【ラブホ再生】webマーケティングした結果…1年で売却益1000万円!?
こんにちは、飲食店総合支援会社・株式会社フードコネクションのマーケター石田です。
今回はこのお話!
ラブホテル再生!
&
売却益 数千万円!?
を作ったお話
我々は飲食店専門でwebサイトなどを制作しているのですが、
満足度の高いお客様からご紹介を頂戴したり、セカンドビジネスのwebサイトの制作依頼も多くあります。
その中の一つ、ラブホテルのwebサイト(ホームページ)を作ったのですが、
それがなんと予想通りの大当たり!!したんです。
ちなみに、それまでのラブホテルのサイトは2件ほど制作していた経緯もありますが、今回は狙った通りに集客に成功したというお話です。
【目次】
1) 安く作ったwebサイト(ホームページ)は課題山積み
2) 驚き!?のラブホの目的・選び方
3) ラブホ好きの同僚が教えてくれた「3つのポイント」
4) webサイトのコンセプトは「東京カレンダー」???
5) 驚きの結果!!空室13室⇒0室に!バイアウト達成
1) 安く作ったwebサイト(ホームページ)は課題山積み
そのラブホテルは、僕らがwebサイト(ホームページ)を作る前から、初期50万円程度、保守サポート月25,000円程度のホームページを持っていました。
それなりの金額に見えますが、webサイト(ホームページ)としては格安の部類。
やはり中身はそれなり。。検索対策などは一切ゼロ。。。
検索に重要な表紙ページの対策文言がこちら。。
<title>〇〇〇 HOTEL(〇〇〇ホテル)│神奈川県・横浜市|オフィシャルサイト</title>
「title」にはラブホテルの文字もなければ、横浜市全域のホテルに喧嘩売ってるしで、、、めちゃくちゃ。。
しかも表示された時に、どんなホテルなのかを伝え、クリックさせる情報「discription」がない!!!
しかもデザインは誰でも作れてしまうような内容だし、ホテルの特徴を伝える努力も見当たらない。。。金額から見たらしょうがないのかも。。。
当時のホームページのTOPデザインがこちら。
僕らは集客の方程式をシンプルに定義すれば、こうだと考えている。
課題①
より多くの方に知ってもらうための検索対策SEOの効果がほぼ見込めない
課題②
このホテルの満足度を上げるためには特徴を理解させ、お客様ニーズに合致させる戦略が全くない
課題③
web上で比較検討に勝ち、行きたいと思わせられる「質」に戦略がない
ということで、課題は山積みだったんです。。。
2) 驚き!?のラブホの目的・選び方
僕らwebマーケティングを行う人間にはごく当たり前なことだけど、、、
ユーザーがどのような検索をしているのかを真っ先に調べる。
ラブホテルを探す人は何を目的にするのか?
そのデータがこんな感じ!
…
「面白い」「車」「食事が美味しい」「ご飯美味しい」「持っていくもの」などなど。
他のキーワードツールを使えばもっと様々な目的やニーズが見えてきて、
想像では到達できないユーザー心理が様々見えてくる。。。
「面白いラブホ」と検索する人は長時間の滞在を希望しているんだろうから、ホテル設備やサービスをしっかりと提供。さらに過ごし方ページが必要なことも見えてくる。
「車」…車での行き方、駐車場、インターチェンジからの行き方、車が外から見えるのか見えないのか、などなど。そんな情報が必要そうだ。
「食事が美味しい」…これも長時間の滞在が見込める上、アップセル(単価アップ)が狙える。ホテル側が料理が得意であれば、相当な強みになる。
「持っていくもの」…アメニティやサービスの情報提供で、持っていくものがほとんどないホテルと認識されれば、利便性を高く感じ、競合よりも一歩先行くことが可能だ。 などなど。
他にも過去制作したラブホテルの2店舗の検索流入キーワードを分析し、このホテルの強みにあった検索キーワードを選定し、制作するコンテンツも明確になってきた。
3) ラブホ好きの同僚が教えてくれた「3つのポイント」
僕の会社にはS巻という同僚がいる。
彼はラブホテルが好きと言っていたことを思い出し、直接聞いてみた。
僕「どう?このホテル行きたい?」
S巻「一見、おしゃれそうなんですけど、部屋の雰囲気がわからないし、車で行きやすいかもわからないですね。」
僕「S巻が行くなら、どんな情報が欲しいの?」
S巻「僕は結構アメニティから見ますね。シャンプーとかも、いつもラックス使ってたらそれ貸してもらえるのか。
あと、女の子が髪を巻きたい子だったらアイロンがあるのかとか。。充実してないと連れていきずらいですもんね。
あと、ここって車でしか行けない場所じゃないですか?
