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絵本のある子育て

※絵本のある子育てが絶対良いとか、絵本は絶対読むべきだ!とか言うものではありません。あくまで私一人の思い出話と経験談です。

我が家は絵本のある子育てをしています。理由はすごく簡単で、実家に絵本がいっぱいあったから。いっぱいあるし、絵本の読み聞かせは苦でもないので続けています。


全部出すと多すぎるので小出しにしている本棚。全体の1/5くらい。

「絵本のある子育て」と私

実家の絵本たちは、両親が購入してくれていたものです。なんでも、母が子育て中に子供とどうやって過ごしたら良いのか悩んだ末にたどり着いたのが童話館のぶっくくらぶ。

姉と私の二人分の絵本の定期便を頼んでいました。
本が届いていたことは、私の記憶にもしっかり残っています。確か、中学生くらいまで、月に一度、自分の名前で届く小包を楽しみにしていました。
おかげで、部屋の壁一面が本棚になっていました。
新しく届いた本も今までに届いた本もほぼ全て読んでいて、何回も読み込んだせいなのか、背表紙を見るだけで本の内容もわかるようになっていました。(今は忘れているものも多いです。)

「絵本のある子育て」と息子

そして時は流れ、私も親になりました。出産後しばらく里帰りしている間、まだ生まれたばかりの長男に母は絵本を読み聞かせていました。

生まれたばかりで、目の開いている時間も少ない赤ちゃんに見せても早すぎるんじゃない?と思いました。(反応ないし。。)
この時、私は母から子供との過ごし方に迷って絵本の定期便を頼むようになった話を聞きました。その時はへえ~それで本が届いてたのか~ぐらいの感想で、そこまで熱心に子供に絵本を読もうなんて思っていませんでした。

里帰りから自宅に帰るとき、とりあえず、3冊くらいの絵本を持って帰りました。それからしばらくは、気が向いたら絵本を読んでみるか~くらいの感じで絵本を読んでいました。

3か月後くらい、絵本を読むと長男坊が喜ぶ様になりました。反応があると面白いので、実家に行った時に何冊か追加で絵本を持ってきました。

半年後くらい、昼寝の前に絵本を読んでいると寝るようになりました。それまで、ミルクや母乳を飲んで寝落ちしていたので、これは良いチャンスだと、絵本で入眠に切り替えました。

立ち上がるようになると、絵本を本棚から全部引っ張り出すようになりました。そして、ページを破るので、この時期は絵本は簡単には手の届かないところへ避難させていました。

1歳を過ぎると、絵本についているものを指さして、これは何?と言う感じで「んっ」と言ってくるようになりました。しかも同じ絵本ばかり。何回も何回も同じ本の同じページで指さすので、丸暗記してしまいました。私が。


長男が指さしまくった絵本

1歳半くらいから、徐々に少し長い絵本でも最後まで聞いてくれるようになりました。やはり、途中で中断されるより、最後まで読めたほうが私の気持ちは良かったです。

2歳ぐらいから、一つの絵本に固執することが減ってきたので、読める絵本が増えました。

3歳の今は、読んだ絵本を暗唱していたり、1人で絵本を音読したりしています。若干文字中毒気味。なんか凄すぎてコワい。。

次男にはなかなか読めていないけれど、1歳半の今は何冊か最後まで読める絵本が増えてきました。

絵本のある子育ての感想

絵本のある子育てで育ち、絵本のある子育て真っ最中の私の感想です。
私は子供と過ごす時間の中で絵本を一緒に読むのが一番好きです。絵本を読むだけで良いから、とってもラク!だし、昔の絵本を読むと、忘れていた絵本の記憶を思い出せるからです。この本は好きだったな~とか、怖くてあんまり読めなかったな~とか、子供の自分が読んだ時の気持ちを思い出してきます。そして、子供の頃捉えていたことが、大人になって読み返してみると全く別の捉え方ができるんです。怖いと思っていた描写がそうでもなかったり、つまらないと思った話が、親目線だとウルウルきたり、これは名作だと思っていた話が、奇天烈だったり。不思議な気分になります。


不思議ワールドな絵本

そして、子供達と読んでいるときの記憶も新たに絵本に刻まれているなあと感じます。長男が小さい頃に読んだ絵本を次男が同じ年頃に読むと思い出す感じです。
子供達の思い出もそれぞれに絵本の中に刻まれていくといいなあと思います。そして、大人になった彼らに当時の絵本の感想を聞いてみたいです。

実家の絵本たちは、新しい家に一緒にお引越し予定です。こじんまりとお家図書館のようなものを開いてみたいなあと密かに画策しています。

絵本はいいぞお~



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