サンセットサンライズ　（もくじ）

「大人」　は二十四歳から。
「子供」　は二十三歳まで。

――という仮説に基づいた小説です。私の仮説は別稿　「思春期の終わりついて」　にあります。

長編になります。
作品を一言で言い表せば、「現代の（時代設定は９０年代ですが）」「リアルな」　浦島太郎物語です。ただし、昔話の浦島太郎を現代風にアレンジしたものではなく、あくまでエッセンスを取り入れたお話です。
テーマは、青春と青春の終わり、若さと老い、あるいは、「老いと死」　と不老不死です。
長編ですが、歳時記のような一面もありますので、断片的にでもお楽しみいただけます。一話だけ覗いてみたいという方も大歓迎。

もくじ

第一章　ムケノツイタチ

第一話　闇の中　第二話　告白　第三話　梅雨寒　第四話　町医者の記憶

第二章　春の祭典

第五話　千年桜　第六話　愚者　一　第七話　愚者　二　第八話　愚者　三　第九話　愚者　四　第十話　愚者　五　第十一話　愚者　六　第十二話　桜革命　第十三話　罰ゲーム　第十四話　梅にうぐいす、桜に……　第十五話　シジュウカラ　第十六話　春の女神　第十七話　人身御供　第十八話　弁天橋に舞う花は　第十九話　世界が失われる時　第二十話　花明かり　第二十一話　入相の鐘　第二章　あとがき

第三章　山水に遊ぶ

第二十二話　渡り鳥　第二十三話　鎮守の森　第二十四話　春愁　第二十五話　若者の旅に地図はいらない　第二十六話　水切り　第二十七話　青い鳥　第二十八話　隠れ里　第二十九話　アルカディア　第三十話　水魚の交わり　第三十一話　山水に遊ぶ　その一　川辺の宿　第三十二話　山水に遊ぶ　その二　カジカ音　第三十三話　山水に遊ぶ　その三　飴色の竹竿