note41 : 考える自分と、動いてる自分
妹が友達と花火大会に行くから浴衣を着せてくれと言ってきた。
今年は自分も着る予定がなくて浴衣に触る機会がなかったから、着付けをするのは春休みぶり。
正直ちゃんと着せられるかあまり自信なかったけど、プロが見な今かぎり、割と着てしまえば上手い下手はわからんもんで、まあなんとかなるかととりあえずやってあげることにした。
髪も編んでくれと言われて着付け師兼スタイリスト。
着付けをしていくうちに、教えてもらったことを少しずつ思い出す。なんだかんだ、教えてもらいながら着る着せるを繰り返し練習しているうちに慣れてきていたみたいで、やり直すこともなく形にすることができた。
練習したことがこうやってどこかで役に立つのはいいことだなあ
大学3年生+スペシャル休学イヤーを過ごしてもう少しで22歳。
なんだかんだ、ここ数年でできるようになったことは結構たくさんある気がするんだ。
少し前にも妹のスマホショルダーを作ったり、自分の手持ちバックを肩掛けにしたくてインド刺繍を縫って作ったり、母に便乗して編み物を少しやってみたり、一人暮らしをしてからはきちんと料理もできるときにはしているし
団体活動を通していろんなツールを使えるようになったりとか、今日はスプシのパーセンテージを出す関数を1人でいじれて、誰に自慢できることでもないけどちょっと嬉しくなったり
20年ちょっと生きてても自分の小さな成長は嬉しくなる。
私はなんとなく、考える自分と、動いてる自分の2人分の人生を経験しているような気持ちで生きている。
インターンを通して、自分の知らない世界をたくさん見ている。
知らない部分を丁寧に教えてくれて、一緒にミーティングで数字を見て、仕事を任せてもらえる。
改善点もちゃんと教えてもらえて、スキルのある人ってかっこいいなとか思いながら、私も早くこの数字の変化に意見できるくらいに追いつきたいと思う。
朝は早いけど、いつも帰る時には今日も頑張ったな、勉強になったな、一歩進んだな、仲間になれている気がするな。
そんな満足感をリュックに詰めて帰っている感じがする。
今は進むのが楽しい。
頑張りすぎないように、適度に力を抜くところは抜いて、
就活に焦りすぎないで、今を楽しんでいかないと、0から自分を進めていける機会はきっとこれからどんどん少なくなる。
スキルのある、経験のある大人たちに囲まれて、私はいろいろわからないことを強みにとにかくいろいろやってみたい。
昼休みにはご飯を食べた後、少しオフィスの周りを探検する。
今日は高校生の時に行ったパスタ屋さんの前に急に出たけど、お店が変わっていて、少し残念だった。
人気のないところを歩いていたら、電車の音の向こうに代々木体育館が見えて、この辺にも空が広い場所があるんだなあと、また一つ知っていることが増えたのでした。
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