友人夫妻との濃厚な会合について

もう何から書いていいんだかわっからない。


真意が伝わらず若干険悪になったものの
それまでの経緯と素直な気持ちを打ち明けることにより和解した、友人O氏のお宅訪問が終了した。

予定していたパソコンの設定も終わり
O氏の旦那も交えた女子会を超えた談義を繰り広げてきた。


二人は恋人タミオ君と直接何度か会っているため、私からの報告だけではなく本人たちが感じ取った雰囲気や性格判断によるご意見ですとか
私のことも、私の家族のことも、よーーーく知っている間柄だからこそ思うことを次々と助言してくれた。

旦那は特に同性であることと
根っからの九州男児なので、男たるもの漢気を見せよ とばかりにタミオ君の優柔不断っぷりを攻撃してくるが

そこには私の行く末を案じる優しさが含まれていることが案に伝わってくるし、納得することだらけであった。


一緒に暮らすことも
籍を入れることも

ついでにこれまでの経緯で言えば
交際を始めることも
一線を越えることも
妊活の要否についても そうだったかもしれない。

そうしたいという気持ちは本当にあるだろうけど
【自分で決める】ことが嫌なんじゃないかな
要するに責任を取りたくないとか、根本的にそういう節があるんだと思う。

O氏旦那


そうかもな。


家が決まらない理由の半分以上は、方位学に従うことによる行先の制限ではあるが、残りの原因は お休みが合わなかったり撤回されることにより計画的に予定が立てられないことと
何より決断力に欠けるところだと思っている。

もちろんタミオ君だけではなくて。

タミオ君は自分の意見がないマイナス面と
二転三転する方位学に文句も言わないプラス面がある。


あくまで「今の環境に置かれた私」にとってのプラス面であって、方位学に振り回されることに対して 面白くない言動をされてしまう方が 上手くいかないから助かっているというだけで

自分はこうしたい!こうしよう!という意見をタミオ君の口からなかなか聞けないことにより、私が定期的に【この人は本当は私と一緒に暮らすことに気が乗らないのでは】と思ってしまうに至る。


それでもまだ私が、一緒にいたい相手がタミオ君だからこそ 自分が誘導してでも一緒にいる方向で努力しようと思えているだけかもしれない。


タミオ君は実家から出たことがないので
一人暮らしの大変さや寂しさを味わう機会もない。

私はその寂しさや大変さをどうしても味わいたくて家を出てるので、自分で自分の世話を焼くことの楽しさや嬉しさが今も勝っていて、なかなか大変だとか寂しいとか味わうまでに到達もしてないけど

それはただの結果論で
私がこれまでの人生や生活において、そう思える状況を作ってきただけの話。


実家にずっといて、特に自由を求める以外の理由で家を出ようと思ったことがないタミオ君にとっては
自分の世話を焼いてくれる対象が お母さんから御子ちゃんに変わるだけ。
優しいし穏やかだから、ありがたいという気持ちはちゃんと持っているとは思うけど、御子ちゃんがそばにいてくれることの本当の意味でのありがたみは 、例えば何か月か1年とか、ある程度の期間を一人で暮らしてみないとわからないと思う。

二人で住むための家を借りたとして、とりあえずそこで一人で頑張ってみるとか。その場合は彼が御子ちゃんの家に通うんじゃなくて、御子ちゃんが彼の家に行くようにするんだよ。

今まで御子ちゃんがしてきたみたいに、彼が来るまでに家を掃除しておくとか、食べたものをそのままにしておかないとか 彼の方が気にしなきゃいけないって状況を作った方がいい。
洗濯をちゃんと自分でやってるか、買い食いばっかりしてないか、確認できるし。

O氏旦那





そうだよな。

でもタミオ君は実家と仕事場が近いので、
自分でご飯を作るより実家で食べてきちゃうとか
掃除はともかく洗濯も下手すると実家に預けてこれちゃうからな・・と、どこかできっと甘えてしまうであろうという予想までしていた。

実際はどうか やってみないとわからないけど

今まで当たり前に存在していた、いろんなありがたいことを、ありがたいことなんだと心底実感するきっかけはあった方がいいだろうな と思う。


一緒に暮らしたとして
何も手伝ってくれないとは思わないし

今は「私の家」に来ている「お客さん」だからこそ
できるだけ掃除も片付けも自分でやるようにしているし、タミオ君がいてもいなくてもやらなきゃいけないことの延長だからこそ苦にもしていないけど

