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あんみつ姫の呪い"着物考"
着物が好きだ。大好きだ。愛していると言っても過言ではない。
好きなものには環境や知識からくる後天的なものと、DNAに組み込まれているかの如く先天的なものがあるように感じる。私にとって読書や料理、音楽の好みなどは前者で絵を描くことと観るとこ、インテリア、着物は後者だと思われる。自分で思い出せる最初の記憶には既に好きなものとして存在していた。
着物にフォーカスしてみると、これには両親も大変であったかと
また4月がきたよ 同じ日のことを想い出して
一年前の私に問いたい。
"何が欲しい?"
答えは明確だ。
"欲しいものはない。"
人は満ち足りていると物質的、経験的、感情的にも欲がなくなるらしい。
今が一番幸せ絶賛更新中の私はある意味無敵だった。
そして1年をかけて芋蔓式に多くを失った。部品一つを失った機械が徐々に外れ、綺麗に解体されるように、面白いくらいに。最後に失ったのは五感だ、怒りも悲しみもない代わりに喜びや楽しさも全く感じなくな