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+と−の転職

転職は社会人として人間として挫折したのがきっかけです。

プラスとマイナスは、転職先が良かった悪かったの話ではなく、転職する際の自分の気持ちを表現しました。

転職することに対しては全てポジティブな感情でしたが、その時の状況でプラススタートなのかマイナススタートなのか違いがありました。

私のキャリアは、
某公益財団法人→某公益財団法人→大学(学校法人)→大学(学校法人)
と営利法人を経験していないという点が少し特殊かもしれません。

1度目の転職はマイナススタート

私は現在独立をしていますが、これまで3回転職をして
初めての転職はマイナススタートでした。
というのも、パワハラが原因で適応障害になり休職をしていたからです。

休職から復職をせずに転職。
休職初期は記憶が曖昧ですがどん底にいました。
そこから徐々に回復をして、将来の事を考えるうちに復職をせずに転職をした方が良いと考えるようになりました。

当時のカウンセラーには、転職は環境がガラッと変わるので心への負担が大きいと言われました。
転職へ反対という意味ではなく、心構えとして教えてくれたのだと思います。

特筆すべきスキルもなかったのですが、
まだ20代だったこともあり、未経験の業界へ転職することができました。
教育業界から観光業界だったのですが、どちらも営利を目的とした組織ではなかったのは共通点でありました。

初めての転職で壁にぶち当たる

ある程度予測はしていたのもの、組織風土が違うことに大きな衝撃を受けました。
転職前も後も公益財団法人だったので、どこか似ている部分があると思っていたのですが、全く異なっていました。
新たな職場は東京都の外郭団体の組織で、上司は都庁からの出向組で
書類作成や文字の使い方は、都と同じやり方を求められました。

転職前の職場は、民間企業からの転職者も多く、若いうちから割と新しいことに挑戦させてもらえたり、
内部的には必要以上に細かい部分まで求められることはありませんでした。

どちらが良い悪いではなく、これは完全にその人に合う合わないの問題だと思います。

当初は困惑しまししたが、不思議なもので時間が経つと慣れていきます。
最大の心配事だった、再びのパワハラの心配は全くなく、穏やかな同僚達に恵まれて仕事を覚えていきました。

仕事にも慣れてきて職場での居心地も良くなってきたのですが、
少し余裕が出てくると色々と考えて出してしまうものなのでしょうか。
「これは本当にやりたいことなのだろうか」
と思うようになり、再び転職をする決意をします。

2回目転職はフラットの気持ちで大学職員へ

そして転職活動を再びはじめました。
1度目と違い、自分のキャリアを考えての転職なのでプラスよりのフラットな気持ちでした。

英語の普及に関わっていたので、大学の留学センターのような所で働きたいと思い、大学への転職を決意します。

ネイティブや帰国子女には敵いませんが、多少英語ができたからでしょうか。
ありがたい事に幾つかの大学から内定をいただき、そのうちの一つに決めました。

決めた理由は面接の雰囲気です。
大学の規模や給料を考慮すると別の大学にしようか悩んだのですが、
圧迫面接気味の時があり、以前パワハラを受けていることもあり
その辺りに敏感だったので、お断りする事にしました。

個人的には圧迫面接は反対です。
もちろん意図があっての事だと思うのですが、私が受けた圧迫面接は、
組織の方針として行なっているようには見えず、その人の人柄が垣間見えた気がします。
完全に感覚的な問題ですが。。

大学勤務ではなかった

てっきり大学勤務になると思っていたのですが、6人の中途採用があった中、
私だけ配属先はまさかの付属の中高でした。

これまで中高にいきなり配属されることはなかったようで、
周りの方も扱いに困ったと思うのですが、本当に良くしてもらいました。
なんとなく期待してもらっているのかなと感じ、頑張らねばと思ったことを覚えています。
おだてられると調子に乗るタイプです。

大学生への留学支援という当初の希望とは違っていましたが、中高生への留学支援に関わることができました。
また、学校経営を中から見ることができたのもとても面白かったです。

大学はキャンパスが別の場所にあったため、同期会をしても分からない話が多々あったことが唯一の辛いことでした。笑
それでも同期会をする際は中間の場所を指定してくれて優しい同期達でした。

独立に向けて3回目の転職

大きな不満もない職場でしたが、再びの転職を決意します。
以前から良いなと思っていた大学の求人が出たタイミングがあり、給与も今より上がる。
独立する資金を貯めていたので、良いタイミングだと思い転職を決意します。

実際は職場の人達が暖かく良い人ばかりだったので相当迷いました。

迷いもありましたが今回の転職活動はこの大学だけと決めて、ダメだったらそのまま今の職場にお世話になろうと気楽な気持ちで挑みました。

他の業界への転職状況は分かりませんが、
大学職員への転職は書類選考があり、ガッツリと色々と書くことが必要です。
そして書類の段階で結構な人数が落ちてしまいます。

前回の転職の際は、10校くらいの大学に書類を送りましたが大半がダメでした。
書類選考が苦手なだけかもしれませんが、今回は一発勝負なので、念入りに書きました。

すると無事に書類選考が通り、その後は筆記試験、面接二回で内定をいただきました。

初めての大学勤務は呆気なく終わる

最終面接で希望の部署を聞かれ、一応留学関連と答えましたが、国際交流に強い大学だったので、私くらいの英語力では厳しいかなと内心思っていました。

結果、教務課に配属されました。
部署異動はあるかもしれないけど、最低5年は頑張る意気込みで転職したのですが、結果一年ちょっとで退職することになりました。

退職理由は、パワハラでも人間関係でもメンタル面でもなく、体調を崩してしまったのが原因です。

後悔しています。。。

転職したことではなく、転職したにも関わらず短期間で退職する事になり多大な迷惑を掛けてしまった事に。

人事課の経験はないのですが、採用活動は大変です。
仕事と言えばそれまでですが、多大な労力やお金を使って採用していただいたのにこんなに短期間で。
退職する時、本当に不甲斐なく申し訳ない気持ちで一杯でした。

その後体調は回復したのですが、未だに悔やんでいます。
人員は補充したと思いますし、大した戦力でなかったので業務上は大きな穴は空いていないと思うのですが、それでも迷惑を掛けてしまったことを悔やみます。

これまでの親切への恩返しを

最初はパワハラからのどん底スタートの転職でしたが、その後関わる方の親切を受けて、パワハラの傷は塞がっていきました。

この感謝を胸に、少しでも他人のためになるような人生を送っていきたいと思っています。

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