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福山さんが繋いだご縁

下書きにして、寝かしつけたら約1か月眠り続けてしまった。
無理矢理叩き起こして、消化に良い朝ごはんくらいは食べさせる。

4月14日、日曜日。
2度寝の気持ちよさを堪能させてもらった。
早起きして活動的に過ごすのも、ぐうたらするのも
気持ちいいと思える私は無敵かもしれないと
本当にくだらないことを思う。

先週、仕事で東急池上線の沿線に行く機会があった。
せっかく行くならば楽しみたい私は、
前日にリサーチをし、余力があればさくら坂にいってみようと思った。
そうして迎えた当日、思ったより終業後に余裕があった。
「行くしかないでしょ」とリトルな自分と対話、その足で向かった。

ご存じの方もいるかもしれないが、
さくら坂は東急多摩川線の沼部駅からほど近くにある
桜が綺麗に咲いているスポットで、
福山雅治さんの歌う『桜坂』の舞台だ。
小さいころから母や兄の影響で福山さんを聴いていた私は
前日にgoogle map先生で見つけて、ここだっ!となった。

そんな桜坂を聴きながら現地で写真を撮っていると
「あのぉ~」と声をかけられた。
その声の発信源は私よりも先に一眼レフで撮影をしていた女性だった。

何だろうと思って話を聞いてみると、
その女性(今後はFさん)は福山さんのファンで、
桜坂を聴きながら1時間ほど撮影を試みていたのだと言う。
そんなFさんはスマホで桜坂を再生している画面をバックに
さくら坂を撮ってみたくて私にスマホを持っていてほしいと頼んできた。
文字でうまく伝えるのは難しいと書いていて感じる。
とにかく、撮影協力を頼まれたのでもちろん喜んで協力した。

その後、何枚かお互いに同じ構図で写真を撮りあい、
一緒に一駅向こうの多摩川駅まで歩いて帰ることになった。
名前も年齢も分からない、そんな相手と一人のアーティストを通じて
一期一会の出会いをさせてもらった。

2人で河川敷を歩きながら、後にも先にももうないんだろうという一回きりの感覚、旅している感覚に浸った。
こんな経験をさせてくれた福山さんに感謝だ。

世界中のだれか一人でも、ほんの一瞬でも
温かい気持ちで繋がれたらいいな。
今日もよき人生の旅路を


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