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ちょっと家事しただけで誇らしげにするパパに気づいてほしいパートナーの心理

この記事は、生活術記事まとめ、ステキnoteに掲載されました。

掲載いただきありがとうございます!

「ゴミ捨て忘れてたでしょ?俺がやっておいたよ」

「洗い物せずに寝てたでしょ?大丈夫!俺、やっといたから」

「君が放置してた洗濯物どこに行ったと思う?俺がたたんで、もう棚の中さ」

少し誇張もありますが、これらは昔私自身がパートナーであるママに対して使っていた言葉の数々です。

今思えば、どれだけ無知であったのか、そしてママのことを何も考えていなかったのか、と深く反省するような言葉でした。

そして何より、恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。

さすがに、ここまでドヤ顔で誇らしげになるパパはいないかと思いますが、新婚ホヤホヤでまだ共同生活の経験が浅かったり、まだ若い世代の家庭のパパには十分あり得る話であると思い、今回紹介することにしました。

子育て中の毎日は、やることが山積みです。

育児、家事、仕事、その他の様々なタスクが待っています。

そんな中、家事育児の役割分担が夫婦間で不均衡だと、イライラやストレスの原因になりがちです。

パパが家事を少しかじったくらいで誇らしげな表情をしている一方で、パートナーのママはイライラやストレスが積もっているかもしれません。

ママが家事育児の大部分を担っている場合、パパに対しては褒めるどころかむしろ、「いつも私がほとんど家事育児やってるんだから、これくらいやって当然でしょ」や「これだけ私も頑張っているんだから、あなたもやってよ」となどの反応を示すことがほとんどです。

この記事では、ちょっと家事しただけで誇らしげにするパパの心理とそれを見たママの心理から、お互いの家事育児の役割分担の認識のズレを明確化し、よりバランスの取れた関係を築くためのヒントをお伝えします。


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◾️少しの家事でパパが誇らしげになるパパの心理

まず、パパがどのような心境からこのような誇らしげなことを言ってしまうのか、というところから説明します。

いまだに“仕事のメインはパパ、家庭のメインはママ“という役割分担が多いと思います。

このような状況では、普段家庭の主たる責任を担っているのはママであり、パパは仕事を中心にしていることが一般的です。

しかし、このような状況下で、パパが家事を手伝ったり、一部を担うことがあると、彼は誇らしげになることがあります。

なぜなら、彼は自分の本来の役割である仕事以外のことを手伝っていると感じるからです。

彼は、「本来はママがやるべきことまで、自分が手伝っている」という自負心を持っています。

そのため、家事を手伝った際に、「俺がやっておいたよ」と言ってしまうのです。

このように、家事を手伝ったときにパパが誇らしげになるのは、自分の役割を超えて何かを成し遂げたという達成感や、家族のために貢献したという満足感からくるものなのです。

