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一日一日と日を追うごとに、京介との距離が離れていく気がして、怖くなる。 抱きしめていたぬ…
数えていた。今日、クリスマスまでの日々を。一つずつ指を折りながら、あなたを思いながら。 …
あなたに触れたくなって手を伸ばした。 あなたの頬を耳を首筋を、そして肩をゆっくり撫でた。…
いつものようにコーヒーを入れるあなたの背中がなんとなく疲れている気がして、そっと背中に、…
「ベランダで、月を見てる」 私が電話で「何してる?」って聞いたら、あなたはそう答えた。 …
足りなくて埋まらない。 だから私は花を二輪買って、花瓶に挿した。 オレンジのガーベラ。仲…
やわらかな日の光とともに、カーテンをさわさわと揺らすような風が窓から吹き込んだ。さぁ外に出ておいで、と風に誘われる。私はキッチンにいるあなたに声をかけた。 「ねぇ、外がとっても暖かそうだから、一緒に出ようよ」 ウッドデッキに置かれたテーブルとチェアたちが私たちを待っている。 「いいよ、ジュース入れる?」 あなたの明るい声が届く。 「うん、オレンジがいいな」 フレッシュなオレンジを絞ってくれるのに少し時間がかかるって分かってるから、先に少しだけ窓から顔を出して外のお
君が「さむいぃぃ」って言いながら、バタバタと僕の部屋に飛び込んできた。 冬が苦手という君…
夜、月の光にきらめくクリスマスツリーを見に来た。キーンとした冷たい空気を感じながら、あな…
「こっちのほうがよく見えるよ」って手をとってひっぱられた。夜風にあたって冷たくなった私の…
「はい、プレゼント」 君がにっこり笑って僕の手に、ドングリ2つをコロンと転がした。勢いあ…
「ねむい」って君は言う。 いつもそうなんだ。君はすぐに眠っちゃう。僕の腕の中で幸せそうな…
ベランダで育てているパセリをあなたが優しく摘み取って、スープに浮かべた。 「できたよ」っ…
ふわっとしたあなたの髪をくしゃっと掴んだら、私の長い髪をギュって掴み返された。 なんとなくかまってほしくて、あなたにいたずらをしたんだ。 光を浴びてキラキラしている水面を見つめる静かな横顔のあなたが愛しくて。 私がそんなふうにあなたにちょっかいを出すのはいつものことだから、景色に奪われていた心を私に向けてくれた。「かまってほしいんだろ?」って優しい笑顔で。 あなたの視線を捉えてうれしそうに笑った私の髪をもっとギュギュって引っ張るあなた。 ふわふわをくちゃくちゃってし