見出し画像

どうしても赦せない人 DAY 7

1.魂の振り分け

磁石のNは北を、Sは南をさし、磁石は金属を引き寄せます。また、電流が流れるときは、陽極(+)の周りに陰イオン(-)が集まり、陰極(-)の周りには陽イオン(+)が集まります。これは、自動的に引き寄せられるので、逆はありえません

川の流れで運ばれる石は、大きな石は重いのであまり流れず、ごつごつと上流に溜まりますが、小さな石は軽いので遠くまで運ばれ、流されるうちに丸くなり、下流に集まります。それは全て法則で、意思にかかわらず、必ずそうなります

同じように、命が切れると、人を傷つけた魂は地獄(霊界の下層)に引き寄せられ、親切で愛に満ちた魂は天国(霊界の上層)に引き寄せられます。どんなに天国に行きたいと思っても、同類の層に親和して振り分けられるのです。それはまるで、魚は森でなく水中に住み、人間は水中でなく陸上に住む、というような法則なのです。

2.赦せないこととは?

証拠隠滅して警察につかまらなかったとしても、何をしたら地獄行きとなるのでしょうか。下のリストのなかで、自分がされたら嫌なことはどれですか。赦せないものからいくつか並べてみてください

  1. 業務上必要な情報を教えてもらえず、準備していたのに不可となる。(発表や面接の時間が変更されたのに、教えてもらえない、など)

  2. 嘘をつかれ、約束を破られ、貸したものは戻ってこず、自分だけ悶々と腹が立つ。

  3. かげで悪口を言われたり、事実無根の噂を流されたり、言っていない悪口を言ったことにされたりして、周りから距離を置かれる。

  4. クラスメートや同僚に送った個人的なメールや写真を、別の誰かに勝手に流されたり、相談内容を他人にばらされたりして、複数の人から馬鹿にされる。

  5. 自分だけ疎外され、嘲笑され、見下され、誰も助けてくれない。

  6. 覗きや盗撮、録音録画などにより、自分の知らないところで見世物にされている。

  7. 執拗なネット中傷をされ、自分だけでなく家族にまで被害が及ぶ。

  8. 成績に不当に低い評価をつけられて進学や転職の可能性をつぶされる。

  9. 安全ではないものを安全なもののように勧められ、実害を受ける。(理科室で先生が呼んでるよ、と言われて行ってみると、いじめグループが待っていた。お茶のなかに、汚いものを入れられていた、など)

  10. 加害者が嫌がらせをしたことを認めないどころか、あなたに責任を押し付けたせいで、あなただけ退職や退学を余儀なくされた。

このどれもが、人に不安、恐怖、怒り、悲しみ、憎しみを与えます。警察に捕まらない限り、他人を蹴落とした方が得だと思っている人もいるのでしょうが、霊界ではすべての人が自分のしたこと、相手に与えた影響に見合う責任を負うことになります。

3.自分とは?

次に、それを自分が誰かにしたことがないか、考えてみてください。

  1. 授業に遅れてきた人に、「大事な連絡はなかった?」と聞かれたとき、遅れる方が悪いと考え、教えてやらなかった。

  2. デートの予定が入ったので友達との約束をドタキャン、あるいはすっぽかした。結婚式に借りた服を、忙しかったのでずっと返していない。

  3. 気に入らない人の悪口を言ったり、話を盛ったりして、みんなで結束を固めた

  4. 人の悩みを出しに笑いをとったり、人のメールを他の人に転送したりして、陰で誰かを馬鹿にした。

  5. いじめを止めたら自分がターゲットになるからと、見て見ぬふりをしたり、強い方にすり寄った方が得なので、一緒になって嫌がらせに加担した。

  6. 旅行のとき面白半分に同室者の寝顔を写真にとったり、人と会話しているときにこっそり録音録画して、後でみんなで爆笑した。

  7. 週刊誌やネット記事を信用して、匿名で有名人を徹底的に中傷し、それが正しいことだと思っていた。

  8. 気の利かない生徒や部下の成績を低く評定し、日ごろのイライラを解消した

  9. 日ごろ幸せそうにしている人に嫉妬していたので、床に落ちた食べ物を、その人に勧めた。

  10. うまく反論できないほうが悪いので、周りをだきこんで、弱い者いじめをした。

ここで気をつけてほしいのが、被害者が別の場所では加害者になりうるということです。最初の10のリストと、2番目の10のリストでは同じことを書いているのに、自分が悪いことをしたときには、相手の被害よりも自分の言い訳を書いている2番目のリストが自分の感覚に近い気がしますか。もし、自分は軽い気持ちだった、弱い相手が悪い、みんなと仲良くなるためには誰かを笑いものにした方が手っ取り早い、などと自分を正当化しているならば、あなたには加害者としての側面も持っているということです。自分が傷つけた人に許してもらわなければ因果は完了しないので、自分に甘くならないことが大切です。これは私が常に自戒していることです。

4.天国と地獄とは?

ここから上が天国、ここから下が地獄、などという場所が最初からあるのではなく、ただ、同じような魂が類をなして、層を作っていると思います。

暴力的な層、サイコパス的な層、自己反省を全くしない層、罪悪感が多少あっても謝罪しない層、償いをしたいと願う層など、地獄のような階層にはいくつも違う層があるでしょう。これらは、生きているときの心の波長に最も合う層に引き寄せられ、自分が他人をいたぶったように、自分が同層の霊たちからいたぶられる、それが自業自得の本当の意味だと思います。

天国にしてもそうで、何を思い、何をしてきたかによって、いくつもの層があると思います。すべての思いも行動も記憶されて、消えることはありません。

だから、この世は不公平に見えても、あの世にいけば、全ては公平だったんだと納得するのだと思います。

だから、今、誰かに苦しめられている人がいたら、心から言いたいのです。その苦しみが数か月、数年、あるいは最大で数十年続いたとしても霊界で加害者がそれ以上に苦しむ数百年より、はるかにましです。霊界では飲食や睡眠は不要なので、苦しみは途切れることはありません。しかし、この世では、食べたり眠ったりしている間や、ぼーっとしている瞬間は、苦しみが少ないはずです。24時間連続の苦しみではないことに気付いてください。なので、どうか人生を投げ出さないでください。将来に希望が持てなかったとしても、魂は必ず成長します。

注記

これは私のブログからの転用です。


もしよろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートで、記事の内容と頻度を高めたいと思います。ご協力ありがとうございます。