【ニュース箱】豚肉値上がりと肉消費傾向
2024年6月21日、日経新聞朝刊
豚肉値上がり、輸入豚肉卸値が一年間で4割上昇、背景には生産コスト高、円安、豚の伝染病の発生など供給面での懸念、特に欧州産は中東情勢によるスエズ運河の混乱で物流コスト増があるも東南アジアや韓国も近年調達を増やしているがゆえに生産者も値上げに強気らしい。
これに引きずられ国内畜産分も値上げ傾向にあるらしい。
欧州産の豚肉といえば数日前に中国がEV車への追加関税への対抗として反ダンピング(不当廉売)調査を開始したとの報道があった。
調査には少なくとも一年以上を要するとされているため豚肉輸入に影響が出てくるのはかなり先になりそうとのことだから、現状では東南アジアや韓国のみならず中国からの需要多という側面もあるのだろう。
ところで実は、他国のみならず実は日本での消費量も22年までの統計では増加していたようだ。
下記のグラフは政府統計のe-statから農林水産省のデータをグラフ化したものだ。
近年牛、豚、鶏の3種の1日ひとりあたり粗食料を足してみたところ140gであり、10年で20g増え15%くらいの増加となっている。
牛は横ばいだが豚と鶏は増えている。
ここ10年でも知らず知らずのうちにもっと贅沢になっていたということなのだろうか。
もちろんコロナと物価高で生活苦になっている前までの統計だから、今はもう少し減っているような気もする。
少なくとも値上がりしてるなら少し我が家でのお肉の消費量を減らしてみようかな、と思った。
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