好きな服と似合う服、どちらを着ればいいの?
理系ファッションアドバイザーの Kaori です。元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、とある強い思いからファッションの仕事をしています。
好きな服と似合う服、どちらを着ればいいの?
こう迷ったことはありませんか?
独立する前、師匠の元※で働いていた頃。私は、ショッピング同行のお客様にどちらを提案したらいいのか、迷った事があります。
ショッピング同行にて、お客様が気に入ったお洋服を購入する。笑顔で帰って行く。私はそれで成功だと思っていたのです。
けれど、師匠的には違ったらしい。師匠の指摘を受けて、私も悩みました。
似合うと好き、どちらを優先すべきなのか?
このモヤモヤは、今は解消されています。私の中で答えは出でいるのです!
私が目指している世界観で大事なのは、「好きな服」でも「似合う服」でもありません。この記事では、それよりももっと大事な事は何か?をお伝えします。
好きと似合うで揺れている人の心のワダカマリを解消してくれますように。
お客様に喜んでもらえたのに…似合わない服だったの?とモヤモヤ
ショッピング同行では、お客様に似合いそうな服をご提案しながら、お客様と一緒にお買い物をします。
私が提案しても、買う・買わないはお客様の自由。気に入ったものだけを買うスタイルです。なので、笑顔で購入されているお客様を見て、「やった!」と思っていたのです。
好きな服。良いと思った。だから購入に至ったんだ♪
ですが、提案した服の写真を師匠に共有すると・・・
このジャケットは、このお客様に似合うテイストと違う。
このカットソーは老けてみえる。
など、色々と指摘を受けまして・・・。
笑顔で購入されたお客様のこと、自分が選んだ服を否定された気がしてモヤモヤしていました。
理論的には「似合わない」服を着ていた Mari さんが素敵に見えた理由
このモヤモヤを解消してくれたのがジュエリーメーカーの Mari Dillerさんです。ひたすら自分と向き合うセミナー中で出会いました。
彼女との出会いによって、私はファッションを通じて何をしたいのか?が見つけました。
Mari さんはパステルイエローのオールインワンという出で立ち。いわゆる、淡い色。
ファッション理論では、「淡い色が似合う=顔が薄い人」と習っていました。Mariさんは決して薄い顔ではありません。理論的にはパステルイエローが似合う人ではない。
けれど、彼女はなんとも素敵な女性でした。
理論を超越していた。例外ってやつです。
彼女に出逢って、気がついた。
人間が素敵に見える本当の理由は、着ている服に起因しない。
彼女の話を聞いていたら、彼女が魅力的な理由もわかりました。
自分自身をどれだけ愛してる?
その理由、Mari さんが自分自身の事を大好きだからです。
ナルシストなど変な意味ではなく、ありのままの自分を愛していた。事故にあった過去も、上手く行かなかった時期もすべてを含めて、自分を大好きである。
彼女からはそれがものすごく伝わって来ました。もちろん、彼女が作るジュエリーも愛に満ちてる。
「似合う服を選んでやろう精神」が恥ずかしくなった
なぜ人はファッションのアドバイスを求めるのか?
それは魅力的になりたいからに他ならない。
以前の私は、ファッションの提案にしても「この人に似合うものを絶対に当ててやる!」みたいな精神でやってました。ゲーム感覚?
けれど、Mari さんに出会って、そんな自分が恥ずかしくなりました。
服を主役にして、人を主役にしていなかった自分に気がついたのです。
自分を好きになる。そのための服を提案したい
もし、自分を嫌いだったら。オシャレをしても、似合う服を着ていても、何の意味もない。
魅力的な人間になるために本当に大切なことは自分を好きになることです。失敗も痛い過去も含めてすべて。
そう悟った私は心に決めました。
似合う服ではなくて、自分を好きになれる様な服を提案したい!
と。
人をオシャレにすることが最終目的ではない
私のサービスでは、「人をオシャレにする」事が目的ではありません。
自分をより好きになってもらう事が最終目的です。
自分を好きになるためには、外見を変えるのが即効性があり効果的。
だから、ファッションという手段を使っています。そう、ファッションはあくまで手段。
最初は、理論に沿って「自分に似合う服」を知る。
次は、「似合わない服をどう着るか」を知る。
最終的に、「何を着ても素敵な人」になる。
映画「プラダを着た悪魔」の主人公アンディーも、最後はファッション業界から手を引き、昔から愛用していた服装に戻ります。
最後のシーン。最新のオシャレ服を脱いでも、アンディーは魅力ある人間でした。
自分をより好きになる服を見つける。そんな思いでお客様に似合う服を分析し、ご本人の魅力を伝えています。
これは最初から独立していたら、全く気づけなかったことです。価値観の合わない人とも働いて、悩んだからこそ、たどり着いた結論です。
ここまで方向性が決まったからこそ、会社を辞めたことを母に伝えることができたのかもしれません。だから母も応援してくれたのかな、なんて。
自分をもっと好きになりたい。そのためのファッションを知りたい、という方はぜひ、LINEでもFacebookでもご連絡ください♪
よろしければサポートをお願いいたします。理系ファッションアドバイザーとして精進していくための研究費用として使わせていただきます。