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大小の決め事

大か小か

席を立った男友達に、

「大か?」

と聞くと、

「小や」

と返ってきました。

「ほなここで待っとくわ」

そんな会話があります。

女性は揃って、お花を摘みに席を立つそうです。

ニッポンは風情がありますねぇ。

昭和に導入された洋風

こちらの年表によると、1959年頃から洋風の便器が普及されたそうです。
最近の方だと、和式ってどうやって使うんだ??
とまではいかずとも、自然にトイレと言えば洋式のおうちで過ごされた方がいらっしゃるかと思います。
平成生まれの私も実家は洋式、学校には和と洋が1つずつというような歴史を感じるレイアウトだったかと思います。

あえてここまで言っていませんでしたが、トイレの話です。

「大か小か」というのは、ごはんの量ではありませんでした。
失礼いたしました。

いやね、

「洋式便器を使う=大」

だと思うじゃないですか。でも「小」のレバーがついているのが不思議だったんです。

家でも座って小をする男性が増えていると聞きます。

大便器で小をするんですか。

不思議です。

じゃあ全部「大」でいいのかと言えば、節水のために「小」も必要だと先程のTOTOさんは仰っています。

忘れられない名言

大学の頃、朝の駅のトイレで大待ちをしていました。
けっこうギリギリの極限状態で姿勢よく立っていると、壁の向こうから
「ペらり…」という音が聞こえたんです。
出てきたサラリーマンは新聞を携えていました。

そこに駆け込んだ私は、なんとか社会的生存を得ました。

その話を学校で友人にしたところ、

「トイレは新聞でインプットするところじゃなくて、便をアウトプットするところやろ!!」

と、笑って言いました。

めちゃくちゃ最高の例えだと今でも覚えています。

最近も、商業施設のトイレでスマホをずっといじっていてなかなか空かないトイレに出会うことがあります。

見かねたどこかの偉い方がトイレをIoT化することを進めてくださっているというのです。

一部の駅やサービスエリアで見かけるのですが、これはとてもありがたいです。

切羽詰まった状況でコンビニに行くと、
「ここにはトイレはありません」という貼り紙があったり、飲食店でもトイレの奪い合いが激しく行われています。

それくらい、重要な闘いが毎日のように繰り返されているというのに。

個室というプライベート空間が心地よいのはわかりますが、それはインプットした食べ物をアウトプットした満足感です。
そこに列をなしていては、どこかでアウトプットが遅れてしまう恐れが迫っています。

ライブ会場など、大勢が一気に大か小に入る際には、今のレジ列のように大列と小列を示してくださると日本人はそれに従います。
大小どちらの列か分からず並ぶのが、一番非効率です。

ぜひ用が済んだら、譲ってあげてください。

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