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展望:【グループA】21/22 チャンピオンズリーグ

サッカーファンの心を躍らせる
最高のアンセムが帰ってくる!

つい最近チェルシーとマンチェスター・シティのCL決勝戦を観た記憶は新しいが、すぐさま新しいシーズンが到来。

ヨーロッパのクラブのシーズンオフ中も、EUROがあり、東京オリンピックがあり、いつの間にかチャンピオンズリーグがすぐそこにやってきている。我々サッカーファンに休む暇などない。まるで過密日程をこなすプレイヤーと同じ…一緒に戦いっている!と思うとなんだか嬉しい気持ちにもなる。

そんな今シーズンも世界最高峰の戦いが間違いなく見れるチャンピオンズリーグが、もう来週にせまっている。そこで、発表された今季のCLグループリーグの展望をしていきたいと思う。

グループの振り分け

21/22 チャンピオンズリーグGL
■グループA
マンチェスター・シティ(イングランド)
パリ・サンジェルマン(フランス)
ライプツィヒ(ドイツ)
クラブ・ブルージュ(ベルギー)

■グループB
アトレティコ・マドリー(スペイン)
リヴァプール(イングランド)
ポルト(ポルトガル)
ミラン(イタリア)

■グループC
スポルティングCP(ポルトガル)
ドルトムント(ドイツ)
アヤックス(オランダ)
ベシクタシュ(トルコ)

■グループD
インテル(イタリア)
レアル・マドリー(スペイン)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
シェリフ・ティラスポリ(モルドバ)

■グループE
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
バルセロナ(スペイン)
ベンフィカ(ポルトガル)
ディナモ・キエフ(ウクライナ)

■グループF
ビジャレアル(スペイン)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
アタランタ(イタリア)
ヤング・ボーイズ(スイス)

■グループG
リール(フランス)
セビージャ(スペイン)
ザルツブルク(オーストリア)
ヴォルフスブルク(ドイツ)

■グループH
チェルシー(イングランド)
ユヴェントス(イタリア)
ゼニト(ロシア)
マルメ(スウェーデン)

グループ分けを見ただけでサッカーファンの心を燻る組み合わせも。あれやこれやと妄想も膨らみ、それだけで何杯もの酒が飲めてしまいそう。

情報の少ないチームもありますが、チャンピオンズリーグ始まるまでにそれぞれのグループの展望を綴って行こうと思う。全てのグループを紹介できるか分かりませんが、頑張っていきましょう!

グループA

リベンジマッチが目白押し!?

■グループA
マンチェスター・シティ(イングランド)
パリ・サンジェルマン(フランス)
ライプツィヒ(ドイツ)
クラブ・ブルージュ(ベルギー)

初っ端からビックマッチ実現!
1番の楽しみは何かと現代フットボール界をいい意味でも、悪い意味でも盛り上げている、たっぷりの燃料?でめきめきと力と歴史を作っている2チームの激突ではないだろうか。昨シーズンもチャンピオンズリーグ準決勝で激突した2チームだが、その時はマンチェスター・シティに軍配。パリ・サンジェルマンはリベンジに燃えているはず。

そこに翼を授かるこちらもドイツサッカー界をいい意味でも悪い意味でも盛り上げるチームと、ベルギーの歴史あるクラブがグループAに加わった。ライプツィヒにとってもリベンジマッチ。それは2シーズン前のCL準決勝で破れたパリとの1戦。意外と因縁のあるチームが揃ったグループAはそういった見方で試合を見ても面白そう。

マンチェスター・シティ

ペップよ、策に溺れてしまうのか?

