山本深愛(やまもとみあい)

山本深愛(やまもとみあい)

マガジン

  • 陥没乳頭手術の記録

    2023年4月17日に陥没乳頭の手術をしました。 自分の防備録兼、手術について調べていて参考になる体験記にあまり出会えなかったので、今後の誰かの参考になるために書き連ねていこうと思います。

最近の記事

術後11日目の朝

昨日はバイオイルで保湿をしたあと、ガーゼも何もせずに寝る。 朝起きて、腕が当たったりなどすると痛みはあるが、概ね良好。どうやら10日程度でこの術式だと術後の痛みや不快感は落ち着いてくるようだ(完全になるなるのではなく、落ち着いてくる) 自分の出てきた乳首に自然さが無い理由が判明。 今までは色や質感が乳輪とあまりにも違うからだと思っていたのだがそうではなく。もっと大きな原因が。 乳首が、地続きになっていない。 どういう事かというと、乳首の根元にぐるりと一周、溝がある。陥没

    • 手術当日と手術中

      手術は14時から。 当日は病院近くのホテルに泊まり朝イチ消毒、その後そのまま仕事先へ向かうので仕事道具も持って行かねばならない。 なるべく荷物を軽したいが、なかなか難しかった。 リュックを背負うのが辛くなるのではと思い、トートバックにしたかったがどうしても入ない。 結局諦めていつものリュックサックになりました。 今だから言うと、リュックでもトートでもどちらでも良かったと思います。 リュックを背負う時、腕を後ろに回すのがやや緊張するけれど、そもそもどんな風に動いても痛いのでさ

      • 術後10日目の夜。

        可もなく不可もなくな日。 と言っても平常の日々が帰ってきた訳ではなく。 じんじんと続く嫌な痛みが強くはならないが、かといって無くなるという訳でもない、つまりは変化がないということだ。 ただ、それでもピーク時からは気にならなくなっているのだろう、腕の一部がたまに擦れたりするようになった。 つまりは、今まで無意識に避けていた動作をするようになったのだろう。 この動きで乳首と腕が触れるんだ!この可動域の範囲じゃないと本来は物や自分の体がかすっているのだ!とたった1cmのでっぱり

        • 術後8日目の朝

          昨日、抜糸後からガーゼも薬も無しで良いとは言われたものの、乳首全体がじんじんと、先端が擦れるとずきっと痛むので、ガーゼをしたままで寝た。 朝、引きつった感じはない。 そして見た目に大きな変化が。 昨日からゲンタマイシン塗布が無くなったことにより湿潤療法にならなかったので、表面が乾き粘膜のような独特な色味と質感が無くなってきた。 右乳首の上半分がかさぶたになっている。 今のところかなり綺麗な円柱で、硬さもあって、なんというかもう少し柔らかそうな微笑ましい感じになってくれたらな

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        • 陥没乳頭手術の記録
          15本

        記事

          術後7日目の夜(抜糸の日)

          仕事を中抜けして夕方に抜糸。 糸を取る時も突き刺すような痛みが少しある。 今日からは薬なしガーゼ無しでOKだそうだ。 自分はガーゼ無しは痛く感じそうなのでガーゼはまだ貼ったままである。 出血はほぼなし、浸出液(ガーゼが黄色くなる液)は微量。 だいたいの方は糸を取ったら診察後すぐからガーゼなし、痛みも特にここまで引きずることなく次の1ヶ月後の検診になるそうだ。 夜になって、つっぱる感じやひきつる感じは無くなったので、痛いかと問われたら痛くないは嘘だけど、動きやすくはなったよ

          術後7日目の夜(抜糸の日)

          術後5日目&6日目

          5日目の朝、全く痛みが無く快適に目覚める。 急すぎてびっくり。 ただ、目が覚めてから生活を始めると、やはり痛みは出てくる。 この日は術後の経過とは全く関係の無い持病で具合が悪くなってしまい、シャワーなし。 翌日6日目の朝、まだ体調芳しくなく、とりあえずガーゼを剥がして薬をつけるだけつける。 前日のシャワー&軟膏塗布が無かったせいか、かさぶたのように一部がなっていた。 痛みは変わらずある。だんだん、先端の方の痛みより縫った場所が引きつられているような感じが気になってきた。

          術後4日目の夜

          石鹸を変えてみた。 たまたま、気になる石鹸があって、買ってみた。 余談ですが私は石鹸集めが趣味です。お昼寝も趣味。 するとどうだろうか、薬をつけた後も、全くしみない。 別に洗っている時は今までも今日も変わらず痛みはなかったのだけれど。 なんだろう、たまたまなのか、石鹸の成分が合わなくて時間差で現れていたのか、回復してきて今日から痛みが無くなったのか。真相は闇の中。 そういえば横からの写真が全くないなと思いチャレンジしてみるが、これが案外難しい。 肌荒れも少し出てきたので、

