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【アート考察】no.1 ジャクソン・ポロック作


閲覧ありがとうございます。M1です。

今回は抽象画の王道、ジャクソンポロック作【No.1】を紹介します。



作品概要

作者 ジャクソン・ポロック
作名 No.1(ラベンダーミスト)
年代 1950
作法 油・エナメル・アルミ



何を描いたのか?


この絵は何を描いているのでしょうか?

作名にラベンダーミストとあることから、ラベンダーを描いていると想像してしまいます。

みなさんにはラベンダーが見えますか??


私にはラベンダーを見つけられませんでした。

ではなぜラベンダーなのか。

このような時、可能性としてあるのは

  1. ラベンダーミストを使って描いた

  2. ラベンダーを抽象化しすぎて分からない

  3. そもそもラベンダーを描いてない

の3つくらいだと思います。

ネットで調べてみると、

ポロックは作品の完成後にラベンダーミストと名付けた

と書いてあるものがありました。

そのためラベンダーについては描こうと思って描いていないと思われます。




では何を描いたのか


ポロックの描き方はアクションペインティングと呼ばれています。

発端はユング派の分析心理学なのですが、簡単に言うと、

無意識の美を追求

したと言えるでしょう。

心理学の巨匠といえば、フロイト、アドラー、ユングの3人が有名です。

ポロックは、このうちのユングの理論に影響を受けたと言われています。

ではユングの心理学とはどんなものなのか。

簡単に言うと、
フロイトは無意識を悪と捉えていたのに対し、ユングは無意識こそ美だと捉えていました。

だからこそ、この絵は

何も考えずに描かれている

ように私は見えます。

そして何も考えないことが美しく、つまりこの絵は美しい。と言うことに思えます。



おわりに

今回はジャクソン・ポロック作『No.1』を紹介しました。

皆さんはどんな感想を持ちましたか?

よかったらコメントで教えてください。
アートに正解はありません。
みんなで意見共有しましょう。

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