダ・スポーツビジネスセミナー #2

琉球アスティーダさんが主催する「超実践!アスティーダ・スポーツビジネスセミナー」に参加しました!セミナー概要はこちらから↓

https://ryukyuasteeda.jp/1837/

先週の島田慎二さんによる「スポンサーセールス」の講義の余韻が残る中開催された第2回の講義🖍
今回のテーマは、栃木SCのえとみほさん(江藤美帆さん)によるデジタルマーケティングです⚽️

【デジタルマーケティングの未来】
講師:江藤美帆 様

目次
☑︎オープニング
☑︎デジタルマーケティングとは
☑︎栃木SCでの取り組み①CRM
☑︎栃木SCでの取り組み②ソーシャルメディアマーケ
☑︎UGCの有効活用
☑︎その他拡散施策
☑︎コロナ禍で変わったこと
☑︎これからのスポーツ業界に求められる人材


☑︎オープニング

そもそもマーケティング・マーケターとは?
→ドラッカー曰く、「販売を不要にする人」
 
講義中の定義としては【売れる仕組み】作りをする人。
 
対法人と対個人の分野があるが、えとみほさんに話してもらうのは「対個人」toC向けのマーケティング
具体的にはチケット、グッズ、飲食、ファンクラブなど。


☑︎デジタルマーケティングとは

Web広告、SNS、メディアなどのコンテンツ、CRM(カスタマーリレーションマネジメント)動画配信などがデジタルマーケティングに多岐にわたり含まれている。
 
・長所
効果が数字でハッキリ計測できる。
顧客獲得単価が設定しやすいため予算の計画が立てやすい。
スポンサーや経営層に効果を説明しやすい。
・短所
システムへの投資が必要。
データを活かせる専門知識を持った人材が必要。
地方や高齢者等の一定層には届かないということを理解する必要がある。

デジタルマーケティングで届かない層への対策
【デジタル × リアル】リアルとは泥臭さ。
デジタルで完結せず、リアルも組み合わせる。


☑︎栃木SCでの取り組み①
CRM(カスタマーリレーションマネジメント)

JリーグIDを活用して、属性や来場履歴、購買歴などを取得することが可能になった。
1番の大きい影響はスポンサーセールスにも活用できること。 
 
チケットのQR化で得た来場履歴のデータを活かして、来場が無いシーズンパスポートを保持しているファンに直接電話で試合を案内した。
なぜ行けないのか、の理由などリアルな声を聞くことでマーケティングの施策に活かした。
サプライズで選手にも何回か電話をしてもらった。
 
デジタルでは届かない層には、バースデーカードやテレアポなどのアナログな施策は確実な効果がある。
 
新規顧客、リピーター、ロイヤル顧客にはデジタルマーケティングは効果があるが、1回も来たことがない潜在顧客に対しては効果が弱い。


☑︎栃木SCの取り組み
②ソーシャルメディアマーケティング

単なる公式アカウント運用だけではなく、SNS広告、インフルエンサー活用、ハッシュタグマーケティングなどやれることはたくさんあり、組織にいる人材や、予算によってできることの幅が変わっていく。
 
◎ソーシャルリスニング
公式アカウントのプロフィール欄に「ご意見、ご要望は#栃木SCつけてツイートしてください」と追記。
→ホームゲームの時のアウェイサポーターからの意見がツイートされ、その意見を次のホームゲームの時には改善することができた。
 
スタジアムの芝の状態が悪くなかなか修繕できなかったが、サポーターの#栃木SCの声をあつめて自治体へ提出、新聞にも掲載してもらうことで、自治体を動かすことができた。
 
◎ハッシュタグマーケティング
初めて観にきた人たちから自然発生した#はじめての栃木SC というハッシュタグ。
このハッシュタグを、昔からのサポーターが自分の初めての栃木SCをSNSに投稿し始め、他のJクラブなどにも波及していった。(UGC ユーザージェネレーテッドコンテンツの発生)
 
マーケティングの【売れる仕組み】として、
このハッシュタグをまとめた本を発売
ポイントは、UGCを採用された人は買おうとする気持ちになりやすいから。


☑︎UGCの有効活用

UGC=ユーザージェネレーテッドコンテンツ
→ユーザー自身が作り出すコンテンツのこと。
 
#栃木SC をつけた投稿を作ってもらい、いいものは公式アカウントから拡散する。
 
UGCのいいところは、公式アカウントからの発言より、身近なファンからの声の方がリアリティがあり信用される。
 
マーケティングの【売れる仕組み】として、
ファンの声を選んで集めて編集したnoteを制作。無料にしているが、マネタイズ策としてパワーアップさせ有料にすることも出来る。


☑︎その他拡散施策

・案内に選手が直筆でサイン
シーズンパスポートホルダーの方に、来季のシーズンパスポートも買ってもらうための手紙に選手が直筆でサインをする。
→もらった人が写真を撮ってSNSに載せる。
 
・オリジナルパッケージの納豆を作成
店舗限定でオリジナルの納豆を販売したところ、見つけた人はSNSに写真を撮ってアップしてくれた。
→販売店は来店施策として、製造会社は販売促進施策として、チームは拡散施策として、3社ともWINの施策になった。
 
自己表現、自分の気持ちを発信しやすい施策がSNSマーケティングには向いている。
主役は「商品」ではなく、「投稿者」という目線も大切。


☑︎コロナ禍で変わったこと

◎デジタルシフト(DX)
オフラインでできないことが増えてきて、半ば強制的にデジタルにシフトしてきた。
スポンサーセールスにも、数字で効果を説明できるので有利になる。
サポーターのデジタルリテラシーが底上げされた(オンライン飲み会やウェビナーの普及)ため、これまでより注目度は上がる。
 
◎選手に対してもSNS講習を実施
→選手自身が自主企画を考え、サポーターに対しての発信やスポンサー企業の商品を紹介することで、
選手、クラブ、スポンサーの中で好循環をつくる。
サポーターは、公式アカウントやインフルエンサーより選手の投稿の方が刺さりやすい。
地方クラブのアスリートは、ローカルエリアマーケティングの救世主となり得る可能性がある。

 

☑︎これからのスポーツ業界に求められる人材

・デジタルマーケティングだけでも出来ること、やることが多いので、ハイスキルな人材が必要。
特に必要だと思う能力は、企画をとりまとめるディレクション力。 
 
・クラブのアセットを有効に使って、お金を生む仕組みを作り出せる人。
 
・結果が出るまで、やり切れて根気強く粘れる人


以上が、超実践!スポーツビジネスセミナー第2回のサマリーです!
 
コロナ禍で、オンラインでの取り組みも増えているので、より一層デジタルマーケティング施策の重要性やクオリティは大切になると実感しました🔥
多くの人に見てもらう施策、知ってもらう施策だけでなく、ユーザーの行動の先に、冒頭のマーケティングとは?で出てきた、
「売れる仕組み」をつくること はこれからも意識していきたいと思いました💡


次回、第3回は 6月15日(月)19時〜21時
【マーケティングの原則とは何か〜マクドナルドV字回復の道のり〜】
講師:足立光 様

となっております!!


スポーツビジネスだけでなく、ビジネス全般に通じる内容だと思うのですごく楽しみです💡
 
コースの途中からでも、セミナーには参加可能のようです!!
【超実践】なので、実際にビジネスに関わっている方はすぐに活用できるのが1番の魅力だと思います!!
興味ある方はぜひ琉球アスティーダHPをチェックしてみてください!

https://ryukyuasteeda.jp/1837/

最後まで見ていただきありがとうございました🥊

MOMO®︎


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