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ようこそ、ジエノゲスト。

2年間お世話になったヤーズフレックスに別れを告げて、ジエノゲストとお付き合いを初めて2週間が経ちました。

本日の記事は、若干生々しい表現が多いですが
実際に同じ薬を飲んでいる方や、これから飲む予定の方にとって少しでも参考になる内容にしたいので お許し願います。
前置き




服薬開始後1日~3日


とにかく眠い。
それまでに弱り切ってトチ狂った女心のせいで、寝つきが悪かったり夜中に悪夢に魘されて何度も目覚めたりしていたので 副作用が理由なのかどうかが判別できず。
吐き気や膨満感はあるものの、もう数年ずっとあるのでわからへん。

服薬開始後4日~6日


生理痛の10分の1ぐらいのレベルに当たる下腹部痛を時折発症。気が付けば忘れている程度の頭痛も時折発症。
ヤーズの服薬開始時に発症していたそれは、それはもう耐えがたい 痛み止めも効かないレベルの頭痛だったので、それを思い出せば屁でもない。
副作用の可能性は高いが、「副作用」というワードから意識的に目を背けることにより勝利!

服薬開始後1週間


不正出血はーじまーるよー。
ここまで、「ほとんどの人に起こる」と言われていた副作用である不正出血を起こしていなかったが、ここにきて突如開始。
しかしながら、鮮血が出るわけでもなく、パンティーライナーでほぼ収まる 生理の終わりかけ5日目程度。(通常の5日目がどんなもんかわからないが、オリモノが茶色だったり、踏ん張ると出るレベル。
ちょっと多いな…と思った数回、軽い日用を使ったけど2回のみ。

服薬開始後2週間(現在)


不正出血もほぼなし。何の前触れもなく消えた。オリモノカラーが少し濃い目のような気もしないでもない程度。
頭痛も下腹部痛もなし、時々狂ったように瞬間的な睡魔に襲われることはあるものの 日常生活に支障はなし。


*****


ジエノゲストの服用を開始するにあたって
起こる可能性のある副作用を片っ端から調べたし

ほぼ調べた通りの副作用を発症しているが、最初に繰り広げていた想像と比較すると 本当に「なんでもない」レベルだった。

こればっかりは人によるかもしれないので、あくまで私の一例として ではあるが、これまで薬を飲まずに生理が来ていた頃や ヤーズフレックスを飲んでいた頃の副作用と比べたら本当に

全然大丈夫

だった。

これまで1日1回時間指定のヤーズフレックスを20時に飲んでいたが、翌日のジエノゲストを朝から飲むべきか・朝は見送って夜から飲み始めるべきか を迷っていた件については
アスクドクターなる、お医者さんに相談できるサイトにお試し登録して聞いてみるなどした。

⇒結果、朝からでOKやで~と2名のお医者さんから回答を頂き、翌朝から服用開始した。



ちなみに

初めて飲んだ低用量ピルは、

ヤーズ

でした。


28日周期で飲むタイプなので、休薬期間が毎月あって、一般的なスパンで生理が来るヤーズ。

それまで生理周期はてんでバラバラ
3か月来ないこともあれば1か月に2回来ることもあったけど、毎月決まった日程で生理が来るということのありがたさをとても感じたヤーズ。

初めて白いズボンを履いて、ちょっと大人のオネエサンになった気分になったのをとても覚えている。

【生理が来ないと決まっている期間】がちゃんとあるだけで、こんなにストレスが減るもんかと気付かせてもらったヤーズだった。


ヤーズは半年ほど飲んで調子が良かったので、途中で120日周期で飲む

ヤーズフレックス

に変えてもらった。

これまで月1だった生理が、4か月に1回になった。
月1でも快適だったのに、生理が来ない日が4か月もあるなんて最高だった。

低用量ピルに年齢制限があることをまだ知らなかった2年前。
当時知ってたらどうしてたかな、と今でも考える。


生理の回数が単純に減っただけではなく
4か月置きの生理もすごく軽いものだった。

多い日だって 2時間で全面漏れ など絶対にしない。
4日間の休薬期間を終えてまた薬を飲み始めれば、すぐに生理は終わる。

服薬開始時に2日間起こる、脳みそを握りつぶされるような頭痛は耐え難かったけど 4か月置きの軽い生理と天秤にかければ我慢できた。


ヤーズフレックスの副作用として一番危険な【血栓症】を予防するために、毎日ストレッチや筋トレを欠かさないようになったし、虚弱体質故にずっと気遣ってきた食生活や睡眠時間もそれまで以上に気を付けた。

