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谷沢梅と城州白の一部干し始め~週間予報のチェックは念入りに(谷沢梅その2&城州白その3)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年8月3日)

一昨日の午後、首都圏に派手なゲリラ雷雨が降り、昨日の昼まで空気が湿っていた。午後にはからっと乾いたようなので、翌早朝から谷沢梅を干すことに。

ネットに直置きすると梅の皮がはりついて破れやすいので、私はざる+滑りの良いオーブンシート使用。1段ずつ取り出せて便利です

塩漬け後まる1ヶ月にはまだ数日早いが、谷沢梅には早く干したい事情があった。
というのは、ここ1週間ほどの高温期間、梅酢から表面が露出していた実のいくつかに白くふわっとしたものが発生。
おそらく産膜酵母と思われ、これ自体には害はないようだが、放置するとこの上にカビが繁殖することもあるらしい。見つけた分は即除去して洗い、ホワイトリカーにくぐらせたが、気になるので早く干してしまいたかった。

おそらく途中で保管場所を移したことが原因。元々入れていた漬物樽に、より量の多い別品種(別記事で書きます。豊後梅と節田梅)を入れる必要が出て来たため、谷沢梅は漬物袋ごと大きめの空き箱に移した。容器の形状が変わったため、移す際に皮破れや梅酢の表面から顔を出す梅がいくつか発生したのだろう。ごめんよ谷沢梅ちゃん…
来年はこうしたことがないよう、樽はやはりもう1個くらいは必要かも。

天日干しに際しては、入念な週間予報のチェックが欠かせない。向こう3~4日は晴れまたは曇りである必要があるからだ。
途中で雨に濡れるとそのケアをした上で干し直すことになるので厄介だし、何より味が落ちる。
私は赤紫蘇を使わず白干しにすることが多いので尚のことそう感じるのかも知れない。なんとなく雨の匂いみたいなものが残り、梅の風味そのものも薄まる気がする。
雨水は空気中の汚れを吸収しやすい。空気がきれいとは言えない都市部ではやむを得ないのかも知れないが、それ故梅を雨に濡らすことは極力避けなくてはならない。

この後早ければ日曜ぐらいから台風影響で1週間ほど雨が続くかもとのこと。ならば今のうちに干せる分は全て干してしまおうと、

・谷沢梅2kg(低塩はちみつ入り漬は場所が足りずステイ)
・城州白(はちみつ入り)約1kg
・城州白(シチリア塩の塩漬け)550g(鳴門の塩の分は同じくステイ)

の3種類を干すことに。

ネットの中には谷沢梅、トレイには城州白と、混同しないよう場所で区分。城州白の漬け方の違いは、トレイに敷いたオーブンシートで区分ってみた。

干す前の状態では塩漬けとはちみつ入りで色が少々違う。でも干すと区別がつかなくなるかも

このトレイは初めて使う。
梅仕事をされる方のサイトで知り、天日干しに備えて比較的早い段階で2枚購入していた。

使わないときは重ねて立てておけるので場所を取らず、便利に使えそうではあるが、地面に直置きすると虫が這ってきそうで何かしらの台が必要。それ故これまでの天日干しには物干し竿から吊るせて手軽に取り込める三段ネットを使って来た。

今回はネットに収まらない量を干すので、こちらも満を持してのデビュー。台代わりには物置から長いこと使っていないビーチチェアを出して来た。虫がつくと嫌なので(小さな羽虫等は避けられないが)、いちおう上からもう1枚をかぶせて蓋代わりにしてみる。

今日は殊の外日差しが強い。
よく乾きそうだが、乾き過ぎに気を付けなくては。

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