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恋でもないのにチクッと胸が痛くなる話 その2 ~いよいよ入院へ~

今まで死ぬときに後悔しないような生き方をしてきたつもりだけど、今、死と直面すると、やっぱり後悔してしまう…
まだまだやるべきことをやっていなかったと思う…
もし、もう少し生きられるなら、もっとやるべきことをやっておかないと…
そう思う、手術入院前日…
最後の晩餐は、柿3つ…
大変おいしくいただきました。

いよいよ入院

そして12月12日から17日まで、肺癌の判断が下った右上葉の切除のための手術入院になりました。

とはいえ、すんなり切除を決断できるほど、わたしの心は強くない。
でも人間、それしか生きる術がないとなると、手術が嫌とか、病院が嫌だと言っていられず、ひたすら自分の運命(さだめ)だと受け止めて、その嫌な選択を自分自身で決断するしかないのです…

本当に手術をこれまで受けてこられた方々というのは、尊敬に値するくらい病気とともに自分の心とも葛藤してきた人たちなんだと思いました。
というか、今になって自分事として理解するに至りました。
結局自分に降りかかって初めて人というのは真剣に物事を理解するのかもしれません。

それでも自分が考えて下した決断です。
その決断に至った後は、自分でも不思議なくらい笑顔が出せるものです。
本当にそれしか選択肢がないときって、人間そうなるのかも…

でも、今でも本当に不思議なんですよね~♪ 
わたしが高校生の頃に父親が舌癌になり、その病気の過程を観てきたので、自分では絶対にたばこは吸わないことに決めた。
それ以来、未だに一度もたばこは吸ったこともない。
だから自分が肺癌になるなんて、本当に今でも信じられない…

でも、CT検査画像に映ったのは、やっぱり自分の肺の画像… 
その後も何度かCT検査を受けたけど、劇的に改善されるわけもなく、画像はまさしく変わらない自分の今の肺の状態の画像… 
感情的には否定したいけど、客観的な事実は感情では曲がるわけがない…

入院グッズ

ここでは、前回のCTガイド下肺生検時の2泊3日の入院、ならびに今回の肺癌右肺上葉削除手術での5泊6日の入院を通して病院に持って行ったものなどを記載しておきます。
何事も初めてなので、もし万が一、同じような境遇になられた人がいた時に、少しでも参考になればと思いましたので、あえて記載しました。

1.CTガイド下肺生検時の2泊3日の入院

・ビジネスバッグ 通勤時にも使用しているバッグです。
 着てきたアウターを着て帰るので、この程度で十分と思いました。
 (生検後は背中から肺に向けて刺した針のところが痛くなるので、
 キャリーバックの方がおすすめです。
 ビジネスバッグは基本肩掛けで使用していましたが、
 退院時は肩掛けはつらく、結果的に手に提げての利用になり、
 これもつらいかも…)
・布バッグ 炭酸水その他を入れていきました。
・下着・シャツ 2泊分
・室内履き ダイソーで安いものを購入しましたが、
 履き心地がいまいちでした。
・不織布マスク 二枚重ね使用で日数分
・ティッシュ 街で配られるようなティシュを3袋ほど用意しました。
・ペットボトルのキャップ兼ストロー ペットボトルのキャップとして
 取り付けると、ふたを開ければストローで飲める便利グッズだったけど、
 一般的にペットボトルをそのまま口をつけて飲んだ後、
 日数は置かない方が良いわけで、この便利グッズを利用しても、
 1日のうちにペットボトル内の飲料を飲んで、これを洗わないと、
 同じように雑菌が繁殖すると思います。
 便利さは感じたけど、長期使用は微妙かも…
・飲み物 炭酸水を持参。
・非常食 カロリーメイト4箱
・紙コップ 洗わなくて済むので楽でした。
・電源テーブルタップ コンセント3口タイプ
・iPhone3台(1台は業務用)、iPadmini5

