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自分が「生まれている」という奇跡

自分が生まれてくるまでのメカニズムを
どれだけの人が知っているのかしら・・・・・

私自身、年頃になったら「生理」というものが来る。
そして結婚したら子供が生まれる。

と、驚くほど無知な状態で結婚するまでを過ごしていました。

結婚して
「もうそろそろ赤ちゃんが欲しいなあ・・・・・」

そう思っても2ヶ月妊娠しなかっただけで

このまま赤ちゃんができないのかもしれない・・・・・と

夜 部屋の窓から暗い遠くを見ながら
鳥肌が立つ程の恐怖を感じたことを覚えています。

その後めでたく妊娠して無事出産して子育てしていたので

赤ちゃんがなかなか授からない方の
不妊カウンセリングをするようになるまで

知らなかったのです。

妊娠して、赤ちゃんが無事お腹で育って
生まれてくることが奇跡である、ということを・・・・・

女の子がお母さんのお腹の中に宿って5か月の時に
その卵巣の中に 700万個 の卵子があります。

「おぎゃあ」と生まれる時に
その卵子の数は 200万個 になっています。

生まれる前に
もう淘汰が始まっているのです・・・・・

そして、思春期の時には 30万個 になります。
20歳で 16万個。
35歳で 2万個 になります。
45歳で 3000個 なのです。
(文献により、少し数字が違います)

今は学校で教えてくれるのでしょうか?

私が不妊カウンセリングを始めた2011年
少なくとも
「赤ちゃんが欲しいけどできないのです」と言って
カウンセリングに来られた99%以上の方が
このメカニズムを知りませんでした。

そして

一生懸命仕事してきて
もうそろそろ赤ちゃん考えようかな、と思ったのが
35歳を過ぎている方が多く

この現実を聞きながら
みなさん涙を流されました・・・・・

知っていれば
「まだいらない・・・・・」と考えず

きちんと話し合って
もっと早いうちに授かる準備をしてきたのに。

毎日毎日、その涙を見るたびに

そうですよね、私も知りませんでした。
もっと社会がこの現実を知ることができるように
情報が行きわたってくれたらいいのに・・・・・

そう 願っていました。

数年経ち
世の中に「妊活」という言葉が流行り始め

「卵子が老化する」という事実も知られるようになってきました。

改めて、赤ちゃんが誕生するまでのことを勉強していく中で
それまで全く興味も無かった

「いのち」がこの世に誕生する

ということが

いかに当たり前なのではなく

本当に 奇跡 だったのだ・・・・・

と 益々気付くようになっていきました。

これについては
また書いていきます・・・・・

あなたは今しあわせですか?
私は今しあわせです。

そう思えるようになるまで
いろんな出来事がありました。

でも

その出来事全てが

今となっては財産になって
こころの痛みに寄り添う力になってくれていたことがわかり

渦中にいる時は苦しくて仕方なかったけれど

あの時頑張ってよかった
そう心から思えます。

あなたの人生が
しあわせでありますように・・・・・

いのちが輝き
魂が輝く毎日でありますように・・・・・





 


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