だからこそ、身体はずっと健康だった。
ほとんど風邪も引かなくなったし、ボロボロだったお肌も綺麗になった。


唯一、飲んでいる最中には気に留めなかったメンタルの不調が もしかするとヤーズフレックスの副作用だったかもしれないことは 

薬を変えた今、実感している次第。


些細なことにストレスを感じたり、寂しさや悲しさが必要以上に炸裂してしまうことも、無意味に涙が止まらないことも、自分の感情をコントロールできないことも 

薬のせいなのかどうかは結局のところわからないけど

ジエノゲストが2週間かけて自分の生活と身体に馴染んできた今、ものすごく軽減していることを実感中。


ジエノゲスト

は、私に合っているかもしれない。


ヤーズもヤーズフレックスも、合っていると思っていたし
飲み続けることでの変化もあったかもしれない。

ただ、これまで悩んでいた生理不順や生理痛や月経困難症と言われる症状から解放されて、楽だったからこそ、副作用の方に目を向けようとしていなかったというか

副作用は、起こらないに越したことはないけれど
やはりお薬を飲むということは、何らかのリスクも考慮した上で、治療の効力と天秤にかけることは必要で

今ジエノゲストを飲み始めたことによって
こんなにも痛い苦しい思いをせずに治療を続けることもできるんだな という気持ちが沸き起こっている。


医療に100%と0%は存在しない って、かかりつけの婦人科医も言っていた。

副作用が起こる確率も
病気が治る確率も
病気と共存して妊娠できる確率も 同じ。

逆に言えば、そこに気持ちが加わることによって
確率を上げることも下げることもできる。

自分に合う治療法ってやつは、病気の症状を緩和することだけではなくて、それに伴う副作用も なるべく起きない治療法を選べば良いんだな、と思った。それだけで、だいぶ楽なんだと分かった。


今後もジエノゲストを飲み続けて起こった心と身体の変化については、できるだけここに残していこうと思う。



子供を作らない選択について



ジエノゲストが万が一身体に合わなくて
薬を飲むこと自体をやめるという結末も、ある程度考慮はしていた。

実際まだ2週間なので、今でも考慮し続けている。

その場合、妊活をするのかどうかは別として
子供ができる可能性がある身体になることに対する葛藤のような思いもあった。


薬を飲んでいることにより
「自分は治療のために子供が作れない」という、「子供ができない理由」ができることに安心していた部分もある。

恋人に子孫を残してあげられない という点においては、未だに罪悪感が消えたわけではないから。

金銭的なことだったり
精神的なことだったり
身体的な不調以外の理由がそこに絡んでいるのは紛れもない事実であり、総合的に【二人にとってはその方が良い】という判断に至ったわけだけれど


年齢的にも早く子供作らないと
どうして相手がいるのに作らないの
子供がいる方が絶対に幸せ
孫の顔を見せてあげるのが親孝行
主に親戚とご近所住民(やかましいわ)

という、私がこれまで受け取ってきた心ない言葉を世間から浴びる可能性があるのは自分だけではないし、結婚することになれば猶更そうであろうと思う。


まだ、お部屋も全然決まらないし 
二人とも結婚に焦っているわけでもないし
今の環境に少なくとも満足してしまっているので

この現状を変えよう という労力を敢えて使おうとしていない というか。

何か特別なきっかけでもない限り、変わらないだろうなと思う。


変えないことで困ることがない限り
言い方変えれば、このままズルズルとお互い独身のまま 恋人が我が家に通い続ける日々が続くだけ。

それが幸せじゃないわけでもないけれど
甘えもある気がしてる。

なんせ私は汚れた作業着を洗濯しないで済んでるし
私が御飯を作れなくても、恋人は実家でご飯が食べられる。


それを【甘えてる】と私だけが感じているうちは、きっとこのままだ。


離れて暮らしていることによる、いいこともある。

一緒にいられる時間を大切にできたり
お互いが自分の時間を気兼ねなく作れたり。

二人が一緒に暮らすことによって、それを上回る幸せがあるんだとしても、あると信じていても、実際その環境を作るのには努力と時間とお金が必要で


なかなか難しいね。



少なくとも私は
新しい薬 ジエノゲストが自分に合っているおかげで
しばらくは心身共に穏やかに暮らせそうなので

まずはその事に感謝して

変わらず傍にいてくれる恋人や、そこもひっくるめて受け入れてくれている恋人の家族に感謝して、日々を健康に過ごす。


今できることは、それだけだ。

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