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『更年期ドライシンドローム』粘膜の乾燥ケアはお早めに!

更年期は『潤いホルモン』とも呼ばれる女性ホルモンの減少により、ドライシンドローム(乾燥症候群)と呼ばれる全身の皮膚の乾燥が症状としてあらわれます。
乾燥は老化の第一歩!早めのケアが肝心なんです。
今回は、皮膚以外部位別の乾燥対策をご紹介します!

1,鼻の乾燥(ドライノーズ)

鼻をかむと鼻血が出てしまったり、鼻がつまりやすくなったり、そんな症状はありませんか?
それは鼻の粘膜が乾燥するドライノーズの症状なんです。
ドライノーズを緩和するためには、専用の鼻軟膏や鼻スプレーを使用したり、鼻腔を塩水で洗浄することで、鼻の粘膜を保湿したりすることが有効です。
また、室内の湿度を保つために加湿器を使用することで、鼻の乾燥を緩和することができます。特に、寝室に加湿器を置いて、睡眠中も湿度を保つようにしましょう。

2,口の乾燥(ドライマウス)

口の乾燥から唾液の分泌量が減り、口臭や虫歯の原因などの原因となってしまうドライマウス。
更年期によるドライマウスは、婦人科での受診が可能です。漢方で改善する場合もあるんです。

さらに、十分な水分を摂取することで体内の水分量を維持して口内乾燥を緩和、歯磨きやマウスウォッシュを適切に行い、口腔内の清潔を保つことも大切です。
唾液の分泌を促す酸味のある食べ物や飲み物を摂取することも有効です!

3,頭皮の乾燥

髪のパサつきや頭皮のかぶれ、フケが多くなってしまうことありませんか?

そんな頭皮や髪には、負担をかけないことが大切。適切なpHバランスを持つ、保湿成分が配合されたシャンプーを選びましょう。刺激の少ない、弱酸性のシャンプーがおすすめです。
また、洗髪時や就寝前に頭皮をマッサージすることで、血行が促進され、頭皮の乾燥を緩和する効果が期待されます。また、頭皮マッサージにより、皮脂の分泌が活性化されることもあります。

4,目の乾燥(ドライアイ)

涙や瞬きの回数が減ることで起こるドライアイ。
更年期にはいり、ドライアイが進んでいる感じはありませんか?

そんなドライアイには、20-20-20ルール(20分ごとに20秒間、20フィート離れた場所を見る)を実践して目を休ませることが大切。
さらに、ドライアイ用の人工涙液や目薬を使用することで、目の乾燥を緩和することができます。必要に応じて、こまめに目薬を点眼しましょう。

ドライアイについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、併せて読んでみてください!↓

5,膣の乾燥

膣の痒みやかぶれなど、更年期女性の約半数がなんらかの膣トラブルを抱えているといいます。
膣乾燥は、臭いや細菌が入り込んで炎症の原因にもなってしまいます。早めのケアを心がけましょう。

膣乾燥には、適切な洗浄と保湿が重要です。
温水を使用し、膣外部だけを洗浄する膣洗浄剤を使用することが重要です。膣内部を洗浄する必要はなく、膣内の自然なバランスを崩すことがありますので、膣内部への洗浄は避けましょう。
また、膣内部に保湿剤を適用することで、乾燥を緩和することができます。保湿剤は膣の乾燥を防ぎ、膣内の快適さをサポートします。ただし、水性またはシリコーンベースの製品がおすすめです。
膣オイルやクリームでも膣内に入れてもいい商品ダメな商品がありますのでご注意ください!!

膣トラブルについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください!↓


6,おわりに

いかがでしたか?今回は、更年期に起こる身体中の乾燥についてご紹介しました。
乾燥は痒みやただれの原因にもなりますし、なにより気分が下がりますよね。
今回ご紹介した部位別のケアを知ることで、身体中の乾燥を和らげていきましょう!


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