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自己都合退職後、ワーホリ行って失業手当をもらう方法があるらしい

約3年勤めた会社を退職して、今夏にワーキングホリデーへ行こうと考えております。
とはいえ実際に仕事を辞めてしまった後のことを考えると、

「仕事を辞めて海外で働いてみたいけど、その後のお金が心配だなぁ…」
とか
「海外なんてそもそも行く資金無い」

といった不安があり、なかなか行動に踏み切れませんでした。

しかし失業手当という制度をうまく活用すれば、ワーホリに行ったとしてもその後40万円前後の手当を受け取ることができるので、比較的負担を減らすことが可能と言うことが分かったので記事を書いています。

こちらの方法については実際にハローワークの職員さんに質問して可能だと言う情報を得られたため、かなり再現性が高いかと思います。

本記事は

・自己都合で退職したから失業手当なんてもらえないんじゃないか
・ワーホリに行くなら給付金なんてもらえるのか
・そもそも退職後にお金なんてもらえるのか

と考えている社会人の方向けの内容です。


ワーホリと失業手当は両立可能なのか?

結論から言うと、

ワーホリに行っている最中はもらえないが、
帰ってきてからであれば受給できます。

多くの誤解や思い込みとして、

「ワーキングホリデーに行くと収入が発生してしまうため、
失業手当をもらうことはできない」

「自己都合退職して、病気でも無いのにお金なんかもらえるわけ無い」

といった認識あるかと思います。

自分も自己都合で退職したとしても、お金がもらえる制度があるとは知らなかったので、知った時かなり救われた実感があります。

失業手当およびその後の再就職手当なども含めると、
直近半年の平均月収30万前後の方で合計46万円もらえる計算です。

転職活動の資金としても大切な資金となるので、これは申請を申し込まない理由はないですよね。

受給条件

「失業」という名前のため誤解されがちですが、転職などを始めとする自己都合退職や、懲戒処分の場合でもこちらは申請可能です。

実際に失業手当を受けるために申請を行える人は以下の条件を満たす必要があります。

1)ハローワークに来所し、求職の申込みを行い、就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にあること。

2)離職の日以前2年間に、被保険者期間(※補足2)が通算して12か月以上あること。
ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可

自分に受給資格があるかどうか不安な方は、一度ハローワークの職員の方に相談してみることをおすすめします。

失業手当をもらうためのロードマップ

下の図は失業申請を行ってから実際に受給が開始される前のおおまかな流れです。

1つずつ解説していきます。

失業申請

失業をしたこと・失業手当受給を希望することをハローワークに申請します。

この申請がないと失業手当を受けるための審査を受けられないため、失業手当を考えている方はなるべく早く申し込みを行いましょう。

ちなみに失業申請は、離職した翌日から申請可能なため退職したその日に申請を行うことはできません。


①待機期間

この期間はアルバイトなど他の収入があると失業手当をもらえなくなる可能性があります。そのため待機期間中は収入が発生する活動を制限しましょう。


②制限期間

失業の申請をしてもすぐに給付金がもらえるわけではなく、2ヶ月の制限期間というものが設けられています。
この制限期間中は失業手当を受け取ることができません。

この制限期間が鍵です。
退職後収入もなく2ヶ月の空白期間が空白期間ができてしまうため、時間の大切さを身にしみて社会人の方にとってはかなりもったいないですね。

一般的な転職であればこちらの期間内に次の職場を見つけることも可能かと思います。

5年間に2回以上自己都合退職をしている方の場合は、この制限期間が3ヶ月に延長されるため、注意が必要です。


③給付期間

この給付は基本的には認定日と呼ばれる手当を受けるための審査の日のようなものがあります。

この特定の認定日には必ずハローワークへ出向き、認定を受けなれば失業手当を受給することができません。

詳しい内容はここでは割愛させていただきますが、認定を受けるためには2回以上転職活動へつながる活動を行なったことを報告する必要があります。

ちなみに転職サイトなどで企業へ応募する場合は、1回でOKとのことでした。

転職を前提として失業手当を考えている方にとっては、そこまでハードルの高い条件ではないかと思います。

実際の支給額計算などは長くなってしまうため、別途解説記事を書こうと思っています。

と、上記でお話ししたように実際に支給されるまでの期間としては、約3ヶ月あるため、その期間の過ごし方が鍵となります。

給付制限期間中にワーホリへ行ってしまう

上記で受給までの期間について解説致しましたが、
待機期間終了後にワーホリへ行ってしまい、戻ってきたら受給を再開する
と言うのがおすすめの方法になります。

これで2ヶ月の制限期間を活用し、かつ失業手当も受給できます。

下記が実際自分が退職後に考えているワーキングホリデーとその後の転職計画になります。

ざっくりまとめると、

1)退職後失業申請、賃貸を解約、荷物を実家へ移動
2)1回目の認定日の後から留学&ワーホリへ出発
3)認定日を6ヶ月分すっ飛ばし、帰国後アルバイトと転職活動
4)認定日8回目から失業手当を受給、転職活動
5)就職が決まったら再就職手当も受給(願望)

流石に見積もりが甘い可能性もあるので、近況などは引き続きnoteで共有していきたいと思ってます。

まとめ

以上がワーホリと失業手当を両立する方法になります。

今の職場環境や生活を変えて、新しい一歩を踏み出したいと考えている方の参考に少しでもなればいいなと思って書きました。

調べてみると退職後の救済制度というのは割と応用が効くようで、自分のライフスタイルに合わせて受給が可能なようでした。
もちろんその際の条件は満たす必要はありますが。

転職活動を行いながら最大までアルバイトでお金を貯める方法再就職手当などについては、別途解説記事を出したいと思います。

それでは〜


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