◾️少しの家事で誇らしげになっているパパを見たママの心理

パパが少しの家事で誇らしげになっているのをママが見た場合、いくつかの代表的な反応が考えられます。

◯普段の私の頑張りを認めてほしい
子育て中のママやパパにとって、パートナーの共感や理解は重要です。

家事育児の負担が多いのに、パートナーがそれに気づかず、感謝も示さないと、「私ばかり頑張っている」と感じてしまいます。

共感が欠けていると、パートナーに対して不満を持つ原因となります。

ママは、普段から家事や育児を主に担っていることに対する自分の努力を認めてほしいと願っています。

彼女は、パパが少しの家事を手伝っただけで誇らしげになることに、自分の貢献が十分に評価されていないと感じるかもしれません。

◯そのくらいやって当然
ママは、自分が普段やっている家事や育児を“できて当然“のレベルで考えています。

そのため、パパが少しの家事を手伝ったくらいで誇らしげになることに、不満を感じているのかもしれません。

むしろママはパパに対して、もっと大きな貢献を期待している可能性があります。

◯私と同じくらい頑張ってほしい
私たちは、物事が公平であることを強く求めます。

家事育児の分担が不公平だと、どうしても「同じレベルでやってほしい」と思いますよね。

例えば、ママが掃除や料理、子供の送り迎えなど多くの家事を担当しているのに、パパは週に一度ゴミ捨てをするだけだったら、フェアネスを感じないのは当然です。

ママは、自分が家事や育児を主に担っている中で、パパにも同じように貢献してほしいと望んでいます。

彼女は、自分が大変な状況下で頑張っていることを理解してもらい、パパにも同じような責任を負ってほしいと思っているかもしれません。

また、私たちは他者と自分を比較することで、自分の行動の価値を測る傾向があります。

友人や他の家族のパパ・ママと比べて、自分の家では家事育児の負担が偏っていると感じたら、パートナーにも同じレベルの努力を期待してしまいます。


総じて、ママの心理は、普段の自分の努力を認められたいという願いや、パパにも同じくらいの貢献を期待しているという思いが反映されています。

彼女は、家庭の責任を公平に分担することで、より良いパートナーシップを築きたいと願っています。

◾️パパとママの認識のズレ

パパとママの家事育児の役割分担の認識のズレとは、両者がそれぞれの責任や役割について異なる認識を持っていることを指します。

具体的には、次のようなズレが生じることがあります。

◯負担の不均衡
パパとママが家事育児の負担を異なる割合で担っている場合、その負担の不均衡がズレの原因となります。

例えば、ママが家事や育児の大半を担当し、パパが限られた貢献しかしていない場合、負担の不均衡が生じます。

◯役割の認識の違い
パパとママが家事や育児に対する役割や責任について異なる認識を持っている場合、ズレが生じます。
例えば、パパが自分の仕事が家族への貢献であると主張し、家事や育児への責任を軽視する一方で、ママが家庭内での負担を重く感じている場合などが挙げられます。

◯期待の不一致
パパとママがお互いに対して異なる期待を抱いている場合、ズレが生じます。
例えば、ママがパパにもっと家事や育児に参加してほしいと期待している一方で、パパが自分の負担を十分に理解してもらえないと感じている場合などが挙げられます。


これらの要因が組み合わさって、パパとママの間で家事育児の役割分担についての認識のズレが生じることがあります。

このズレが解消されないまま放置されると、関係の摩擦や不満が生じる可能性が高まります。

◾️夫婦でバランスの取れた関係を築くためのヒント

◯コミュニケーションを大切にする

まずは、お互いが率直に感情や期待を伝えることが大切です。

例えば、ママがパパに対して「最近家事育児の負担が重くて辛いな」と感じている場合、パパも同じように自分の感情や考えを伝えることで、お互いの立場や想いを理解し合うことができます。

【具体例】
ママ:「最近、仕事と家事育児で本当に忙しくて、ちょっと疲れ気味なんだよね。もっとパパに手伝ってほしいな…」
パパ:「ああ、そうだったんだ。わかった、もっと協力するよ。」


◯感謝と励ましを示す

パートナーが少しの家事や育児に貢献したときには、その努力や貢献を感謝し、励まし合うことが大切です。

相手の貢献を認めることで、お互いの意識が高まり、家事育児の負担を共有する意欲が生まれます。

【具体例】
ママ:「ありがとう、今日の夕食の支度手伝ってくれて助かったよ。一緒にやると早く終わるし、楽しいね。」
パパ:「いいよ、俺も手伝いたいと思ってたんだ。また何かあったら言ってね。」

◯公平な負担分担を目指す

家事育児の負担が公平に分担されるように努めましょう。

どちらか一方が負担を抱え込むことなく、お互いが協力し合いながら家庭を運営することが大切です。

必要であれば、家事や育児のタスクを明確に分担し、バランスを取るように計画しましょう。

【具体例】
家事や育児のタスクをリストアップし、お互いが担当する項目を明確に分ける。

例えば、ママが週に3回夕食の支度を担当し、パパが週末に家の掃除を担当するなど、負担を均等に分担する。

◯柔軟性を持つ

予期せぬ状況や特別な事情が発生した場合には、お互いに柔軟に対応しましょう。

時には役割分担を変更したり、相手の負担を理解してサポートすることも重要です。

家事育児の負担を助け合いながら、共に成長していくことが大切です。

【具体例】
ママが急な仕事の用事で外出しなければならない場合、パパが家事や育児を引き受ける。
パパが体調を崩してしまった場合、ママが代わりに家事や育児を担当する。

◾️まとめ

今回は、家庭内での役割分担や家事育児におけるパパとママの認識のズレについて、深く掘り下げてきました。

まず、少しの家事でパパが誇らしげになる心理について、家庭内での貢献や自己満足感を得ることが理由であることが明らかになりました。

一方、そのようなパパの様子を見たママは、自身の努力が認められないことや、家事育児の負担が不公平であると感じることがあります。

このような認識のズレが夫婦関係に影響を与えることは避けられません。

そこで、夫婦でバランスの取れた関係を築くためのヒントをいくつかご紹介しました。

まずは、コミュニケーションを大切にし、お互いの感情や期待を素直に伝えることが重要です。

また、感謝と理解を示し合い、お互いの負担を共有することで、信頼関係を築いていきましょう。

さらに、公平な負担分担を目指し、柔軟性を持って対応することも大切です。

最後に、共通の目標を持ち、それに向かって協力し合うことで、より良い家族関係を築いていくことができます。

家庭内での役割分担や家事育児は、夫婦の関係に大きな影響を与えます。

お互いの立場や負担を理解し合いながら、協力し合うことで、より幸せな家庭を築いていくことができるでしょう。

以上、参考になれば幸いです。


今回記事の他にも、夫婦の家事育児分担関係の記事を多数投稿しています。
合わせてお読みいただけると幸いです。


◾️パパの家事育児分担率を上げる3つの視点


◾️家事育児分担することのメリット$デメリット


◾️パパが育児に対して自然に積極的になれる考え方

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