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仏教ラボ:プロジェクト紹介 『temple morning』 - お寺の朝掃除会を全国で!

未来の仏教ラボ、プロジェクト紹介二番目は『temple morning』プロジェクトです。

「お寺の朝掃除」というマイブームがみんなのブームへ

『temple morning』とは、2017年に未来の住職塾塾長の松本紹圭がはじめた、お寺の朝掃除会。
最初に、松本塾長から「これからは掃除だと思うんだよね」と言われた時、「おっ、おう、、、そうか、、、」みたいな微妙リアクションをしてしまった自分が思い出されますが(笑) 約一年が経過した今、『temple morning』の舞台となっている神谷町・光明寺には、朝7時半から10名〜20名の方々が集い、熱心に掃除をしています。

お寺のイメージのひとつとして、広い境内を小僧さんが掃いていたり、長い廊下を修行僧が雑巾がけをする情景が浮かびます。「お寺で掃除」という耳触りは新しくとも何ともありません。

なぜ「お寺の朝掃除」がいいのか?

でもなぜ、朝7時半のお寺に、人々が集まって掃除をしているのでしょうか?

その気持については『temple morning』一番の常連である、山本ユミさんが彼岸寺というWebサイトにて連載しています。美しいことばで細やかに描かれているので、読めばなんとなく理由が見えてきます。

お掃除は「誰でもできる」点が素晴らしいですね。神谷町・光明寺の『temple morning』に参加していても、特に前置き無くすぐに取り組めるのがいいと感じます。初対面の人たちが集っても、それぞれ個人作業でもいいし、気が合えば協力しあってもいい。自由です。

お掃除が終わったら、本堂で皆で読経をして声出すのは朝から気持ちがいいですし、お茶を飲みながらお坊さんのお話を聞いて、あれやこれや雑談するのも楽しい。「なんだかちょうどいい」居場所なのです。

掃除でつながるお寺の輪

お寺さん側のことでいうと、「宗派関わらずに共通して行える」という点がいいですね。まさに超宗派の寺院が集う、未来の仏教ラボにぴったりの取り組みだと思います。

『temple morning』プロジェクトの目標は、全国に「朝掃除の会」を行なうお寺の輪を広げ、檀信徒や地域の人々の居場所のひとつとなることが挙げられます。
しかしそれにとどまらず、様々な企画をしていってほしいですね。例えば「そうじ」だけに總持寺(そうじじ)をみんなで掃除する会(ダジャレ!?)とか、お寺だけでなくいろんな宗教施設や聖地を世界のみんなでお掃除するのもいいですね。
夢は膨らみます!

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