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『イギリスはおいしい』だけじゃない。

先日のお休みにいつもの図書館へ。
今月はイギリス月間なのか、特設コーナーはまたしてもイギリス。イギリスとアイルランド、ケルト、シャーロックホームズ、パブ……などと並んで、『イギリスはおいしい』が有名な林望先生の本があったので、借りてみた。

『ホルムヘッドの謎』 林 望(著)

なにげなく読み始めたところ、冒頭はスコットランドへの旅についてのエッセイだった。湖水地方からの、寒い寒いスコットランド。31年前のイギリス滞在中に、湖水地方も、スコットランドも観光旅行したことがあるが、どちらも寒い季節だった。というより、わたしがホームステイしていたのは9月~7月(6月だったかな?)で、ほとんどが「寒い季節」だったのだけれど。

明るいイメージはなく、ただただどんより曇り空と寒いというよりは冷たい空気。

この本はいくつかの章ごとに短いエッセイとなっていて、それぞれが独立しているけれど、少しずつ関係している(つながっている)。

ヘイドリアンズ・ウォール、懐かしい~、とか思いながら。


こちらは2012年に訪問した時の写真。

これはMuseumの中


イギリスの道路のシステム、横断歩道のシステムがいかに合理的にできているか、ラウンドアバウト(ラウンダバウト)と呼ばれる交差点に配置されたサークル(またはそれに類似したもの)のしくみなどの説明にふむふむと頷いてみたり。


前方に見える交差点。信号機がなくても大丈夫。慣れるまで難しいかも、だけど…。運転は父。(2012年)

じつはわたし、この著者である林望さんというのは、『イギリスはおいしい』で知ったくらいで、いったいどんな人なのかはあまり気にしたことがなかった。

のだが…。
偶然、図書館におすすめされて読んだこの本には
なぜか源氏物語の話がでてきて、「あれ?」と違和感をいただいたのだった。

ところが…。
公式サイトによると、林先生は
「専門は日本書誌学・国文学」とのこと。えぇぇぇぇ~~知らんかった!!!(失礼)
ただただ、イギリスが好きなおじさんだと思っていた。失礼しました。

『書誌学』という学問については、この『ホルムヘッドの謎』の中でも紹介されていたので、理解することができた。なるほど。。

図書館での本との出会いは、「自分から探して」いなかった本に出会えるという楽しさがあることを改めて実感したできごとでした。
源氏物語。
高校の古文の授業で少し読んだのと、漫画『あさきゆめみし』を読んだ程度しか知識がないのだけれど、どんな話だっけ、と読んでみたくなりました。原文ではなく、もちろん訳文で!

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