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【アート考察】月-女性が円を切る


閲覧ありがとうございます。
M1です。

今回はジャクソン・ポロック作【月-女性が円を切る】を紹介します。



作品概要

作者 ジャクソン・ポロック
作名 月-女性が円を切る
年代 1943



この作品をどう見るか

さて、上記作品を見てどんな印象を受けましたか??


何が何だか分からない方もいるかと思います。

実はこの作品、ネットで調べても解説が出てこないほどマニアックです。

作者のポロック自身はとてつもなく有名なアーティストですが、本作は解説を探しても見つかりません。

そこで

今回は推測多め

で話していきますのでご了承下さい。


しかしジャクソン・ポロックと本作の関連についてで一つ知っておいて頂きたい知識があります。

ジャクソン・ポロックはネイティブアメリカン系美術やピカソなどに影響を受けていたと言われています。

そしてシュルレアリスムの画家たちと共に作品制作を行なっていました。

シュルレアリスムについてはサルバドール・ダリの紹介記事で詳細に書いています。

要は、

ザ・現代アート!な系譜を辿っていった画家

ということで良いと思います。
(そして現代アートの巨匠と呼ばれるようになります)



何の絵か


あらためて今回の絵を見てみましょう。

何の絵に見えますか?

私には民族系の服装をした人と刀が見えます。

画面右の赤い部分と上半身、下の白い部分が下半身で太めのズボンを履いてるように見えます。
また右上の頭の部分には部族系の頭飾りのようなものも見えます。

そしてそのすぐ左側に白い刀があるように見えます。

そしてその刀は画面左の三日月の形をしたお化けが持っているように見えます。


さてこの上で私の感想としては、

この部族の信仰を表している絵

です。

もう一度整理すると、この絵は部族・刀・月のモチーフが私には見えました。

その上で月が刀を持ち部族に襲い掛かっていて、部族は迎え撃っているように見えます。

これは月が恐怖の存在として信仰されている部族であることを表しているように思えました。


ポロックはもともとネイティブアメリカンの影響を受けていると言われていますので、この部族とはネイティブアメリカンを指しているかもしれません。

しかし実際のところは分かりませんので今は言及しないでおきます。



これはあくまで私の感想なのでみなさんの感想も是非聞かせてください


私の感想はポロックに関する数ある情報のうち、『ネイティブアメリカン』にフォーカスしたものです。

ピカソに影響を受けた点を考慮すると、キュビズム的絵画だと予想でき、左上の次のように見えたものは女性の胸部のようにも見えます。(白い部分が乳輪)



おわりに


今回はジャクソン・ポロック作【月-女性が円を切る】を紹介しました。

ジャクソン・ポロックは超重要人物で私は個人的に大好きな作家です。

そのため今度は他の有名作品も取り上げたいと思います。

ぜひコメント欄で皆さんの感想も聞かせてくださいね。

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