「二人のおうち」として一緒に過ごすのであれば
もちろん今と同じように、やってくれたことに対しては全力で感謝の気持ちを伝えるし文句も言わないけど

お互いが当たり前のように「自分たちの家」として生活を回す意識は必要だと思っている。二人ともが同じように働きながら暮らすんだから猶更。


そういう話も、これまでタミオ君と直接しゃべったりもしていた。
最初に自分がやることを当たり前にしないための準備だと思っていた部分もあったけど、「もしかしたらそれで怖気づいている可能性だってあるよ」と旦那に言われて 確かにな と思った。

男は結婚したり同棲したりすることによって 自由 が奪われると思ってしまう人が特に多いから
一緒に暮らした場合のメリットを本人にちゃんと気付かせるためには、やはり今までしてこなかった【苦労】が必要 って話を再三してくれた。


タミオ君が私を大事に想ってくれているのもわかるし
愛されている実感もある。

目の前の幸せに夢を抱いたり希望を口にしたりすることはできても、実際に長い目で見て物事を考えたり、現実的にリスクを考慮したりするのはとても苦手な男だ。


お父さんが、来月末までに荷物を出しなさい と言ったことに関しても
タミオ君は単純に「約束の期限に荷物を出せばいい」と思っているけれど、もしかするとなかなか煮え切らない我々に動くきっかけ(というか喝)を与えてくれていると私がどこかで思っていたように
O氏の旦那も 親ならきっと そういうつもりで言ってると思う と述べた。


そして

だとしたらこのチャンスを逃すべきではないし
そこで一緒に籍入れなかったらもう入れれないと思うし
いくら御子ちゃんが急いでないとは言っても、彼の意思はちゃんと確認して、それでも入れないと言われたら(私に結婚したい気持ちがあるなら)先はないと思うから別れることも考えた方がいい。

O氏旦那

と、言われた。


お別れする結末については考えてもいなかったな。

結婚を急いでいない理由に妊活の要否があることについても、O氏や旦那様には話してあって
実際妊活をしないことによって急いで籍を入れないといけない理由もないし、根本的にそれをひけめに感じている部分もあるからこそ、私の方から結婚を急かすようなことを言うつもりはなかった ということも伝えた。



O氏夫妻も子供がいなくて、「子供を作らないことを決めて結婚した」まさにDINKSの道を自ら選択した先輩でもあるんだけれど

私やタミオ君の性格上、子供がいない方がうまく行くのは間違いないと思う という他人としての意見も頂戴できて

病気があろうがなかろうが、そもそも40になれば年齢的に子供ができづらいことはある程度世間もわかっているはずで
そもそも下世話な催促をしてくるタイプの方というのは、もちろん【良かれと思って】発言しているし、結婚して子供ができることが幸せだと信じてやまないのは大体決まった世代の人だから

いずれは絶滅する

と言ってた。

O氏は26歳の時に結婚しているので、旦那は少し年上ではあるけど、それはそれは世間からの「子供」攻撃がすごかったみたい。

二人は単純に、お店を開くのが夢だったのと
子供は好きだけど自分たちが育てていくのは違うと思っただけで、特別身体的な理由があるわけではなかったから

答えには困ったけど傷つくことはあまりなくて
それよりよっぽど、欲しいのにできない人がそういう心無い言葉を浴びるケースを想像して かわいそうに思っていた と実体験から語ってくれた。



確かに私は今、結婚もしていないのに私の妊活に口を出してくる親戚やご近所住民が何人もいる。
たぶん決して多くはないし、年齢層が近いことも間違いない。

その中の一人には、私に全面的な理由があって子供はできないから もう何度説得されても答えは変わらない と告げたことがある。
それ以降二度と子作りを急かしてくることはなくなった。

ただ、子供ができないことを公表することには一定のリスクもあると思っているので、そのことは基本的に口には出さないけど、「相手が女性であること」と「何度も下世話を繰り返す」という条件を満たした場合にのみ カミングアウトという名の砲撃を食らわせることにしている。


とは言え私は、妊娠の可能性が低いだけでないわけではなかったので、結果的には【子供を作らない】という選択を自分がした に過ぎない。

だからこそ、タミオ君やタミオ君の家族に対しての罪悪感は この先もしかしたら薄れることはあっても消えることはないと思う。

その気持ちと共存することによって、二人の関係がうまく行くとか、相手を大切にできたり思いやれることに繋がるとも思うからこそ あえて目を背けずに過ごしている次第。


そんなこんなで、O氏との再会(男子も加わった女子会)は濃厚な時間を過ごすことができました。

やっぱりタミオ君にも、こうやって他人と意見を交わしたり、第三者の立場で助言をしてくれる人と話す機会があった方が絶対にいいよな。



タミオ君とも久々にゆっくりいろいろ話せたんだけど
長くなりすぎているのでまた今度。
毎度私の長文を最後まで読んでくれる皆様ありがとうございます。

はばないすでい


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