それなら目的を明確にして行くので、
ゆったり過ごしたい人はムードも作りたいだろうから、Bluetoothで音楽がかけられるのかとか、自分のスマホから映像がミラーリングさせて大画面に表示させられるのかとか、結構細かい情報も欲しいですね。
あと、カラオケの機種とか、、古いと最新の歌がなかったりするし。。。
ここの機種ほぼ最新ですよ!これは良い情報ですね。
食事もホテルでしようと思ったら、何が食べられるか、女の子が飲めそうなドリンクあるか、なんかも確認しますよ。」
僕「S巻!!!すごいよ!!!お前は天才だ。
そしたら、長期滞在者向けのページとその多様な過ごし方をイメージさせらるコンテンツが必要だな!!!」
ということでS巻が教えてくれたのはこの3つだ。
①設備(どんな過ごし方が出来るかみたい、アメニティなども確認)
②食事(美味しいなら早い時間から行くし、一日のスケジュール変わる)
③プラン・時間(どれぐらい過ごせるのか、だいたいの費用)
これでサイトの構成も一気に固まった!
4) webサイトのコンセプトは「東京カレンダー」???
提案前日の日曜日の23時の段階で空室は18室中、、、13室。。。
かなり厳しい状態だ。。
この稼働率を上げるためには立地から考えて、目的客を増やす以外ない。明白だった。
リニューアルの提案を行うために、現実的な数字を示す必要があったので、過去弊社が制作していた2件のラブホテルのデータから算出し、リニューアルという投資に踏み切るための根拠(数字)を提示することになった。
SEO対策を行う弊社ホームページを持ったことで増えた、
純粋な新規を算出するため、
ホテル名(屋号)以外の検索ワードから獲得できた売上(予測)
・屋号以外のホームページへの流入数=P
・弊社平均予約率(CVR)=10%
・平均客単価(予想)=8,000円
ホームページから獲得できた売上(予測)
P×10%×8,000円=売上
■弊社制作のラブホテルA
検索クエリ(どのようなワードでホームページに入ったか)
2019年1月1日~10月31日迄
・合計流入数
13,546人
・屋号で入ってきた人
8,034人(59%)
・屋号以外の流入数
5,512人
・ホームページからの予想売上
5,512人×10%×8,000円=4,409,600円
10か月間で440万円以上をホームページから獲得できていたことになる。
しかもこのホテルAの強みである食事や女子会利用についても、相当数の流入があることがわかった。これは弊社ホームページを持たなければ実現できなかった数字だ。
・ご飯・食事系
367人
・女子会
230人
・おしゃれ
60人
⇒ご飯・女子会・おしゃれの合計
717人
そして、数字だけではなく、どのようなデザインにするのか!も重要だ。
リニューアルを目指すホテルの強み
・食事が美味しい
・18室すべて異なるコンセプトの部屋(何度も楽しめる)
・アメニティが充実している
・部屋の設備が最新であり充実している
わざわざここにデートをしたくなる、、、それを表現しているのは、、
雑誌「東京カレンダー」だ!
出来たサイトデザインがこちら!
5) 驚きの結果!!空室13室⇒0室に!バイアウト達成
上記の通り、検索対策、行く理由を作るコンテンツ、表現などすべてが成功したわけで、、、
結果としては毎晩部屋は埋まり、利益率が向上し、このホテルを良い条件で買いたいというオーナーが現れたそう。
結果、購入時よりもホームページという200万円以上の投資を行っていただいたが、数千万円?ほどの売却益が達成されたわけだった。
ということで、しっかりとwebマーケティングを行えば、必ず結果はついてくるわけです!
安いホームページを作るだけコストの無駄というわけで、
デザイン会社と同様にオーダーメイド(フルスクラッチ)で作られるサイトは、1サイトの制作費300万円~というデザイン会社も多いことを考えると、
SEO対策も行えるサイトと考えれば非常にコスパが高いということになります。
ホームページで集客を考えているという方がいれば、
ぜひとも弊社㈱フードコネクション石田までお問合せください。
こんなYoutubeチャンネルも公開しております。
お時間ある方はぜひご覧くらさい。
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