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ourly value策定 DAY2までのハイライト

こんにちは!ourly取締役COOの髙橋です。(自己紹介noteはこちら)
ourlyというWEB社内報CMSのSaaSの取締役COOをしております。
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本内容はWEB社内報ourlyで社内発信した内容をnoteに転載しています。

https://service.ourly.jp/

早くもDAY2までが進み、次回のDAY3で一旦最後となります。

ourlyのカルチャーの基礎をつくるvalueがどのようなものになるか今から楽しみですね。

今回の記事ではourlyのvalueの変遷を振り返っていきたいと思います。


■ チームごとにアイデアを出したDAY1


DAY1は全メンバーが楽しく参加できるように主体的に参加できるようにワークショップの設計を工夫しました。

マシュマロ・チャレンジでアイスブレイク!

そもそもourlyでワークショップをやるという機会がこれまで多くなかったので、冒頭に“マシュマロ・チャレンジ”のワークを持ってきたのはそういった意図もあります。

マシュマロ・チャレンジの様子

あるチームのマシュマロ・チャレンジの様子 画像を選択

マシュマロ・チャレンジみなさんは高いタワーつくれたでしょうか?こちらはTED Talkでも解説されているので、気になった方は是非とも見てみてください。

マシュマロ・チャレンジで醸成したかったContextは

  • 正しい、正しくないではなく、まずはアウトプットしてみるというマインドセット

  • アウトプットしてみて、そこから改善していくというマインドセット

  • チームディスカッションがメインとなるので、チーム内の関係の質の向上

  • etc...

詳細は割愛しますが、ワークショップやチームファシリテーションにおいて冒頭のContext Set(文脈の設定)がとっても大事になります。
※ 詳しく知りたい方は是非聞いてください。

事前課題で組織のカルチャーに触れてくる

マシュマロ・チャレンジのワークショップで参加のマインドに対するContextが醸成できたところで、もう一つ設計で大事になるのが、"参加者の知識のレベル感や情報レベルを揃えておく”というものがあります。

複数の参加者で共通の目的に向けて成果物をつくる上ではマインドセットと事前情報の同期がとっても大事です。でないと効果的なディスカッションができないという側面があります。

ですので、できる限り情報の対称性を確保するためにも下記の事前課題を設定しました。

  • 書籍「THE VISION」の読了

  • 自分なりに好きな企業やサービスのカルチャーを表す言葉やvalueを調べてくる

実際にみんなに調べてもらうと、それぞれ個性的で面白かったですね。

下記は抜粋でみもりんとノリの調べてくれたvalueを掲載してみました。

みもりん調査のユビーのカルチャー
のりがインターンしていたTABIPPOのカルチャー

アウトプットを引き出すフレームと設問設計

ここから各チームフレームにそってourlyのvalueのアイデアを出してもらいました。

このアウトプットのフレームと設問にも意図があり、「なんでも自由に発送してください!」は人間の脳はうまく情報をアウトプットできません。

一方で適度な制限やフレームがあることで創造性が発揮されます。なので、フレームを提供しつつ、ボトムアップ(積み上げ)思考の問いとトップダウン(逆算)思考の問いの2つを設定してディスカッションをしてもらいました。

ワークショップ設計において問いの立て方は超重要であり、参加者の思考プロセスや感情プロセスを想像しながら一言一句にこだわって問い(質問)を設計する必要があります

フレームと設問のセット


質問の作り方についてもっと知りたい方はこちらの書籍がオススメです↓↓

DAY1での各チームのアウトプット

Team A


Team B


Team C
Team D



■ アウトプットを一気に4つまで絞ったDAY2


DAY2までの課題として、各チームDAY1で出したアイデアを絞ってもらいました。

DAY2までの宿題に隠された意図とは?

この課題を出す上でもポイントがあります。

たいていvalue策定のようなワークショップだと「もっとディスカッションしたかった」という意見と共に、ワークショップ時間が無限に増大していきます。とはいえ企業における時間という貴重なリソースを使うことになるので、参加者の満足度を担保しつつアウトプットに導かなければなりません。

そういう時にセッション内でディスカッションをさせてしまうと冗長になりがちで時間はいくらあっても足りません。

それを「各チームの自主性によってディスカッションしてきてね。」とすると自分たちで限られた時間の中でマネージしてくれるので、効果的に時間というリソースを活用しつつ満足度も高められます。

なので、実はDAY1の事前課題もそうなんですがワークショップとワークショップの間の宿題をどう出すか?どう設計するか?がワークショップ設計者の腕の見せどころでもあります。

また、今回の宿題も問いを意図的に設計しており、

「そのVALUEがなぜourlyの成長を後押しするのか?理想とする文化をつくるか?」を発表できるように言語化することDAY1~ 2の宿題より

という思考をセットするような問いかけが設定されています。これによりアウトプットのContextを揃えることができます。

【解説】
ワークショップというのは発散と収束の繰り返しであり、発散の際に制限や思考を加速させるようなフレームが必要だとお伝えしましたが、収束させる際にも“どのような観点で収束させて欲しいか?"がファシリテーターの設問に現れます。

valueを評価する観点を提供して一気に収束へ

今回のDAY2の主なディスカッションは”収束”なので、今回も収束のディスカッションをスムーズかつ効果的に実施するために下記のような制限を設けていました。

このシールによる投票なんかもワークショップ感を演出しつつ、収束させる上で効果的な手法の一つですね。

DAY2で設定された投票の観点

これをアウトプットされたワードに全員で投票していくと、民主的にもなりつつメンバーがその言葉をどの観点で評価しているか?が視覚的に分かるようになります。

そのシールの貼られ具合によって、そのあとのディスカッションも「◯◯のシールが多いから〜〜だと思う。」という意見が出たように進めやすくなります。

最終的なアウトプットの写真

あとは皆さんご存知の通り、意思決定者が坂本さんなので

「今のところどれに決めようとしていますか?」

「みなさんも坂本さんの意思決定をサポートするように意見をしてみてください」

など限られた時間内で収束させやすいように問いかけを場にするようにしています。

ラストDAY3 ourly valueは何に決まるか?


DAY2時点でのアウトプットは4つに絞られました。

坂本さんvalueは3つという信者なので、3つになるかもしれませんがここからどのように着地するのか楽しみですね。

DAY3では浸透施策もみんなでディスカッションすることになりますので、「どのようにして自分たちの創ったvalueを浸透させるか?」について是非考えてきてくれたら嬉しいです。

ourly value候補


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