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アリストテレス観察をはじめた人

生い立ち
アリストテレスは紀元前384年に古代ギリシャで生まれました。


当時、ギリシャの人たちは市民と奴隷にわけられていました。
はたけでムギをつくったり、家で食事をつくったり、
そうじをしたりするのは奴隷の仕事でした。


時間的によゆうができた市民たちは、
この世界はなにでできているのか、
どうやってできたのかなどを
頭の中で考えては話し合うようになりました。

実物を見てから
アリストテレスはその中で、
「実物を見てから考えなければ意味がない」
と言いはじめた最初の人です。

観察しては、考えて
アリストテレスは、
人、動物、石や道具、太陽や月や星などを観察しては
いろいろなことを考えました。

学校の先生でしたから、授業のためのメモを書きました。
「クジラはおなかの中で子どもをそだてるので、魚より陸の動物にちかい」
など生きものについてのものから
「地球がうごいているのならそれを感じるだろうから、
太陽や月や星のほうがうごいているのだろう」
など宇宙についてのもの、
「たくさんの友だちがいる人には親友はいない」
など人についてのものなど、
たくさんのメモがのこっています。

教科書に
アリストテレスが亡くなった後も、
のこされたメモは教科書として使われつづけました。
なんと、2000年にわたって。

その後
2000年後の西暦1600年くらいから、
ガリレオなどの望遠鏡など新しい道具で自然そのものを観察する人たちが、
学問を発展させていくことになります。

アリストテレスからのメッセージ

今後、ちがう説があらわれたときには、
今までの説と新しい説をくらべて、
どちらが本当らしいか
しっかりと考えること。


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