2.肺癌右肺上葉削除手術での5泊6日の入院

・キャリーバッグ 機内持ち込みできるタイプのもの。
 後述のビジネスバックも布バックも、このキャリーケースに取り付け
 られるので、入院後に藤が丘駅まで歩いても、持つよりは引っ張る方が
 らくでした。
・ビジネスバッグ キャリーバッグの伸ばした持ち手にジョイントできる
 タイプ。
・布バッグ 炭酸水、トマトジュース、コーヒー等の飲み物を事前に
 購入してバッグにいれて持ち込みました。
・下着・シャツ 5泊分。シャツは心電図測定の電極を直接肌に
 とりつけるため、ほとんど未使用でした。
・室内履き 新たに事前に外来時に1階ローソンで購入しておきました。
 3千円弱の出費…。でも履き心地もよかったです。
・不織布マスク 使用途中の不織布マスクを1箱持ち出し。
 院内は二枚重ね使用ですが、もともと30枚程度入っていたので
 余りました。
・ティッシュ スーパーで5箱300円弱のものから2箱分持ち込み
 ましたが、1箱の半分くらいしか使いませんでした。
・除菌ペーパー 数枚しか使用せず。
・ボディペーパー ギャッツビーの30枚入り。
 お風呂に入れなかったので、このペーパータオルは重宝しました。
・スプーン・フォーク 東急ストアでレジのところでもらえる木製の
 ものを自宅に数個ストックしていたので、持ってきました。
 手術後の右手が動かしにくいときに、このフォークで食事をしました。
 使用後は捨てればよいので、手術次第で役にたつかも…
・テレビ用イヤホン 入院前の外来の時に1階のローソンで購入。
 (結果的にあまりテレビは見ませんでしたので、必要なかったかも…。
 テレビ好きの人は購入しておくと良いかも…)
・蓋つきコップ これも1階ローソンで外来の時に事前購入。
 ストローがさせるところもついてました。
・ストロー 地元のダイソーで10本程度入っている曲がるタイプを購入。
・紙コップ 蓋つきコップ内に収まるもので、
 トマトジュースを持ち込んでいたので、コップを洗わなくて済むように
 紙コップも持ち込み、使用後捨てるだけなので便利でした。
 紙コップの底にティッシュを詰めて、手術後の痰壺として活用。
・飲み物 トマトジュース、炭酸水、ルイボスティ、コーヒーを持参。
・非常食 カロリーメイト7箱。
 (チョコ味3個、バニラ味2個、メイプルシロップ味2個)
・薬用育毛トニック、スタイリングフォーム 持っていきましたが、
 結果的に風呂に入れず使用せず。
・耳栓 使い捨てのものを事前購入して持ち込みました。
 結果的にこれでも隣のイビキはうるさくて寝れませんでした。

・電源タップ 職場で重宝していたので、同じものの色違いを
 購入して持ち込みました。

・電源コード 1mの延長コードを持ち込みました。
・iPhone3台(1台は業務用)、iPadmini5(kindle 本読み用) 
・WindowsPC
 WindowsPCは、Macbook Airのキーボードの音が煩い
 ので、比較的音が静かなものを病室でも使用できればと持ち込み
 ましたが、結果的に使用せず。iPhoneのみ使ってました。
 iPadmini5も結局使用せず。

3.双方共通の入院時の持ち物

・健康保険証 実は途中で転職したので健康保険証も11月で変更
 しています。
・限度額適用認定証 生検時は認定証を取り寄せました。
 手術入院では電子化確認されました。
・診察券
・入院の冊子(入院手続きの際に渡される冊子)
・入院申込書類一式 入院申込書、入院誓約書、転院退院病室変更の
 説明同意書、患者情報用紙など
・入院セットレンタル申込書 パジャマやタオル類はレンタルした方が
 お得。その他シャンプー、リンス、ソープ等は自分で持って行った方が
 お得。手術によっては成人用おむつが必要ですが、これは1階の
 ローソンを利用した方が結果的に安くなります。
 手術後のICU1泊の際に必要なのですが、気を利かせていただいた
 看護師さんに、買ってきていただきました。
 シャンプー、リンス、ソープ等も1階のローソンで入院グッズの
 コーナーに置いてありますので、外来の時に事前に購入しておくと
 良いと思います。
 でも結局、入院中にシャンプーもリンスもボディソープも使いません
 でした。
・電気髭剃り・シェービングムース わたしは髭剃りについては
 剃刀派なのですが、入院の際に剃刀の使用はできないとのことでした
 ので電気髭剃りを新たに購入。
 とりあえずビックカメラで安いパナソニック製の電池式で水洗いも
 できるものを持ち込みました。

…その3に、つづく。

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