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『山種美術館 日本画アワード』 山種美術館

小雨降る中『山種美術館 日本画アワード seed2024』に。行きすがらの坂道は寒さに震えましたが見た後はとても良い気分に。日本画家の発掘、育成の為に継続されているの素晴らしいです。

大賞の北川安希子《囁きーつなぎゆく命》だけでなく、展示されている入選作はどれも秀逸。

中でも良かったのがこちらの2作品。
小針あすかの《珊瑚の風》と柳沼至の《邂逅》。

《珊瑚の風》 小針あすか
《邂逅》 柳沼至

並べると色彩、印象、真逆のイメージですね…

《珊瑚の風》は女性の服の模様もよく見ると珊瑚っぽく、かつ独特の透明感。そして何より同じ向きで眺めてる猫🐱がとってもかわ綺麗に描かれてます。リアルと透明感の間といいますか、肉球まで良い感じです。(画像だとそこまで伝わらないかもですが…)

そして《邂逅》ですが、こちら日本画とは思えないインパクトで初めて鴉がカッコいいと思ってしまいました。カルメンぽいねと話してる方もいましたが、自分的には威風堂々で神々しい印象。
単独展示のように眺められる場所と光量多め?な照明の当て方も作品を際立たせていました。
柳沼さんはまだ21歳の大学生のよう。これからの作品楽しみ。

他の入選作も日本画とは思えない多様なジャンルで、海外の作家さんも複数。他の作品も見てみたい作家ばかりでした。寒い中行って良かったです。

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