          術後4日目の朝

          ゲンタマイシンを塗った直後のしみる感じは朝は消えていた。 そしてまた仰向けに寝られていた。 そのまま寝転んで動かない分には痛みが出ることはなかった。4日目の朝は急に快適だ。 ただ、出血はまだしている。 減ってきてはいるものの、傷口ではなく乳頭の頂点から出ているのが気になる。 11時30分頃、ちょうど電車待ちの時間が出来たので病院に電話をして聞いてみることにした(将来ここを読んだ人も同じ症状が出るかもしれないので答えをはっきりさせてもおきたかった) 乳頭も切っているそうだ。

          術後1日目

          朝ごはんが美味しいホテルでした。 この内容で朝食無料は素晴らしい。 病院で朝イチで消毒。 術後は良好のようでした。 ただ、右がすでに半分めり込んでいるように見えた(笑) 今後抜糸までの1週間、自分でやらねばならない処置のやり方を看護師さんからレクチャーされる。 1、毎日シャワーで泡でしっかり洗う 2、処方されたゲンタマイシンを綿棒で乳首周りに乗せるように塗る 3、シール付きガーゼ(ドラッグストアで購入を勧められる)に角4つと長辺の真ん中2つの計6か所切り込みを入れて乳首を

          術後2日目

          今日は仕事休み。休みにしておいた。 ひたすら寝たい。動きたくない。 朝起きて、まだ痛みはある。 というよりは、痛みの種類が変わったか? 全く痛くない時間があると思ったら急に鋭いずきずきとした痛みがくるのを繰り返す。結構痛い。 そして少しずつ傷が塞がってきているのか突っ張る感じがわずかに。 あと、寝返りを打つと強い痛みが来るようになる。これも傷がくっついてきていて動きに連動し始めているからな気がする。 あと、痛むのが乳首周りではなく胸の中というか胸の上側脇近くというか、乳房の中

          術後3日目の夜

          夕方から仕事。 完璧に集中すれば痛みは違和感程度になってくれた。 ただ、歩いたり動くと痛みは蘇る。 生理前の胸の張りもあり、二重の不快。 帰宅しガーゼを剥がす。 まだ出血がじわっと滲んでいた。出血と浸出液。 メスを入れた傷口からではなく、乳首の頂点からのようだ。 そこは何もしていないはずなのになあ。それともそこは瘢痕に繋がっていたのだろうか。 シャワー。石鹸で洗う時もしみず、洗うために触れてもそれが原因での痛みはなし。 薄皮がうっすら出来ていたがシャワーの水圧で破れてしま

          術後3日目の朝

          朝起きると仰向けで寝ていた。 寝ている時に起きてしまうような痛みはなかったようだ。 ありがたい。 痛みの種類がまた変わり、表面が痛い。いわゆる切り傷の痛みだ。 それと同時に、鋭く刺すような、それでいてちょっと重たいような、例えるなら「ズクンッ」という痛みが胸の中からある。ちょうど乳首の今まで埋まっていた場所付近から、つまりは内側から外側に向けて感じる。 瘢痕を切って乳首を出す処置を受けたので、その切られた痛みなのだろうか。 正解かどうかは分からないにしても、痛みの原因の予測

          手術当日の夜

          約電車で1時間揺られて帰りまた次の日の朝イチに1時間揺られて来るのが面倒だったのと、朝の電車で胸元を守るのは難しいと思っていたので、近くのホテルを事前に予約しておきました。 あと、実際に痛みが本当に歩いて帰られるレベルのものなのか心配だったから。 結論から言うと、ホテルはやはり正解で。 ただ、痛みは想定内の痛みの強さでした。 自分は痛みに弱い人間なのでそれなりにダメージありますが、多分これは痛くないとは言わないけれど痛いうちには入らないと言い切る人も出るくらいの強度。 痛み

          手術に至る理由

          まずはこの画像を見て欲しい。 私がモデルの写真です。 肌色多めだと引く人もいるだろうので、モノクロで(笑) まあ、見事な陥没乳頭ですね。 ヌードモデルをやっているにあたり、 ・珍しい(コンプレックスになることが多い形なので、人口は多いもののこうして表に出る職業につく人は少ない) ・シルエットが綺麗で撮りやすい ・性を意識させない作品にさせやすい ・なんかこっちの方が好き などとそれなりにあくまでも山本周りでは需要あり重宝はしておりました。 それを無くしてまで手術に至る理

          陥没乳頭手術の記録

          陥没乳頭の手術をしました。 ここに、その体験記を残そうと思います。 理由としては、自分が手術を検討し始めた頃に参考になる当事者目線のレポートがごくわずかだったからです。 自分が困ったので、なんとなくやってみる。そんな軽い感じで(笑) 術後の写真なら検索すればたくさん出てくるけれど、私が欲しかったのは生の声。どのぐらい痛いの?とか術後の生活は実際にどう?とか。 あくまでも山本個人の感じ方による手記となりますが、いつかどなたかの目に留まり、参考の1つになれたら嬉しいです。 著者