件の脚本家さんについて思うこと。
なかなか、触りにくい話だけど、色んな考察とか想いとかに触れつつ、
あくまで個人的意見なのだけど……。
脚本家さんを責めないでって意見がある中、この人のSNS上の発言で炎上し、原作者さんを追い詰めたわけだよね。
何も言わなければ、ここまでの事態になってないとは思うので、口を慎むべきだったんじゃないかと思うことは確か。
っていうか、思うことがあっても書き方? 自分が書いたわけじゃないっていいたいんだったら、原作者の方の強い要望でお任せしました、の文言だけでよくね? なのに、なに謎マウント取ってんだろ。
誰の作品だと思ってんだ? という感じの投稿で。
まあ、基本、クリエイティブなことをやってる人ってのは、それなりに承認欲求が強い人だというのは間違いないとは思う。
かつ、この方の経歴というか、噂で『元歌手』っていうのを見かけて、「あ~~~!(大いに納得)」となった。
これも超個人的意見なんだけど、仕事で演奏したら、バンドなどの音楽活動をしていく中で、ボーカリストってのは「あたしが主役! バックバンドは添え物!」思考の人が多いんですわ(あくまでアマチュア、セミプロレベルの人の話だけど)。
まあ、確かに、前に出る人でバンドの顔扱いされてるからそういう思考になるのは分からんでもないんだけど、演奏家からすると「は? ロクに音楽(理論とか構成とか)分かってねーのに、何勘違いしてんの?」と思われがちだと思う。
っていうかね、もちろん、私がたまたま出会えなかっただけで、謙虚な方も大勢居らっしゃると思うし、レベル相応の性格の方もたくさんいらっしゃるとは思う。
だし……圧倒的に凄いレベルの方はその域には居ないんだとは思う。
なんか思うのがさ、歌なんてうまい下手ともかく誰でも歌えるじゃん(故に、とっつきやすさによる競争率の高さから大勢の中から選ばれた感があるのかな??)。
楽器は演奏の仕方分かんないと弾けないからね。
ただ音を出すだけでも難儀なものもあるし、プロとして人前で演奏するならかなりの修練が必要だと言っていいというか……。
にもかかわらず、歌い手っていうと、別にそこまでうまくなくても、歌手やってる人もいるのはいるよね。
なんだろ、あの程度なら自分にも歌えるって思わせるレベルの方が大衆ウケよかったりするのかな?
声質が安心するとか、妙に魅力を感じるとか、実力以外の要素はあると思うけど、バックバンドがその歌と同等レベルだと成立しないじゃんね?
すいません、ボーカリストを揶揄したいわけじゃなく、あくまで実力中途半端で実際の歌唱力と現実の能力がマッチしないというか、自分が超絶巧いと思ってる勘違いした人(ぶっちゃけ性格の悪い人)の話です。
個人的に結構、ボーカリストに振り回されて嫌な思いをしたということがあったもので(思いっきり私情だった!)。
話は戻って……安易に歌手だから承認欲求が超絶巨大だという風に関連付けるのはよくないかもしれないけど。
まあ、ぶっちゃけ歌手としてうまくいくほどの実力も人気もない人が脚本家に転身したって感じなので、元々脚本家畑の脚本家の方より「あたしが主役、あたしの脚本のお陰でドラマが造れてる! あたしの作品なのよ!」っていう思考になりがちなのかなあと思う(私のイメージでは)。
歌を聞いたことがないので知らんけど……お上手なんですか(懐疑的)?
いや、ブロードウェイに立ってもおかしくないくらいの実力の人が間違って転身したってケースも考えられる(?)ので、あくまで個人的な勝手な想像ですが。
って、今、なんとなく検索したら出てきたので、お歌聴かせていただきました……「うん……なるほど」。
とりあえず、原作者の方がいらっしゃるのなら、謙虚に裏方に徹した方がよかったんじゃないかという気はする。
ご冥福をお祈りします……って、簡単に言える話じゃないよ。
なんで物凄い才能を持った人が、人生の幕を引かなきゃいけなかったんだよ、って思いますね。
悔しいです。本当に。