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livre:カーテンが降りて

古本市でまとめて12冊も買った、
総額、¥8000ほどのなかの
¥350のミステリー小説。

普段はミステリーの類は敬遠しがちだ。
それでも、思わず手に取ってしまったのは、
表紙のデザインに惹かれたから。
何羽の蝶が表紙に羽ばたいていた。
美しく彩られた表紙。
そのなかにどんなストーリーが綴じられているのだろう。

ルース・メンデルという英国女性作家の11話ものお話は、ミステリーに慣れていない私にも楽しめるものだった。

特に『コインの落ちる音』
読み終わりの、「あ〜、なるほど」としっくりきた解き明かし。
“すとん”
と私の中にもコインが落ちたようだった。

私の読んでいる現実には、起こっていない事件や事故。
そんな安全な場所でざわざわしたり、鳥肌が立ったり、謎が解けては感心したり。
のんきに、ぐうたらしながらも私の心拍数は安定しない。

なんて、贅沢。

そういえば、最近は名探偵コナンの映画を週末よく見ているな。

私の本棚にミステリー小説が並ぶのも、
そう遠くないかもしれない。

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