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【ニュースコラム】今日も色々あるけれど…旧挺対協の話

―画面越しにも香りが伝わるような品のある色香が立ち上る人だった

女優の芦名星さんが逝去なされた。
クールな眼差しに、知性としたたかさを備え、香炉から立ち上るように、上品でいながら、しっかりとした色香をまとっている人だった。存在感のある女優さんだった。

心よりお悔やみ申し上げ、安穏を念願する。

さて昨日、自民党総裁選が終わり、テレビも新聞もその話で持ちきりである。いわゆる、ハネムーン期間というヤツがあることは知っている。それにしても、読売新聞の看板となっているコラム編集手帳がヒドイ。

(9月19日)一部抜粋
では今回の総裁選はというと、正論を成論(=完成した論「大辞林4版」)に高める論戦ではなかったかと、3氏の訴えに思った◆国難をどう乗り越えていくか。新型コロナウイルスの制圧と経済の再生――これを中心に堅実な議論が行われたすえ、菅義偉氏が新総裁に選出された

この後も、ごますりヨイショの歯の浮くような言葉が続く。安倍さんや菅さんには、マスコミへの圧力が取り沙汰されてきた。菅さんが総理大臣になったら、さらに厳しくなるのではないかとの危惧も囁かれていた。

その最中の編集手帳である。早速、圧力が始まっているのだろうか。いや、あくまでネタフリであることを願う。

さて、前フリが長くなってしまった。本題へ入る。

韓国検察は14日、韓国の元慰安婦支援団体「正義記憶連帯(旧挺対協)」の寄付金流用疑惑で、団体の元トップである尹美香(ユンミヒャン)議員を詐欺や業務上横領などの罪で在宅起訴したとのこと。

業務上横領罪、準詐欺罪、業務上背任罪など8つの罪で起訴された。すべて、手口が悪質だが、取り分け準詐欺罪の手口がヒドイ。認知症を患っている元慰安婦から、判断能力が十分でないことを利用して、約700万円を寄付させている。

韓国の方々は、良きにつけ悪しきにつけ、ファナティックなところがある。ナッツリターン事件でも、徹底的にバッシングすることによって、パワハラ体質が明るみとなった。朴槿恵大統領の問題も、私物化の有り様が明らかとなった。

一方、大統領や芸能人が自殺するまで追い込んだり、会見を開いて謝罪させて、いわゆる公開処刑をするまで収まらないなど、少し行きすぎたところがある。恣意による、いわば私刑が正義だと考える風潮がある。韓国には国民請願制度があるため、その影響も少なくないだろう。

自殺するまで追い込む事件は、日本でも起こっている。こういった、恣意性の流れは、非常に危ない。ただ、追い込む行為に反対する声も多く挙がり、韓国の雰囲気とはかなり違う気がする。

慰安婦の方々に対する考え方は、日本国内でも色々とあるが、いったん置いておく。旧挺対協には、以前から様々な問題が指摘されていた。今回、明るみになった事実は本当にヒドイ。慰安婦の方々をまさに食い物にしている。

日韓ともに冷静な対応が求められる。コンプライアンスに則り、粛々と尹美香議員が裁きを受けることを願っている。ご健在の慰安婦と少女像へ土下座くらいはあっても、いいのではなかろうか。土下座像と居並ぶ土下座は、日韓友好の架け橋になる、さぞ壮観な光景になるであろう。

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