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失われたユダヤの龍宮城『隠岐』の謎を 読んで隠岐の島へ行った話

トップ写真 隠岐の島のハブ港 西郷港 高い建物は宿泊したホテル


たまには外から見ることも大切

ここのところ、阿波の神社ネタから離れ、
離島シリーズを書いてます。
まずは対馬と壱岐島。
ご紹介してきました。

そして今日からは隠岐の島編へ突入します。

通説とは異なる古事記阿波説。
私はとても面白く、説得力もある。
そう思っているのですが、
阿波の中だけを見るのではなく、
外から見ることも重要。

いろいろな場所を訪ねることで、
古代阿波と各地方のの繋がり。
見えてくることもあるのです。

思考もそうですが、
煮詰まった時は離れてみる。
そうすることで、小さな視野から大きな視野へ。
俯瞰して考えることができます。
私の場合ですが。

隠岐の島を訪れるきっかけとなった本

私が隠岐の島を訪れるきっかけ。
mu booksシリーズ。
『失われたユダヤの龍宮城 隠岐の秘密』
という本を読んだこと。

著者は飛鳥昭雄さんと三神たけるさん。

月刊ムーを読まれてる方ならお馴染みの著者さん。

正直、どこまで本当の話で、どれが作り話か。
受け取る側も困惑してしまう内容。
書いてる著者さんは至って真面目かも?
しれませんが、

古事記の世界が九州か畿内か。
はたまた阿波か岡山か。
なんてスケールの小さな話ではなく、
世界レベルのスケール感にて、
日本の宗教について書かれているストーリー。
そしてそれが妙に説得力ある。

古事記の世界が阿波とは書いてませんが、
私にとっては、
こんな論もあるのか~。
てな感じで、
とても面白く読ませてもらってます。

天照大御神はイエスキリスト???

例えば、
そもそも神道が古神道の時代。
多神教では無かった。
造化三神と呼ばれる天御中主神、高皇産霊神、
神産巣日神を祀っていた。
古事記編纂の際、藤原不比等さんによって、
八百万の神に変えられた。

先日、
ご紹介した対馬の和多都美神社の三柱鳥居。
あの三柱は元々、
三柱の神を祀っているという意味。
三柱の神様を拝むから、
神社へ行くことを三拝→参拝という。

対馬 和多都美神社 三柱鳥居 

神社の参拝形式。
二礼二拍手一礼。(出雲大社は違う)
ですが、明治時代までは、
三礼三拍手一礼だったとか。
これにより、造化三神の存在感。
益々薄くなっていった。

出雲大社は柏手は四拍手

他、天照大御神様。
元々は男の神様で、
実はイエスキリストである。
つまり、伊勢神宮はキリストを祀っている。

伊勢神宮 

ほんの一例ですが、
常識の枠がぶっ飛んでしまうくらいのスケール感。
雑学として読むには痛快過ぎる著者さんです。

封印されてきた隠岐の島の島後

伊丹空港から飛行機で50分。
隠岐の島空港へ到着。

あっ、
これも上記の本に書いてあったのですが、
隠岐の島と呼ばれてる場所。
いくつもの島が、
集まっているのを相称して隠岐の島。
と呼ぶそうです。

隠岐の島 水若酢神社にあったポスター 島後は親島という

そしてなんと、
隠岐諸島の中でも島後と呼ばれる大きな島。
最近まで島に名前がついていなかった。
不思議な話ですが、
この件について上記著者の飛鳥さん。

意図的に封印されたと書いてます。
陰陽師の例を出し、
名前が無ければ呪えない。
呪術が使えなくしたのだとか。
実際は存在するのだけれど、
名前が無いから探せない。
偶然ではなく、仕掛けた連中がいる。
それは古代の呪術師による仕掛け。

晴明神社 五芒星

そんな情報?を持っていたので、
ワクワクの隠岐の島訪問でした。
そして、飛行機が着陸するのも島後です。

隠岐の内宮といえば伊勢命神社

早速、飛鳥さんの本に書かれている
重要な神社4社のうち、
隠岐の島では、
内宮と呼ばれている伊勢命神社へ参拝。

伊勢命神社正面から

飛鳥さんが挙げている4社の中、
一番小さな神社でした。
飛鳥さんも著書の中で、
最も重要な神社は、最も小さな神社である
伊勢命神社である。
と、書いてます。

祀神の伊勢命は天照大御神のこと。
元々、伊勢志摩に住んでいた海人族。
代々、磯部氏が祭司を務めてたことから、
(現在は磯部氏から八幡氏へ変わった)
伊勢志摩にある地名、磯部を根拠として、
伊勢志摩に居た海人族が、
隠岐の島へ伊勢信仰を持ち込んだ。

本にはそんな内容が書かれてましたが、
そこは、私はなんとも言えません。(笑)

でも神社を守る神官家。
神代からの系統が多く残っている。
すごいことですね。

ご由緒

エルサレム神殿との共通点

また、
この伊勢命神社他、重要な三社の共通点について。
飛鳥さんは面白いことを書いてます。

神社の拝殿を背にして鳥居方面を見る。
すると、鳥居の向こうに三角形の形の山がある。

隠岐の島 玉若酢神社鳥居から

この山はご神体山に対する神奈備のようなもの。
隠岐の他、
古代祭祀族忌部氏が関わる古い神社でも、
同じ構造を見ることができる。

これ読んで、単純な私は、
これが答えやん!
(神社がどっから来たかの)
と、思ったのですが、
事はそんな単純ではないのかもしれませんね。(笑)

更に興味深いこと。
これも飛鳥さんの本から。

実は、
このような神社配置と同じような配置を取るのが、
イスラエルにあるエルサレム神殿。
モリヤの丘に立つエルサレム神殿。
至聖所と聖所、そしてオリーブ山が一直線に並ぶ。

エルサレム旧市街外から
エルサレム城壁外から 円柱みたいなのがユダヤ教のシナゴーグ
有名な 嘆きの壁 丈夫過ぎて破壊できなかった 色が黒い部分

ちなみに平安京をヘブライ語でエルサレムと言う。

どうお感じになるかは自由です。(笑)
ですが、エルサレムにも行ったことがある私。
すごく楽しめる本なのです。

神社周りの風景も楽しめます

伊勢命神社自体は至って普通の郷社という感じ。
私が参拝した時、おそらく氏子のおばあちゃん。
黙々と一人、境内の草を刈ってました。

変わった形の狛犬以外は、
特にスゴイものはありません。

隠岐の島に多い 狛犬の形
伊勢命神社拝殿と本殿
名神大社です

ただ、非常に穏やかな気が流れており、
そこに神様はいらっしゃる。
そんな気分にはなれました。

鳥居外に流れる小川。
日本の原風景を見ているような美しい景色。
思わず写真撮ってしまいました。

伊勢命神社前の小川

車で少し走ると観光名所ろうそく岩があります。

ろうそく岩

今日から隠岐の島編に入った島シリーズ。
一回目の今日は隠岐の内宮。
伊勢命神社について、
『失われたユダヤの龍宮城 隠岐の秘密』
から引用しながらお伝えしました。

次回からは更に面白い隠岐の島の神社。
ご紹介させていただきます。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。



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