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【読書日記】 ベストセラー「学び効率が最大化するインプット大全」も読む

著者樺沢紫苑さんのベストセラー「インプット大全」と「アウトプット大全」。必ずセットで読もうと思っていました。


第1刷:201983
発行元:サンクチュアリ出版
著者:樺沢 紫苑
内容:学びが脳にとどまる人と、すぐに消えてしまう人の違いは何か?読書、勉強、記憶、情報収集etc…限られた時間で良質な学びを手に入れる、日本一アウトプットする精神科医が教える、脳科学に裏付けられた勉強法。


ちなみに、「アウトプット大全」の読書日記はこちら。読んでとてもすっきりしたことは確かです。読後も「脳の棚卸し」を心がけています。


「アウトプット大全」に続き、今回の「インプット大全」も、理論的で、具体的なアドバイスが盛りだくさんでした。

最も印象に残った言葉は「確証バイアス」


「確証バイアス」とは、自分の支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視、または集めようとしない傾向のことを言います。

本を読む時には、自分の意見や判断はいったん白紙にし、真っ白な状態で読み進める、判断は本を読み終わってからすればいいということです。

こういったことは読書に限らず、いろいろな場面でも起こりうることでしょう。

他の人から「あの店は美味しくない」と聞かされると、自分は食べたことがないのに「そうなんだ」とそれを事実のように感じてしまうことがあるでしょう。
そして、別の機会にその店の情報を得ても「いや、あそこはおいしくないから」とそれ以上、よい情報を得ようとしなくなることがあります。

先入観ですよね。

自分は食べたことがない、おいしいかどうかは自分が判断するものなのに。

「確証バイアス」がかかると、その後のインプットはどんどん偏ったものになっていきます。

そうならないために、著者は「3点インプット」を薦めています。

私は今、人生の第二ステージについて考え中です。
まさに「3点インプット」の方法をしていることに気づきました。

・定年後、仕事をしないで過ごしている人
・定年後、自分で事業を始めた人
・定年後、再雇用で仕事をしている人

三者三様の姿を拝見したり、お話を聞いたりすることで、徐々に自分のしたいことが具体的に作られてきています。

おそらく、どなたか一人のお話しか聞かなかったら、私の判断はグラグラとぐらついたものになったかと思います。

これからもバランスの良いインプットを心がけたいと思います。

物事を判断する時にはまずニュートラルな状態で、
本を読む時にも、まっさらな状態で、ですね。



そのインプットの内容は情報なのか、知識なのか


なんでもインプットすればよいというものではありません。

インプットの内容には2つあり、

一つは情報。これは新聞などのニュースで刻々と変わるもの。
もう一つは知識。こちらは書物などから得られる、時間がたっても変わらないもの。

インプットする時に、それが情報なのか、知識なのかをきちんと知ることが大事だと言います。なぜなら、本当に必要なものなのかどうかを見極めるためだからです。

情報と知識の最適バランスは3:7以下ということです。
なるほど、どうでもいいものは初めからインプットしないようにすることも大切なのですね。



私がすぐにできそうなインプット術

私がこの本から学び、必要な情報を効率的に得るためのインプット術のうち、すぐにできそうなことをあげてみます。

SNSで、キュレーター(その分野の情報を整理、選択して、重要な情報だけを発信してくれるキーマン)をフォローする
・あることを調べたい時に、複数の情報源のものを検索し、比べたり共通項を見つけたりする
・ウェブ上の情報をPDFファイルで保存する
YouTubeで自己成長につながるコンテンツを見る
Googleアラートで関心のある記事をピンポイントで送ってもらう
・検定を受けて脳活をする
・休憩の時に「ちょっとスマホ」とスマホを触るのではなく、運動する
・場所ニューロンを活かし、同じことを複数の場所でやる

中でも、YouTubeは最近その良さが感じています。私の好きな分野であるアートに関わる、すばらしい動画がたくさんあることに気づいたのです。文字だけでは理解しにくいものでも、視覚情報と聴覚情報という圧倒的な情報量で理解しやすくなるのですね。 


最後に


一番学ぶべきは「自分自身」についてであるといいます。

何が好きで何に感動するかということを改めて考えてみることが自己洞察力を高めるらしいです。ぜひやってみようと思いました。

自分と向き合うインプット自分と向き合うアウトプット新しい行動を起こす

この循環が自己成長を促すのですね。



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