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大谷翔平の輝く資質とは-スポーツ界のアイコンから学ぶ自己発見

大谷翔平を賞賛する気持ちを見つめるとわかってくる「自分らしさ」

大谷翔平選手(以下、呼称省略)が、2023年のア・リーグMVPを満票で受賞しました。
他に肩を並べるほの成績を残した選手がいなかったため、受賞は確実視されていたものの、多くの人がこの受賞に喜んでいます。

大谷翔平は前人未到の挑戦を続けるスーパースターであり、そのため多くの耳目を集めています。

大谷翔平ほど憧れの対象となる要素をたくさん詰め込んでいる人はいません。
彼を通して冷静に考えることで、自分自身が必要としている資質やスキルがわかります。
「大谷翔平のどこが好きか?」を知ることは、自分自身を見つめなおすきっかけにもなります。


大谷翔平に込められた資質

あらかじめお断りしておくと、アドラー心理学では、人の性格は一長一短であるといいます。

たとえばマイケルジョーダンがそうであったように、好戦的であるということは勝負に厳しいという面を持ちます。
勝負ごとには必要な、好戦的な性格は、争いごとが嫌いな人には短所と感じるでしょう。

長所だけをもつ人間はいないと認識しておくことが、大事です。

この記事は劣等感を感じるためではなく、どこに自分の関心があり、どこをの延ばせばより満足できる人生になるかを理解するために書いています。

ここからお伝えすることは、野球中継やインタビューからうかがえる、英雄的なアイコンとしての大谷翔平の紹介です。

大谷翔平が賞賛される資質

ざっと考えても、大谷翔平が賞賛されるポイントはこれだけあります。
人により賞賛するポイントは違うと思うので「他にもある」という方は、ぜひ教えてください。

  • 高額の報酬

  • 名声

  • 成績

  • 上達

  • 品格

  • 規則正しさ

  • 勝負強さ

  • リーダーシップ

  • 楽しむこと

大谷翔平の賞賛される資質を考える

高額の報酬

高額の報酬は多くの人にとっての憧れとなります。
報酬は経済的な自由を意味しますが、同時に社会的な評価の基準としても使われるときがあります。
みんなが高額の報酬に興味を持つだろうと思いがちですが、そうではありません。
毎月20万円の役員報酬で十分だと心から思える経営者もいます。
高額の報酬に興味があるのであれば、そこに重きをおいているのが自分の価値観です。

名声

誰でも少なからず承認欲求があります。
SNSで認めてもらおうと思わなくても、家族から褒められたい、師匠から、上司から褒められたいという気持ちがあります。
周りからスーパーヒーローともてはやす面がまぶしく輝いて見えるとしたら、あなた自身も名声を求めています。

成績

大谷翔平が国民的なヒーローになったきっかけは、2021年の活躍だと思います。
日本ハムで優勝したときや、メジャーリーグで新人王を受賞した時点では、まだこれほどのスター性はありませんでした。
売っては46本のホームランを打ち、盗塁を見せる俊足も持ち、投げては9勝2敗の投手成績を上げる過程で、べーブ・ルースの持つ記録を塗り替え、一気に「野球を知らない人でも大谷さんは知っている」という状態になりました。
この無双状態ともいえる成績(業績)に強く引き付けられる人もいます。

上達

大谷翔平は2023年、ホームランキングとなった打者としての成績はもちろん、投手としても目覚ましい上達を続けています。
最速で163キロの剛速球を投げ、球速だけでもMLBで上位にランクされます。
最近ではスプリット、スライダー、シンカー、カーブ、ツーシーム、カットボールに加え、スイーパーも決め球にした大谷翔平は、三振を取れる変化球を多く身につけています。
それに加えて打者ごとに細かく分析して投手主体で配球を組み立てる戦略性など、仕事への集中と熟練が好成績に結びつきました。こういったスキルの上達に憧れる人もいるでしょう。

規則正しさ

大谷翔平は食事、寝る時間が徹底しているとのことです。
近藤健介選手がからかって「お前の人生つまらなさそう」といったエピソードが有名です。
毎日決めたことを繰り返すストイックさに頭が下がります。
私は、毎週書くと決めているから書いていますが、根っこは休みたい。
しかし、大谷翔平と同じように規則正しさに生きがいを求める人もいるのです。

勝負強さ

エンジェルスは9年間プレイオフに絡むことがありません。2017年の日本ハムと2023年の日本代表チームを除いては、緊張した勝負をするようなチームにいたことがない大谷翔平さん。
ですが、2016年の日本でのリーグ優勝決定戦と、2023年のWBCで見せた勝負強さこそ大谷さんの力ではないかと考えます。

リーダーシップ

さきほどの勝負強さとも関係しますが、
勝負の大舞台に立ってゆるがないこと。
ヒットを打ったあとセカンドベース上でチームを鼓舞し続けること。
声を張り上げて投球し、チームの指揮をあげること。
そうした姿に感銘を受ける人もいます。

楽しむこと

野球に興味がない人にも、次の3つは好評で、このことが広く受け入れられているようです。
野球には関係ないところで賞賛を受けていることの重要な要素に、楽しそうにやっているという事が上げられます。
追い込んでいるように見えない。
声を荒げることもない。
そうした楽しもうとする姿勢は、成績以上に人を引き付けています。

品格

大谷翔平は球場でごみを見つけたら拾ってポケットにしまい、ボールをぶつけたら頭を下げ、審判と協議中でも相手投手のウォームアップを邪魔しない配慮を見せます。
日本人らしいと片付けてしまうのは早計です。
彼の振る舞いは、空気に配慮するというよりも、自分に主体性をもち、自分がそうするべきだと感じたらそうしているような堂々とした振る舞いがあります。
そうした凛とした品格が多くの、特に日本人を引き付けているように思えます。

可愛げ

これは、周りの人に「大谷さんのどこが好き?」と聞いてみて出てきたフレーズです。
どちらかというと童顔に見えるときもある。
先ほど紹介したように楽しそうにしている。
このことから可愛いと思われています。
わたしの観察からは漏れていたんですが、たしかにかわいいから好きという層は一定数以上いるのではないでしょうか。

大谷翔平から引き算することで自分の成長するポイントが分かる

報道を通して知るだけですが、大谷翔平は、高額の報酬、名声には無頓着に見えます。
その代わり、上達、競争、規則正しさ、楽しむことに焦点を合わせているように思えます。
品格については、技能上達の一部と考えているのではないでしょうか。

いろんな要素を紹介しましたが、あなたはそのどこに引かれますか?
それを知ることで、自分の人生目標に気付くことができます。

ヒントとして、「こんな大谷選手は嫌だ」と考えていくと、自分が何を望んでいるか、わかってきます。

たとえば、「大谷翔平ー高額報酬」。
あなたが、大谷翔平ほど頑張って、名声や成績を得られたとしても、報酬が毎月20万円だったらいやだなと思うのであれば、報酬を増やすことにあこがれを持っています。

たとえば、「大谷翔平ー楽しむこと」。
高額報酬も名声も得て、唯一無二のことをしながら、内面では「苦しい、もうやめたい、俺の居場所はここじゃない」と思ってやっていても、それでもよしとするのか。

私は高額報酬、名声、上達、楽しむこと、品格により魅力を感じます。
どれか一つ選べと言われると、楽しむことを選びます。
そこにより強く憧れるし、その考えから、自分が何を求めているのかわかってきます。

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