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旬の野菜で調える−ぬか漬けのすすめ

スーパーに行くと一年を通して同じ様な野菜が並んでいますので、並んでいる野菜のいつが旬の時期なのかわかりにくいものです。

ただ、そんな中でも夏野菜だけはわりと分かりやすいのではないでしょうか。

ざっと挙げてみますが、「キュウリ」「トマト」「オクラ」「茄子」「冬瓜」「ピーマン」「ゴーヤ」などがあります。

これをもっと大きな括りで分けると「キュウリ」「冬瓜」「ゴーヤ」の3つはウリ科に属する野菜です。

「トマト」「ピーマン」「茄子」はナス科の野菜で、「オクラ」だけがこの二つの分類から外れます。

余談ですが、オクラはとてもキレイな花を咲かせます。

それもそのはずで、タチアオイやハイビスカスなどと同じアオイ科の植物になります。

花はネットで検索すればすぐに見つかると思いますので一度ご覧になって下さい。とても涼しげで可憐な花です。

ところで旬の野菜は必ずその時期に必要な働きを持っています。

ウリ科のキュウリや冬瓜などは体を冷やし余分な水分を出す作用があるとされていますから、むくみの解消などに良いのでしょうね。

ナスやトマトは夏バテ予防に良いとされていますので、こうした旬の野菜を沢山食べる事は夏を無事に乗り切る一番簡単な方法だと言えます。

夏野菜の調理方法は色々ありますが、是非やってほしいのはぬか漬けです。

キュウリや茄子のぬか漬けが美味しいのは誰でも知っていますが、オクラもぬか漬けにするととても美味しいですし、ミョウガなんかも美味しく漬かります。

最近はすぐに使えるぬか床がスーパーや自然食品ショップでも売っていますので、それを使えばその日からぬか漬けを楽しめます。

ただそれだと自分の思った味には中々なりませんので、やはり米糠を買ってきて一から仕込む事を私はおすすめします。

難しい事は考えずに、米糠に塩と水を混ぜ、旨味に昆布や煮干しや鷹の爪など入れてキャベツの外葉などで捨て漬けを何度かやれば、野菜の持つ乳酸菌が繁殖してそれらしくなっていきます。

最初は中々良い味にならないかもしれませんが、やっている内に必ずその家の環境に合う美味しいぬか床になりますので是非やってみて下さい。

ちなみに私はぬか床を冷蔵庫の野菜室で保存しています。集合住宅の狭い家ですので温度管理が難しく仕方なくそうしているのですが、そのお陰で我が家のぬか漬けはいつも程よく冷えていますから、これも夏に食べる漬物の美味しさのひとつだと思っています。

ところで野菜をぬか漬けにすると、そのまま食べるのに比べてカリウムやビタミンB1が増えるとされていますが、カリウムは余分な塩分を排出してくれますし、ビタミンB1は夏バテ予防に効くビタミンです。

やはり伝統的な食べ物は何から何まで素晴らしいと思います。

※元記事は「食べごろclub

*アゼリアカルチャーカレッジ
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