【パッチワーク書評】『偉人たちの困った性癖』
―史上最悪の暴君が見せた純烈だが熾烈な愛のカタチ
ネタにすべきか迷いもあった。
パッチワークは色とりどりに彩られてこそ美しい。切れ端のひとつであるとご容赦いただければと思う。
もちろん本書は、真剣に対峙するタイプの本ではない。疲れた時や時間のあるときに、サラッと楽しむ読み物である。しかしながら、バカにできないところもある。文章そのものは決して下手ではない。そこは、真摯に見習うべきところである。
そういった類いの本であるため、ウラドリまでは望めない。なかなか、強烈なエピ