グループリーグ突破大本命。昨シーズンのCLファイナリスト。チェルシーに破れて準優勝に終わったものの、クラブ初のCL決勝進出を果たし悲願のCL優勝にチャレンジが今年も始まる。

昨シーズンと戦力はほとんど変わらず、ペップが長らく指揮している為チームの完成度も非常に高いレベルに達している。それでも、ビックリさせる戦術を新たに生み出し続けてチームに進化を止めることは決して許さない。そんなチームに新たに1億ポンドの男を加えて悲願のCL優勝を目指す。

しかしここ最近、ペップはCL決勝トーナメントに入ると、誰もがビックリする戦術、人選をして自滅する姿はお馴染みになりつつある。なぜだか大舞台で割と頻繁に、博打の様な戦い方をするペップにマンチェスター・シティファンは何度も後悔させられているはず。

「あー策に溺れてしまった…」

昨シーズンはそんなサプライズ的な戦いをすることなく戦ったことが、クラブ初の決勝進出にいけた理由かもしれない。

大舞台で策に溺れてしまうのか?それとも静かにいつも通りの戦い方をするのか…

パリ・サンジェルマン

銀河系軍団は団結するのか?

こちらもマンチェスター・シティ同様に悲願のCL優勝を狙うクラブ。今シーズンも大型補強を順調に進めた。MFワイナルドゥム、DFハキミ、GKドンナルマ、DFセルヒオ・ラモス。そしてバルセロナのまさかの退団となったFWメッシまで獲得したパリ。今現在、間違いなくビックネームが揃うチーム。銀河系軍団と呼ばれていたレアル・マドリードのあの時代と同等くらいの顔ぶれが今シーズンのパリには揃っている。

しかしそんなビックネームをどう扱うのかポチェッティーノ監督は頭を悩ませているかもしれない。攻守のバランスも考えながら、ビックネームの顔色も伺いながらと毎試合胃が痛くなりそうだ。それでもこのチームがまとまり、団結した時には間違いなく優勝に1番近いチームのはずだ。CL制覇を経験している選手は目白押し。

彼らがこのCLの舞台でどんな人選で、どんな戦い方をするのかは非常に楽しみ。

そして昨シーズンCL準決勝で破れたマンチェスター・シティへのリベンジに燃えているはず。バチバチの戦いが見えるはず。ワクワクすぎる。

ライプツィヒ

新たな船出。

近年メキメキとブンデスリーグで力をつけ、ヨーロッパの舞台の常連となっているライプツィヒ。明確なチームの方針を掲げ、そのやり方に多くの批判はあるものの…確実に力と結果を出している。

しかし、近年の成果を支えていた多くの主力が今シーズン引き抜かれてしまった。

DF ウパメカノ(→バイエルン)
MF ザビッツァー(→バイエルン)
監督 ナーゲルスマン(→バイエルン)
DF コナテ(→リヴァプール)

監督含めた主力選手が引き抜かれた影響で新たなチーム作りを余儀なくされている。開幕している国内リーグでも勝ち点を落とす試合が多い様子を見ると、まだまだチームは発展途上という具合ではないだろうか。

2年前見せたCLの舞台での奮起をもう1度。あの時準決勝で破れたパリ・サンジェルマンへのリベンジにチームは燃えているはず。

エースのダニー・オルモは東京オリンピックの影響で休暇中のようで、彼が帰って来ればまたチームは変わるはず。また古巣のマンチェスター・シティとの対戦になるライプツィヒの顔となっているSBアンへリーニョの奮起は楽しみの1つにもなりそうだ。

クラブ・ブルージュ

ベルギー王者の意地とプライド

このグループの中で1番厳しい戦いを強いられるのはこのチームだろう。ここ近年チャンピオンズリーグの常連になっているベルギー王者は、その意地とプラドを強者たちにぶつけてくるはず。グループリーグ突破にはクラブ・ブルージュとの試合が意外とキーになるかもしれない。どのクラブも実力だけ見れば、勝ち点をとりこぼす事は許されないと戦うはずなので、そこが逆にプレッシャーとなり面白いゲームが起こるかもしれない。

ここ数年ではグループリーグ敗退となっているが、このヨーロッパ最高峰の舞台でも勝ち点を積んでいるという戦い振りを侮ってはいけない。

クラブ・ブルージュがダークフォースとなれば一層このグループAは大盛り上がりするだろう。

次はグループBへ!





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