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完全解説。独学で中小企業診断士試験に合格し登録するまでの費用とおススメ参考書

中小企業診断士のすずかです。

今回は、中小企業診断士試験合格と診断士登録までにかかる費用、
についてまとめました。

資格試験に挑戦するとき、気になるのが「費用」ですよね。

「さあ、資格をとろう」と意気込んでネットで色々調べてみると、資格取得までに数十万円も費用がかかる資格で意気消沈した、という経験がある方もいらっしゃるでしょう。私は経験があります💦

では、中小企業診断士試験に合格し、診断士として協会に登録して、活動を開始するまでにはいくらかかるでしょうか!?

今回は、このあたりの費用についてまとめてみました。

資格取得への道のりで費用が不安な方へ、
この記事が安心への一歩となりますように。


1.試験勉強に必要な書籍の一覧と金額

早速ですが、私が購入した参考書の一覧です。
単価は、税込み表記。評価は★3つが最高ランクです。

★★★・・・必須アイテム
★★ ・・・あったら便利
★  ・・・なくても大丈夫かも

【実際に購入した参考書のリストと簡単なコメントや使いどころ】

必要な書籍について、ざっくりまとめると、以下の32冊になります。

  • 1次試験対策 基本参考書と問題集+過去問 計21冊

  • 1次試験対策 財務・会計用追加問題集 1冊

  • 2次試験対策 全知識・全ノウハウ系 計3冊

  • 2次試験対策 ふぞろい合格答案 計4冊

  • プラスα 計3冊

基本的に、上記の書籍を勉強すれば、勉強量としては必要十分かと思います。逆に、これ以上買っても、やる時間の方が不足すると思います。

使わなかった書籍もいくつか含まれておりますが、中小企業診断士の試験合格までにかかった費用(試験代込み)は、10万と5,627円でした。

ちなみに、スタディングなどの通信講座は5万円前後、TACなどの大手予備校の通信講座では30万円弱程度の費用がかかります。
※これらに試験代は入っていません。

2.プラスαで必要な書籍

プラスαの部分については、プラスαだからこそ、ライバルより一歩先に出るために必要ではないかと考えます。

◆ザ・ゴールという漫画

「大企業に勤務するとある工場の所長が主人公で、赤字の工場を立て直す」という物語です。漫画かつストーリーがありますので、生産管理の全体と本質を把握するのに非常に有用です。

私は、「生産管理」について知見がなく、製造現場で起きる問題(製造工程で仕掛品が滞留している状態など)は、なかなかイメージできませんが、この漫画でバッチリとイメージできるようになりました。


◆二次試験 解き方の黄金手順

2次試験対策では、迷い、混乱し、絶望しながら、自分なりの解き方を模索し確立した上で、再現性の高い解き方として体に叩き込む必要があります。

そんな鍛練の賜物と呼べる、解き方の一つの「答え」がこの書籍では示されています。

ロジカルな説明とともに、「設問読解」「与件読解」「解答の記述方法」まで、その解き方がMECE(漏れなく、ダブりなく)に書かれています。

また、「与件文への段落番号の入れ方」「マーカーの色の使い方」「試験前の文房具の置き方」といった細かい手順に至るまで、丁寧に実践的に説明されています。

※上記は、2024-2025年受験用です。

3.試験合格から診断士登録するまでの流れ

中小企業診断士の口述試験に合格後、診断士として登録するまでには、15日間(15ポイント分)の実務を経験する必要があります。

その方法は主に2つです。

  • 診断士協会等が開催している実務補習に参加

  • 中小企業の診断を15日以上する(実務従事)

実務補習では、1グループを受講者6名以内で編成し、指導員(先輩診断士)の指導のもと、実際に企業に対して計5日間の経営診断・助言を行います。

私の場合は、最速で診断士登録をしたかったので、協会の実務補修の15日コースを選択しました。15日コースの最終日に「実務補習終了証書」を3枚(5日間の経営診断・助言で1枚)もらえます。

そして、もらった「実務補習終了証書と「登録申請書」「2次試験合格証書」「住民票の写し」をその日に提出し、そのまま診断士登録の手続きを行いました。

手続きが終了すると、晴れて経済産業省大臣登録の中小企業診断士となることができます!



■15日コース以外の選択肢
5日コースを3回に分けて参加し夏に診断士登録という方法もあります。
また、「知り合いに中小企業の社長や役員がいる」「自身が務める会社が中小企業で社長が協力的」といった場合は、タダで実務従事15日をこなす事も可能です。

実務補習は有料ではありますが、指導員の指導のもと企業診断・助言の「お手本」と「お作法」を勉強することができますので、1回は参加されることをおすすめします。また、実務補習仲間もできますので人脈も広がります。



中小企業診断士登録証は、申請書が受理された日の翌々月の1日に登録され、その翌々月の半ばから下旬に自宅住所宛てに簡易書留郵便で送付されます。

私の場合は、3月に15日コースの実務補習が終了し申請を行いましたので、5月1日(申請月の翌々月の1日)登録となり、7月下旬(登録月の翌々月半ばから下旬)に登録証が届きました。

【実際の登録証がこちら】

診断士登録後は、診断士協会へ入会するのが通常の流れです。
私は、実務補習の指導員の方が所属する協会へ入会しました。入会金や年会費は各都道府県の協会によって異なるようです。

ここで、非常に大事なことを一つお伝えします。

協会へ入会しないと「診断士バッジ」がもらえません。

もらえないというか、バッジは「貸与品」で、失くしたら弁償しないといけません。
※協会に入会しなく(バッジがなく)ても診断士としての活動は可能です。

【実際のバッジがこちら】

4.試験合格から診断士登録するまでにかかる費用

どれくらいの費用がかかるかを下の表にまとめました。


試験合格から診断士登録するまでにかかった費用は、
24万と7,100円でした。


最終的に、
中小企業診断士の勉強を始めて、登録するまでにかかる費用の合計は、

35万と2,727円になりました。

結構、かかっていますね。
高いか安いか、感じ方は人それぞれかと思います。

5.最後に

中小企業診断士試験の合格から診断士登録までにかかる費用を概観してきました。診断士登録まで、総額約35万円という出費は、決して少なくはありません。

自らに投資し、新しい資格に挑戦するとき、勉強以外の心配事はなるべく無くしたいものですよね。

今回の記事が、そんな不安の解消の一助となれば幸いです。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
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