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好きと嫌いは自分じゃ選べないんで。

このタイトルは今クールのドラマ『大恋愛 僕を忘れる君と』でのセリフです。社会的に釣り合わないと思われるような男女が恋に落ち、若年性認知症と闘う彼女と彼女を懸命に支える男性との恋物語です。

よく「私はこういう人が好き」というセリフを聞くことがあります。いわゆるタイプの異性ということですが、これが不思議なもので「好きと嫌いは自分じゃ選べないんで」のように、そのタイプ通りの異性を実際に好きになるかというのは少し別の話だったりしませんか。

私は誰が見ても優しそうな男性が好きです。もちろん私だけでなく人にも優しい人がいいです。優しいというか気配りができるとかそういう話です。女性に同情しやすいとかは困ります。わきまえながらも状況判断して人に優しくできるような男性が好みのタイプです。

とか思っているんですが、実際に好きになる人が常にそうかというと全然そんなこともありません。何を考えてるか分からなかったり、ちょっとクールだったりする男性に惹かれることもよくあります。何を考えてるか分からないと何を考えてるのか知りたいと思うので興味が湧いてしまうんでしょうね。

だけどそういう男性を好きになるとたいてい苦労します。私は基本不安定で寂しがりなので分かりやすい愛情表現がほしいタイプです。なのに何を考えている分からない男性なんて愛情表現が乏しいのが常ですから。

でもですね、その愛情表現の乏しさがまたかえって気持ちを募らせる要因になるものなんです。つらくて苦しい、寂しいとかそういう感情が生まれれば生まれるほど「あぁ彼を愛しているんだな」なんて思ってしまうわけ。

別のドラマ『黄昏症候群 人生折り返し、恋をした』で不倫中の登場人物たちも「好きと嫌いは自分じゃ選べないんで」パターンです。あちこちで不倫ネタが絡んできます。公式サイトのイントロダクションには「あらがえない運命の恋」と書いていますが、主人公の佐々木蔵之介さんがまず黒木瞳さんに恋をして不倫。娘は既婚者の年配の男性と不倫。主人公の妻の中山美穂さんは娘の元婚約者と不倫。フリンフリンだらけです。

中山美穂さんといえば80年代のアイドルで、元夫は小説家の辻仁成さん、女優の中山忍さんの実の姉でもあります。美穂さんが木曜劇場に出演するのは1998年の『眠れる森』以来20年ぶりとなるようですが、最近またよく見かけるようになってますね。2018年1月に放映された『平成細雪(へいせいささめゆき)』で主演され、美しい和服姿で登場していました。谷崎潤一郎の小説『細雪』の6度目のドラマ化だったようですが、彼女の控えめな演技、凛としたたたずまいは本当に素敵だなぁと思いました。

『黄昏症候群』については、すでに最終話を迎えましたがまだ見ていません。今日中に見ます。次回予告では夫婦元サヤ(元サヤって死語ですか?)になるのかな? って雰囲気でしたけど、お互いに不倫しといてそんなうまいこといくんかなと疑っています。結末が楽しみです。

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