■『イオンを創った女』齢103歳!常に時代の先を読み経営人事を確立させた生きる伝説
日本を代表する大企業であり、
生活インフラであるイオングループ。
名誉会長である岡田卓也氏、
後継経営者や政治家やマスコミで活躍する
息子たちのことは知られていますが、
お恥ずかしながら、イオンが発展成長するために
卓也氏の姉である小嶋千鶴子氏が存在し、
経営人事の要諦を確立されていたとは知りませんでした。
しかも、100歳を超えた今もご存命とは驚きです。
昨年102歳ということは、今年103歳!
僕の実家は個人事業で小売業を営んでおり、
ジャスコに代表されるスーパーの台頭で
家業は傾き、幼かった僕によくしてくれていた近隣店舗の
おっちゃんおばちゃんが夜逃げしていなくなるなど
淋しくつらい思いを抱きました。
そんな逆風と戦い、家族を守るため必死に働いてくれた
両親を見て育ちました。
だから、普段利用はしていても、心の奥底では
スーパーをあまり好きにはなれないでいました。
でも、この本を読み、
ああ、ここまで艱難辛苦を乗り越え、
それでも学び続け、従業員にも学ぶことを求め続けた
経営者がいたからこそ、個人商店は市場から
押し出されてしまったのだと痛感しました。
今から40年以上も前に作られた
社内大学であるジャスコ大学の
豪華な講師陣には舌を巻きました。
もし僕が当時社会人なら、
なんとしてでも学びたいと思う程です。
でも、そんなスーパーも
いまやアマゾンをはじめとしたネットビジネスの台頭で
経営に暗雲が立ち込めています。
均一で高品質の商品・サービスがあるスーパー・
ショッピングモールよりも、人肌感があり個性的な
個人商店のほうに消費者の気持ちはなびくようにもなっています。
ダイエー、マイカル、といったライバルに圧勝し、
お家騒動のあったセブン&アイグループと比べ、
安定しているように見えるイオングループとて
今後は安泰ではありません。
これは、環境変化の波が押し寄せ、その波には逆らえない
どの大企業も同じでしょう。
だからこそ、
自律・自立を念頭に長期的な人材育成投資が
より重要になってきているのだと強く思います。
すべては、この国に「人が育つ現場」を取り戻すために。
以下、備忘録
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12439602449.html
すべては、日本の上司を元気にするために。
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