同じことを書いてもこんなに違うんだね。
今朝、ある人のnoteを読んでみたら、私が書いたのとすごく似たようなことを書いてらっしゃるなぁと思いました。スタートもゴールも一緒。持っているバトンも一緒。でもね、道のりが違う。
ゴールにたどり着く過程が違うし、魅せ方が全然違う。喩え方というのかな。物事を何かに喩えて説明する文章技術、こういうのが上手い人が文章をより魅力的にするんですよね。それは前からそう思っているし、そういう文章はスキも多くて人を集めます。
喩えを間に組み込むと文章に広がりがでて、長さもそこそこになります。短すぎず長すぎないほどほどの長さの文章って読み応えがちょうど良くて読後に満足感を得ますから、ついスキもしちゃいます。
私はそういう種類の文章もなるほどと思いつつ読むんですが、ちょっと気になっていることがあります。
読んでいる最中にその技術につい目がいってしまうんです。
「うまいなぁ」と感じるときにそのうまさの源をつい探してしまう。あぁ、こういう書き方をしているからうまいのかとか、だからスキが多いのかとか変に分析しちゃう癖があってね。そういうのってどうだろうね。その文章の世界に入り込んでいないということにもなります。
私はどちらかというと分かりやすく素朴な文章を好みます。フォローしていなくてもマガジンだけフォローさせてもらっている人とかいますが、その人はそういう文章を書いてらっしゃいます。
でもね、それが誰なのかは他の人からは見えません。フォロー一覧にはお名前が載っていないからね。私のタイムラインにだけ密かに流れてきます。これってね、秘密みたいでワクワクしますよ。マガジンだけのフォローってこういう楽しみ方もありますね。あ、話がそれちゃった。
まっすぐで淡々とした文章はね、気づいたら読み終わっている感じがします。途中でほかの何にも邪魔されない。読み終わったあとから読みやすかったなぁって思って、もう一度読み返すこともよくあるんです。でもどこにも技術を発見できない。とてもそのまま文章が読めるんですよね。それってすごい才能じゃないかな。そう思っていつも楽しみに読ませてもらっています。内緒のお手紙になっちゃったね。
でもその人ね、めったにスキくれないんですよ。そもそも私のフォロワーさんでもないのです。
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