留学以外で海外に行くことを決意

私は過去二つの投稿で交換留学をするためにIELTSの勉強に力を入れていたが、中高から付き合っている8年の仲の友人や大学で仲良くさせてもらっている管理人さんなど私の身の回りの人に今後の人生について相談した。そして、留学しないことを決意した。

まず考え直すきっかけとなったのはこのNOTEで留学以外で海外に行く方法を検索したことである。この記事のおかげで留学以外にもワーホリや会社をとおした海外駐在などのチャンスがあることを具体的に考慮するようになった。長年の友人二人に相談した際、私は海外に行きたいという思いの強さから留学という道を選んでいたが、自分の専攻分野を本当に極めたのであれば日本でもできるということに気付いた。視野を広げるという点では留学は学生時代経験していたほうが良いと思うが、自分が本当に海外の大学で英語を使って自分の分野を学ぶよりも、日本語でのほうが理解できるし勉強することが苦ではなくなると思った。それに加え、私は日本の今の状況を変えるような仕事がしたいのである。海外の政策や環境を知ることはプラスに働くと思うが、日本でその国の状況が当てはまることはレアであり、日本のケースを考えなければいけないと感じた。私が留学に行きたかったときのモチベは、英語上達・海外生活へのあこがれ・ヨーロッパ観光などだった。そのため、学習するならやはり今の大学で授業を受けるべきだと感じた。さらに、私は中高でまあまあ成績をよく保ち英語ができるほうだと自負していたが今の大学に入ると英語以外の言語も操る人が数えきれないほど在籍し、それに圧倒され英語学習の大切さを感じた。留学をすると決意していたころは短期間でIELTSの結果を出さなければならず、コツコツと努力して成し遂げてきた私にはこの手段は不向きであると自覚した。英語上達という目標はまだモチベーションがあるので、将来働き始めた時に自分のコミュニティを広げる手段として使えるように英語勉強はあきらめないでいたい。そして、大学卒業までにIELTSのOA7.0を獲得したい。
また、留学することで就活の際がくちかになるだろうというよこしまな気持ちがあったのも事実である。そのため海外の環境に自分が合うのかどうか考えず理想だけが独り歩きしていたため、友人に「本当にいい会社は留学したかしてないかで採用・不採用を決めないと思う」といわれたときは、はっとさせられた。私の大学では留学に行く機会がたくさんあり、たくさんの学生がその制度を利用するため私も行ったほうがいいのかななどと周りの経験値に追いつこうとしていた部分もある。ある意味私は留学を就職で有利にできるよう逃げ道を用意しようとしていたのかもしれないが、本当は逃げ道ではなかったんだと思い知った。逃げることも大切だし、大学生になってから本当に親に感謝している今、親が出してくれるこのお金を自分が心からやりたくないことに使うのは自分で自分が嫌になる。だから、逃げると親に思われたとしても、日本で精いっぱい勉強して自分のやりたいことをとことんしたんだと胸を張って言えるよう努力をする。

海外で学ぶことができるチャンスは今が最後であるといわれるが、私にとっては海外で生活し、コミュニティをもつこと自体が学ぶことをスタートさせているように感じる。将来海外駐在で海外で生活することがあるならばぜひ行ってみたいし、英語を活用していきたい。仕事ではあるが自分の好きな分野や世の中のためにどう改善していくかの積み重ねは、私にとっては大きな学びの過程である。私は働いていても、人生をかけていろんなことを学んでいきたい。

留学よりも就活に専念したいと思うようになったのも留学をやめた理由の一つである。10年後やその先を考えると、私がどんな会社に入りたいのか具体的な会社名まで絞ることができた。ずっとそこで働くかはわからないがここを新卒で入りたいと感じた。そのため2年の後半から就活を始めたい。

最後に私は単に日本が好きである。住みやすいし、日本のいろいろなところに観光にだって行きたい。何より、今回の二月間実家に滞在したことによって、また20歳の誕生日をお祝いしてもらって、家族が大好きだしこれまで親に育ててきてもらったことに初めて心から感謝できた。家族が健康で生きていることも当たり前ではないし、会えるなら出来るだけたくさんあっておきたい。私にとっての幸せは私の大切な人との時間を過ごすことであるからこの選択は私の価値観をとても反映できたものになったと思う。私は留学のことを前向きに取りやめることができ、就活開始の準備をしていくことに決めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?